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なぜ、アニメーション動画をやっているの?

以前自分のブログやLinkedInに投稿した内容と重複しますが、「なぜ、アニメーション動画なんてやっているのか?」みたいなことを書いてみたいと思います。

僕がよく仕事で制作しているビジネスPRのアニメーション動画。僕自身は単にモーショングラフィックスと呼んでいますが、海外ではExplainer Videoみたいな表現で言われています。そのまま訳せば、説明動画とか解説動画といった感じです。

この「説明」とか「解説」という部分。
この動画、もう少しこうしたら説明分かりやすくなるのにな〜とか、動きをもう少し遅くしたら見やすくなるのにな〜とか、色々な人の動画を見ていると、職業柄、度々気になることがあります。
また、自分が編集マンとして仕事に関わる場合、本当はこうしたほうが良いと思うんだけれども、ディレクターにも自身の考えがあるので、意見が通らなかったりすることも(最近はあまりないけど、時々)あり、何だかもどかしいなと思うこともあります。

動画編集なんて100人100通りで、たった1つの正解みたいなものは無いのですが、僕は僕なりに、動画に対する軸みたいなものを、この二十数年間の仕事の中で持つことができました。その軸を持って、動画で「説明」する内容を、もっと皆に分かりやすく伝えたい! 企業さんが伝えたいメッセージを、皆に伝わるようにお届けしたい!

そんな思いみたいなものがコアにありました。
じゃあそれをどうやって伝えていくのか? もちろん普通にカメラで撮影して編集してっていう実写表現でも良いと思うのですが、実写だけだと、ちょっとうまく伝えることが出来ないな〜と思うことがあります
そこで僕の場合は、図や写真、グラフィックなどを動かしてアニメーションさせることで、もう少し視覚的に分かりやすく伝える、という方法を選びました。

選んだと言っても、そういった仕事ばかりしてきたので、自分にとってはそれが自然でしたし、アニメーションだと色んな動きができて遊び心もあって楽しいでしょ?みたいなことも思ったりして、ただ自分が楽しいだけなのかもしれないのですが、見ている人に「楽しく分かりやすく伝える」みたいなところが映像制作者としての自分なりの「あり方」なのかな?と、頭の整理をしてみて感じているところです。

現在40代半ばで、それなりに歳を重ねてきたわけですが、モーショングラフィックスのお仕事、何だか今一番楽しく感じております。自分の知らない表現とかテクニカルなこととか、まだまだいっぱいありますし、そういうのを知るとますます楽しくなってきます。そしてそれを自分でも試してみたくなる!
僕は根っからのプレーヤーだなと自覚しておりますが、おそらく生涯作り続けていくことと思いますので、皆さま今後とも末長くよろしくお願い致します。

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