あいまいを無くせば説明がうまくいく!トラブルが起こる原因はコレ
今回は「説明力をアップする方法」です(^-^)/
あなたは、上司から曖昧な指示を受けて何をすればいいかわからなかったことはありませんか?
また部下や後輩に指示をしたのに、ぜんぜん違う成果物が出てきたことはありませんか?
当社では、過去、伝わる話し方のセミナーや企業研修を1万回近く実施していますが、研修で企業様に訪問すると、曖昧な言葉でトラブルになっている事例が本当に多いことに気づきます。
例えば、
・上司:「この資料作成しておいて」
・部下:「いつまでですか?」
・上司:「なる早(=なるべく早く)で!」
という会話。
部下は「なる早か…だったら、明日までに仕上げよう」と思っていたら、翌朝上司から「まだ終わっていないのか!」と言われてしまう。
そんなケースです。
たいがいこういうときは、
曖昧な指示をやめて、具体的に説明しましょう
ということが言われたりますが、実はこれは100点ではありません。
「具体的に」といっても、人それぞれ解釈が違うからです。
「なるべく早く」を具体的に指示したという人もいますし、具体的の尺度はみんな違います。
「具体的に」説明してはダメ
では「具体的に」ではなく、何を伝えばいいのか?
それが今回の結論です。
「客観的に」です。
客観というのは、誰が見ても納得できる状態のことをいいます。
もう少しわかりやすく言うと、まったく知らない第三者が聞いても理解できるレベルです。
例えば、
・なるべく早く×→本日の17時までに〇
・早めに回答します×→今週金曜日までに回答します〇
・資料を多めに印刷しておいて×→資料を5部追加して合計35部印刷しておいて
・子供といっしょに楽しめる企画を×→大人が着ぐるみを着て子供といっしょに遊ぶような企画を〇
このように、関係ない人が聞いても理解できるレベル。それが客観的な説明です。
トラブルを起こさない叱り方
部下や後輩を指導するときもトラブルが起きやすいです。
例えば、
「〇〇君はルーズだよね」というのも、ルーズの解釈は人それぞれ違います。
客観的に伝えるなら、
「〇〇君は、◯日と◯日、今月2回遅刻しているよね」
という言い方になります。
事実なのでトラブルになりません。
「〇〇さん、ちゃんとメールを見ていないですよね」これも×。
「〇〇さん、◯◯日と◯◯日のメール、まだ返信していただいていないですよね」これが〇。
「〇〇くん、だらしないよ」×
「〇〇くん、ワイシャツ出てるよ」〇
ポイントは、
・具体的ではなく客観的に
・第三者が見てもわかるレベル
ということになります。
動画でも詳細を解説しております。
ぜひ快適なコミュニケーションのお役に立てたら幸いです(^^)/
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【モチベーション&コミュニケーションスクール】
あがり症・緊張を改善するセミナー
伝わる話し方が身につくセミナー
【株式会社モチベーション&コミュニケーション:桐生稔 著書】
◎「質問の一流二流三流」(明日香出版)
◎「話し方の正解」~誰とでもうまくいく人の55のルール~(かんき出版)
◎図解版:雑談の一流、二流、三流(ASUKA BUSINESS)
【ビジネスマンのための「伝わる話し方」実践スクール】
【プロフィール】
・株式会社モチベーション&コミュニケーション代表取締役:桐生 稔
・モチベーション&コミュニケーションスクール代表講師
・日本能力開発推進協会メンタル心理カウンセラー
・日本能力開発推進協会上級心理カウンセラー
・日本声診断協会音声心理士
1978年生まれ、新潟県十日町市出身。もともと臆病な性格で、対人関係が非常に苦手。小さい頃は親戚の叔父さんと話せない程、極度の人見知りであがり症。体も弱く、アトピー性皮膚炎、扁桃腺炎症、副鼻腔等、先天性欠如等、多数の病気に悩まされる。
18歳の頃に新潟から東京に上京。東京で新卒入社した会社では営業成績がドベで入社3カ月で静岡県富士市に左遷させられることに。しかしそこから一念発起。コミュニケーションスキルをあげるべく心理学、大脳生理学を学び始め、1,200店舗中営業成績でNo1となる。その後、ボイストレーニングスクールに転職。話し方の基礎を徹底的にマスターし、8店舗だったボイストレーニングスクールを40店舗に拡大。一気に全国区の業界大手に引き上げる。そして2013年、強いビジネスマンをつくりたいという想いからモチベーション&コミュニケーションスクールを設立。現在では全国で伝わる話し方、あがり症改善、人前でのスピーチをトレーニングするビジネススクールを運営。全国40都道府県で年間2,000回のセミナーを開催し、受講者数は30,000人を越える。
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