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いきなり話を振られてもドキっとしない!しどろもどろにならない話し方【3選】

今回は「しどろもどろにならない話し方」をお届けいたします。

セミナーにお申し込みいただいた受講生から、こんなお問い合わせをいただきました。

Q.:「プレッシャーに弱く、様々なことに余裕を持って臨めず、突っ込まれると次の言葉が出てこなくなり、自身の意見をはっきり伝えることが難しいです。伝えたとしても、伝えるまでに勇気を要するため、いつも疲れてしまいます。セミナー通じて何とか成長できればと思っております」

というお問合せでした。

今回いただいたように、
・プレッシャーがかかると余裕がなくなる…
・話すときしどろもどろになってしまう…
・言いたいことが言えなくなってしまう…
という声は全国からたくさん寄せられます。

特に、
・急に質問されたとき
・わからないことを聞かれたとき
・具合の悪いことを話さなければいけないとき
は、しどろもどろになりやすいですよね。

でも、安心してください。
しどろもどろになる原因と対策
がバッチリつかめれば、きっと打ち手が見えてきます。

しどろもどろになるケースはどんな状態で起こるか?
3つの原因から見ていきましょう。

しどろもどになる3つの原因

①空っぽの状態である

1つ目は、空っぽの状態
これは、聞かれたことに対して何も解答できない状態です。そのことについて知らないときです。要するにゼロ回答です。

今回もスタッフの平山さんにサポートしていただいております。

桐生:平山さんは車が好きですよね。
平山:はい。
桐生:私は全く詳しくありませんが、例えば、平山さんから「エクストレイル好きですか?」って聞かれたら、私は「え?」ってなります。
平山さんによれば、エクストレイルとは日産の車だそうですが、私は全然知りません。
なので、「エクストレイル好きですか?」と聞かれても、何も答えられません。これがゼロ回答です。
何も答えれないのに無理に答えようとするから、しどろもどろになるわけです。

桐生:仮に私が上司だとして、平山さんに「今回のプロジェクト、アジャイル方式とウォータフォール方式、どっちがいいと思う?」って聞いたら
平山:・・・
桐生:
そうなりますよね(笑)。「アジャイル方式って何?」みたいに。

これが空っぽの状態です。
無理に答えようとすればしどろもどろになります。

②あるけど言えない

2つ目は、あるけど言えない状態
言いたいことは明確にある。でも、それを言ったらケンカになってしまう、変な空気になってしまう、言ったら怒られそう…
そんなときも、しどろもどろになりやすいです。

例えば、
「部長、さっきのオヤジギャグ、つまらないです。みんながすごく不快な顔をしていました」
とハッキリ言ってしまったら、きっと部長はムッとするでしょう。

上司が、
「平山君、営業はガッツと根性が大切だよ。やっぱり気合で訪問しまくるのが王道だ」
なんて言ってきたら、
「今はそんな時代じゃなんですよ」
と言いたくなりますよね。
でも、それをストレートに言ったらケンカになりそうです。

言いたいことはあるけど、言いにくい。
それを言おうとするときも、しどろもどろになりやすいです。

③ぼやけている

3つ目は、ぼやけている状態
何とな~く言いたいことがあるけど、ボヤッとしていてまだ言葉にできない。
それを無理矢理しゃべろうとすうるときも、しどろもどろになりやすいです。
言いたいことがハッキリ言語化されていないからです。

以上、しどろもどろになってしまう3つの原因をお伝えしました。
ここからは対策に入ります。

しどろもどろにならない3つの対策

①前提の確認

1つ目は、空っぽの状態
これは何を聞かれているか?前提を確認する必要があります。答えるのはそれからです。

さきほどの「エクストレイル好きですか?」
これには「すみません、エクストレイルって何ですか?」という前提の確認が必要です。

「アジャイル方式とウォータフォール方式、どっちがいいと思う?」と言われたら、
「申し訳ありません。アジャイル方式とのウォータフォール方式の意味を教えていただいても宜しいでしょうか?」
と。

