Adobe Creative Cloud アップデート After Effects(16.1)の新機能

2019年4月Adobe Creative Cloud ビデオオーディオツールのアップデートがリリース。

更新のためのベストプラクティス

アップデート前にすべてのプロジェクトとメディアをバックアップすることをお勧めします。

互換性の問題を回避するには、既存のAfter Effectsのインストールと同時に新しいバージョンをインストールしてください。

これにより、自分のペースでプロジェクトをバージョン16.1に移行できます。 Creative Cloudではアドビアプリケーションの自動更新が可能ですが、この機能はビデオユーザーにはお勧めできません。

システム要件を確認して、ご使用のハードウェアがAfter Effectsの最新バージョンをサポートしているかを確認してください。

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コンテンツに応じた塗り潰し

After EffectsではPhotoshopで初めて導入された「コンテンツに応じた塗り潰し」の機能をビデオに応用。不要なオブジェクトを削除してショットをクリーンアップできます。

ユーザーは単純に要らない部分をマスクで指定して切り取抜くだけ。「ウィンドウ」>「コンテンツに応じた塗りつぶし」を選択するとパネルが表示。

マスクを追加したレイヤーの描画モードを「減算」にします。

パネルで「塗りつぶし方式」から「塗りつぶしレイヤーを生成」をクリック。選択したレイヤーの上に塗りつぶしレイヤーが追加されます。

Adobe Sensei(AI)を使いインテリジェントに背景画像を隣接するピクセルや他のフレームから見つけ出します。

オプティカルフローや3Dトラッキングなどの技術を取り入れ、オブジェクトの動きと奥行きを推定して代替背景を組み立てます。

塗りつぶし方式は「オブジェクト」「面」「エッジブレンド」の3つから選択。

「オブジェクト」は動きのあるオブジェクトを削除するのに有効。

「面」は表面の動きの推測はおこなわず、静的な表面に最適です。

「エッジブレンド」はエッジのピクセルをブレンドします。高速にレンダリングし、紙の上の文字やテクスチャのない静的なオブジェクトを置き換えるのに最適。

複雑なショットは、Photoshopで編集した「参照フレーム」を使い結果を絞り込みます。

単一のフレームを作成してPhotoshop で開きクローンやパッチなどのツールを使い、参照フレームを作成します。作成されたフレームは塗りつぶしレイヤーの中身を学習するために使用されます。

照明やカメラの角度が変わる場合は、複数の参照フレームを作成することもできます。

参照フレームはデフォルトでは「PSD」ファイルとして保存しPhotoshopが開きます。この機能を無効にすると8bit、16bitの場合は「PNG」、32bitでは「EXR」で作成されます。

出力ファイルは逆にPhotoshopファイルとして書き出す機能が無効でPNGかEXRシーケンスとして書き出されます。

こちらのガイドでは、AdobeStockの無料素材で試すことができます。

エクスプレッションエディタの改善

新しいエクスプレッションエディタは行番号、構文の強調表示、コードの折りたたみ、自動補完などの機能を備えた最新のエディターです。

環境設定パネルのスクリプトとエクスプレッションでカスタマイズしたり、テーマの保存や読み込みが行えます。

よく使うエクスプレッションが自動的に入力されたり、コードのエラーが直ぐに特定されるためエラーを探す必要がなくなります。

パフォーマンスの向上

次のパフォーマンスの向上があります。

プレビュー再生中にコンポジションパネル、レイヤーパネル、フッテージパネル、タイムラインパネルなど低い優先度の低いUIの更新頻度が少なくなり全体的に再生パフォーマンスが向上。特定のリアルタイムで再生できない問題を解決します。

「プロジェクト設定」> 「ビデオレンダリングとエフェクト」「Mercury GPU高速処理」の場合「色を変更」「ラフエッジ」がGPU処理できます。

ガイドを保存して共有

表示メニューの「ガイドの読み込み」「ガイドの書き出し」でコンポジション、レイヤー、フッテージビューアーのガイドをインポート/エクスポートできます。

ガイドはテンプレートファイル(.guides)として書き出しPremiere Pro 13.1で読み込みできます。個々のガイドの色などいくつかの制限があります。

このファイルにはガイド属性を記録するJSONデータが含まれます。

アドビフォントの自動同期

不足したフォントを含むプロジェクトを開くときサブスクリプションで有効なAdobe Fontsを入手できる場合は自動的にフォントを同期します。

インポート機能の強化

REDとSonyフォーマットサポートの改善

macOSで「Mercury GPUアクセラレーション」(メタル)を使用するとRED(.r3d)フッテージをGPUでディベイヤできます。(以前はOpenCLとCUDAのみ)

