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言いたいことがちゃんと言える!嫌われない話し方「3選」

今回は「ハッキリ言っても嫌われない話し方のコツ!」をお届けいたします。

不思議ですよね。
まったく同じことを言っているのに、
「あの人に言われるとカチンとくる!でも、あの人から言われてもぜんぜん平気」
同じような内容でも、
「あんないい方されると頭にくる!でも、ああいう言い方されるとすんなり心に入ってくる」
そんな、伝える人や伝え方によって、ぜんぜん印象が違うことがあります。

相手に「もっと〇〇したほうがいいですよ!」とアドバイスするときも、励まされたと感じる人もいれば、『あなたに言われたくない』と思う人もいます。

経営コンサルタントなら、取引先の会社を良くするために耳の痛い話もしなければなりません。
それでも受注が取れ続ける人もいれば、クライアントを怒らせて日々クライアント探しに奔走している人もいます。
まさに言い方によってぜんぜん変わるということですね。

今回はハッキリ伝えても嫌われない3つのポイントをお伝えいたします。

ポイント①:表現力
ポイント②:前振り力
ポイント③踏まえ力

この3つを変えるだけで、相手に与える印象が180度変わってきます。
一つずつみていきましょう!

①表現力

例えば「来週食事にいきませんか?」とお誘いするとき。
暗めのトーンで誘うのと、明るめのトーンで誘うのと、相手の受ける印象はどうでしょうか?
※詳しくは動画で印象の違いをご確認ください。
いきなり食事に誘われれば普通は躊躇しそうですが、明るく誘われると悪い気はしないと思います。
でも暗~い感じで誘われると、それだけで非常に印象が悪いです。

営業時、クロージングのときは緊張するものです。断れるかもしれないからです。
でも、売れる営業は明るい笑顔で「契約しましょう」「いっしょに頑張りましょう」と言ってくれます。
動画ではあえて同じ文言をしゃべっていますが、表現の仕方によって相手が受け取る印象は全然ちがってきますね。

相手を注意するときも一緒です。
人を注意するときはどうしても「ここ直してほしいんですけど!」と怒りの周波数で伝えることが多いです。
相手は「はい…」と言って直してくれるかもしれませんが、何だか怨恨が残りそうです。

ハッキリ注意するときも、明るい表情で「◯◯さん、ここちょっと直してほしんです(^-^)」と表現を変えると相手の受けとめ方は全く変わります。

よく「明るく注意したら相手が聞いてくれないのではないですか?」と言う人もいますが、なによりも相手が心を閉ざしたら最後です。
いつも怒りの周波数で相手を従わしても、それは続きません。
話を聞いてほしいなら、まず相手の心を開くこと。
それには相手に不安を与えるのではなく、表現を明るくすることで安心してもらうことが先決です。

②前振り力

前振りが効いているかどうか、これも大事なポイントです。
「こんなこといって嫌われないだろうか…」と考えるときは、たいがい言いにくいことを言うときだと思います。きっと相手も言われたくないことでしょう。
そんなことを、なんの前ぶれもなく突然相手に伝えたら…ケンカになること請負です。

ボクサーだって、何の構えもなく不意打ちを食らったら悶絶します。
でも、ガードをしていたらどうでしょう。殴られても構えていたらそれほど効きません。
それと同じく、言いにくいことを伝えるときも「今からいきますね」と短い前振りをスパッと入れるだけで、相手の衝撃は随分和らぎます。

例えばこんな前振りです。
「こんなことを言ったら怒られるかもしれないですけど」
「少し厳しいことを言うかもしれませんが」
「さっきの発言で一つ直したほうがいいと思ったことがありまして」
などです。

適切な短い前振りがあるだけで、相手は構えることができます。突然言われるより安心できます。
さらに、先程の表現力も加わってくると、なお伝わりやすくなります。

③踏まえ力

拙著『話し方すべて』(かんき出版)の中に、言いにくいことをハッキリ伝えるコツという項目があります。
ここの結論がまさに「踏まえ力」です。

日常生活では、相手と意見がちがうことがよくあります。
意見がちがうときに、「ちがう!」とか「そうじゃない!」と相手を否定してしまうと、雰囲気も悪くなり、その後の会話が続かなくなるでしょう。
かといって何も言わなければ議論は発展しません。
だからこその「踏まえ力」です。
相手の意見を踏まえてで発言するコミュニケーションを「アサーティブコミュニケーション」といいます。

例えば、「◯◯さんの意見は間違っています!」とぶつかるのではなく、
「◯◯さんのご意見は理解いたしました。その上で、私はこう考えます」
「仰ることはよくわかります。だからこそ、私はこうしたいんです」
「◯◯さんのお話を考慮したとしても、今回はこっちの方が成功すると思うんです」
のように、相手の意見を否定せず、
その上で
だからこそ
だとしても
相手の意見を踏まえた上で発言することです。

人間は自分の意見を踏みにじられると本当に凶暴になります。
踏まえた上で発言すると無下に否定された印象はなくなります。

相手の意見を踏まえた上で発言することで、相互理解を深め、互いの意見を組み上げ、最良の合意形成に努めていただきたいと思います。

動画でも詳しく解説しておりますので、ぜひ是非チェックください(^-^)/

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【株式会社モチベーション&コミュニケーション:桐生稔 著書】
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【プロフィール】
・株式会社モチベーション&コミュニケーション代表取締役:桐生 稔
・モチベーション&コミュニケーションスクール代表講師
・日本能力開発推進協会メンタル心理カウンセラー
・日本能力開発推進協会上級心理カウンセラー
・日本声診断協会音声心理士

1978年生まれ、新潟県十日町市出身。もともと臆病な性格で、対人関係が非常に苦手。小さい頃は親戚の叔父さんと話せない程、極度の人見知りであがり症。体も弱く、アトピー性皮膚炎、扁桃腺炎症、副鼻腔等、先天性欠如等、多数の病気に悩まされる。
18歳の頃に新潟から東京に上京。東京で新卒入社した会社では営業成績がドベで入社3カ月で静岡県富士市に左遷させられることに。しかしそこから一念発起。コミュニケーションスキルをあげるべく心理学、大脳生理学を学び始め、1,200店舗中営業成績でNo1となる。その後、ボイストレーニングスクールに転職。話し方の基礎を徹底的にマスターし、8店舗だったボイストレーニングスクールを40店舗に拡大。一気に全国区の業界大手に引き上げる。そして2013年、強いビジネスマンをつくりたいという想いからモチベーション&コミュニケーションスクールを設立。現在では全国で伝わる話し方、あがり症改善、人前でのスピーチをトレーニングするビジネススクールを運営。全国40都道府県で年間2,000回のセミナーを開催し、受講者数は30,000人を越える。

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