そんなの当たり前ではないか、と思われるかもしれません。
しかし、意外と前提を確認せずに、何とかしゃべらなければと思って、いきなり話し出す人も多いです。
「答えなきゃ!」という思いが先行してしまうからだと思います。
でもこれがドツボにはまります。

聞かれても何も答えられないなら、まずは何を聞かれているか?前提を確認しましょう。

②適切な前置き

2つ目、言いたいことはあるけど言えない状態
この解決策は適切な前置きです。

例えば、
「部長、こんなこと言ったら失礼だと思いますが、先ほどのオヤジギャグ、あれはちょっといただけないと思います。皆さん、かなり引いていました」
と。
適切な前置きを入れるだけで、相手も受け入れやすくなります。

「営業はガッツと根性だ!」と言われたときも、
「部長、確かにガッツと根性も大切だと思います一方、現在はこれだけテクノロジーが発達しているので、インターネットを駆使しながら営業を展開していくのも効果的だと思うんです」
と、相手の言うことも踏まえつつ、持論を展開していきます。
適切な前置きがあると、その後に言いたいことがハッキリ言いやすくなります。

③具体化

3つ目の言いたいことがぼやけている状態
言いたいことがあるけど、ボヤッとしていて言葉にならない。

これは何かしら言いたいことの因子はあるということです。
何もなければボヤっとすら思いもしません。

面白ことに、言いたいことがボヤっとしていても、
「具体的には」
というフレーズを使うと、発言が具体的になります。

例えば、
「私はリモートワークを推奨します。なぜならリモートワークを推奨したいからです」
だと、何も言っていませんよね。

そんなときに、
「私はリモートワークを推奨します。具体的には
と言ってみてください。
そうすると、何か具体的なものを言おうとします。
具体的には、移動の時間がいらない」とか「スペースがいらない」とか「遠く離れた人とも話せる」など。

「具体的には」と言うと、具体的なことを言おうとする。
これは心理学でいうところの「認知的不協和」です。

簡単に説明すると、人間は自分の思考や行動に矛盾があると不快感を感じるという心理。つまり矛盾があると気持ち悪いのです。

「具体的には」と言ったら、具体的なことを言わないと気持ち悪い。
だから「具体的には」と口走ると、具体的なことを言おうとするロジックです。
言いたいことがボヤけているときは、あえて「具体的には」というフレーズを使ってみてください。

以上、しどろもどろにならない話し方
①前提の確認
②適切な前置き
③具体化

をお伝えしました。
動画も詳しく解説しておりますので、ぜひ下記動画をご確認ください!(^^)/


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【プロフィール】
・株式会社モチベーション&コミュニケーション代表取締役:桐生 稔
・モチベーション&コミュニケーションスクール代表講師
・日本能力開発推進協会メンタル心理カウンセラー
・日本能力開発推進協会上級心理カウンセラー
・日本声診断協会音声心理士

1978年生まれ、新潟県十日町市出身。もともと臆病な性格で、対人関係が非常に苦手。小さい頃は親戚の叔父さんと話せない程、極度の人見知りであがり症。体も弱く、アトピー性皮膚炎、扁桃腺炎症、副鼻腔等、先天性欠如等、多数の病気に悩まされる。
18歳の頃に新潟から東京に上京。東京で新卒入社した会社では営業成績がドベで入社3カ月で静岡県富士市に左遷させられることに。しかしそこから一念発起。コミュニケーションスキルをあげるべく心理学、大脳生理学を学び始め、1,200店舗中営業成績でNo1となる。その後、ボイストレーニングスクールに転職。話し方の基礎を徹底的にマスターし、8店舗だったボイストレーニングスクールを40店舗に拡大。一気に全国区の業界大手に引き上げる。そして2013年、強いビジネスマンをつくりたいという想いからモチベーション&コミュニケーションスクールを設立。現在では全国で伝わる話し方、あがり症改善、人前でのスピーチをトレーニングするビジネススクールを運営。全国40都道府県で年間2,000回のセミナーを開催し、受講者数は30,000人を越える。

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