Sony VENICE V3 X-OCN(.mxf)をインポート可能。

ハードウェア高速化によるHEVCデコードの改善

WindowsのHEVC再生は、新しい10ビットハードウェアデコーディングでよりスムーズに。

macOSのH.264とHEVCのハードウェアデコードの改善で作業時のパフォーマンスが向上。

ホーム画面とホームボタン

起動時にホーム画面を表示する環境設定のオプションが「ホーム画面を有効にする」に変更。デフォルトで有効です。

このオプションを無効にするとツールパネルのホームボタンも非表示になります。

スクリプトとエクスプレッション

以下のスクリプトと式に関する設定は、一般設定パネルから新しいスクリプトとエクスプレッションパネルに移動しました。

・スクリプトによるファイルへの書き込みとネットワークへのアクセスを許可
・JavaScript デバッガーを使用
・ピックウイップによる簡潔な英語でのエクスプレッションの記述
・プロジェクトに式のエラーが含まれている場合に警告バナーを表示

従来の式を更新するスクリプト

新しい「Update Legacy Expressions.jsx」スクリプトがインストールされ「ファイル」>「スクリプト」メニューから使用できます。

このスクリプトは式から構文を見つけJavaScriptと互換性を持つ形で更新します。

・単一行のif else文はelse文の前に改行を含む。
・ファンクションブロックを式の先頭に移動。
・レイヤの参照を簡略化してthisLayerに変更。
・ソーステキストの配列インデックスの参照。
・Snake_caseのプロパティとメソッドはcamelCaseと同等に置き換え。

フレームブレンドとモーションブラーのコンポジションスイッチを自動的に有効/無効化

環境設定の「プレビュー」にある新しい「フレームブレンドとモーションブラーレンダリングを自動的に有効にする」オプションはデフォルトでオンです。以前の状態に戻すにはオプションを無効にします。

この設定が有効な場合、レイヤーでフレームブレンドやモーションブラーを有効にすると、タイムラインパネルのコンポジションスイッチが自動的に有効になります。

全てのレイヤーでフレームブレンドやモーションブラーを無効にすると、タイムラインパネルのスイッチは自動的に無効になります。

このオプションを使用するとスイッチを2回押す必要がなくなります。

スクリプトの変更

次の機能でスクリプトが利用できます。

エッセンシャルグラフィックスパネルの項目と数エッセンシャルグラフィックスパネルの項目数を数えたり、項目名の取得や設定、項目の追加と同時に項目名を設定できます。

ガイドとルーラ
ガイドとルーラの可視性の設定やビューアパネルでガイドのロックとスナップを有効/無効化、ガイドの値を追加、削除、変更できます。

チームプロジェクトの改善

「チームプロジェクトの管理」ダイアログの3つのタブに検索フィールドを追加。

Premiere Proの「オリジナルを編集」コマンドでAfter Effectsからコンポジションを開きます。

Premiere Proでは「ファイル」>「Adob​​eダイナミックリンク」>「新規After Effectsコンポジション」コマンドでAfter Effectsでコンポジションを作成。

その他の機能

「レイヤー」メニューに「表示」サブメニューが追加。これはタイムラインのレイヤーを右クリックした「表示」メニューと同じで「プロジェクトのレイヤーソースの表示」などにショートカットキーを割り当てできます。

タイムラインのレイヤーを右クリックした「開く」メニューに「オリジナルを編集」が追加。これは「編集」メニューの「オリジナルを編集」と同じです。

「カーブ」エフェクトでアルファカーブの黒い実線は破線に変更されました。

タイプツールでテキストレイヤーを右クリックして表示される以下のいくつかのコマンドは複数テキストレイヤーを選択しても機能します。

「段落テキストに変換」
「ポイントテキストに変換」
「縦書き」テキストレイヤーが同じ向きの場合
「横書き」テキストレイヤーが同じ向きの場合
「ソーステキストをタイムラインで表示」

JSXとJSXBINファイルは「ファイル」> 「スクリプト」> 「スクリプトファイルのインストール」「ScriptUIパネルのインストール」ダイアログで同時に選択できます。

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