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これから一生ウイスキーが1銘柄しか選べないとしたら?生涯の一本ランキング

先日、ツイッターをフォローしているみーちゃんさん( @shinemuscat8 )がこんなツイートをされておりました。


https://twitter.com/shinemuscat8/status/1636641721101750279より引用

こんな究極の質問ツイートをみたら僕は血涙を流しながらも選ぶしかない・・・

とまぁ、大分前のめりになりながらめっちゃ早口で言ってそうなリプライを返してしまったわけです。

当然、これだけの究極の質問、僕以外にもやはり思うことがある方はいたようで・・・

なんといいねの半分以上の数のリプライがつきました。

しかも引用リツイートも25ほどあるという。

通常のバズですといいねの10分の1ほどのリツイート、そこからさらに10分の1くらいのリプライって印象ですが、皆さんの愛があふれかえってるよ!!

これだけリプライがついたツイートはもはや資産!!

ということで、リプライした時よりさらに興奮して取りまとめようと思ったわけで。

そして、折角とりまとめるならと思い、ランキングにしてみました。ただ、集計しながら思ったのは、皆さんの愛溢れるリプライはまさにプライスレス!あくまでお遊びということを念頭にお楽しみいただければと思います。

一応、出典にもAmazonリンクを貼っておきましたので気になる方はチェックしてみてください。

それでは10位から発表してみましょう。

同率10位:サントリー・角(5票)


出典:Amazon

ハイボールブームの立役者、角がランクイン。ここからウイスキーライフが始まった方もやはり多いようで。コスト面、入手しやすさ面、飽きのこなさから選ばれたように思えました。

同率10位:バランタイン12年(5票)

出典:Amazon

ブレンデッドスコッチの雄、バランタイン12年がランクイン。モルト原酒、グレーン原酒を40種類以上使用したブレンデッドウイスキー。そのブレンドの妙に票が集まったかもしれません。

同率10位:バランタイン17年(5票)


出典:Amazon

年数で票が分かれながらも結果を出すバランタイン!!統合すればさらに上位でしたがここは貯蔵年数にリスペクトを払い、わけます。12年と迷いつつ、値段が上がったとしても生涯これ一本を共にするのであれば17年を!という方もよく見ました。

同率10位:山崎12年(5票)


出典:Amazon

泣く子も黙る山崎12年がランクイン!!入手難易度は高いながらも、抱いて寝るほどに好き、山崎12年以外考えられないといった圧倒的寵愛を受けてる印象でした。

同率10位:ボウモア12年(5票)

出典:Amazon

アイラ島最古の蒸溜所、ボウモアの代表銘柄がランクイン。アイラの女王と呼ばれるのは伊達じゃないですね。煙さと潮さと奥にある甘さ。永遠飲めます。僕も票を入れるか迷いました。

同率10位:ラガブーリン16年(5票)

出典:Amazon

アイラ系と言えば、忘れてはならないのがラガブーリン。とりわけ16年はやはり人気ですね。昨年には休売などの噂がされ、値段も上がり傾向にありました。

同率10位:モンキーショルダー(5票)


出典:Amazon

所謂モルト(大麦)とグレーン(その他穀物)が混ざったブレンデッドとは違い、モルトのみ複数蒸留所でのブレンデッドであるモンキーショルダー。一昨年あたりからハイボールといっても、角以外の個性豊かなハイボールが界隈を賑わしているように思えます。モンキーショルダーもよくyoutubeなどで紹介されてました。

同率7位:スペシャルリザーブ(6票)


出典:Amazon


10位が異常に多かったですが、同得票数が多いため飛んで7位です。サントリーのスペシャルリザーブ。ツイ主のみーちゃんさんも選んだ一本。白州のホワイクオーク樽をキーモルトにしているということで、白州が中々手に入らない現状+値段ということもあり、ハイボールラバーから選ばれたようにも思えます。

ちなみに、日本洋酒組合が定義づけたジャパニーズウイスキーを名乗るための主な要件は

  1. 原材料は麦芽を必ず使用し、日本国内で採取された水を使用する

  2. 国内の蒸留所で蒸留する

  3. 原酒を700リットル以下の木樽に詰め、日本国内で3年以上貯蔵する

  4. 日本国内で瓶詰めする

で、その運用を2021年から始めました。

この中で、サントリーは「響」「山崎」「白州」「知多」「ローヤル」「スペシャルリザーブ」「オールド」、海外市場向けの専用商品「季(TOKI)」がジャパニーズウイスキーに該当しました。

オールドやリザーブの価格帯でもジャパニーズウイスキーだったという事実に驚いた方もいたのではないでしょうか。というより、僕がそうなんですが。

1969年、「国産品と呼ばずに、国際品と呼んでください」のコピーで発売されましたが、令和の世でもジャパニーズウイスキーとして国際品であると言えるリザーブ。堂々のランクインだと思います。

同率7位:余市(6票)


出典:Amazon

勿論ニッカウヰスキーも黙ってはいませんよ!ジャパニーズウイスキーシングルモルト、余市も7位。サントリーのシングルモルトはプレ値で中々買えない中、余市はまだ手に入りやすい。品質の高さ、味わいの個性、価格帯、入手難易度すべてを満たすのはこれとの声もありました。

蒸溜所では現在世界で唯一とされる昔ながらの「石炭直火蒸溜」を行って「品質第一主義」を貫いている、まさに唯一無二のジャパニーズシングルモルト。

同率7位:グレンフィディック12年(6票)


出典:Amazon

世界初のシングルモルトであり、世界一売れているシングルモルトでもあるグレンフィディックの定番12年はツイッターでもやはり人気。
コンビニでもフルボトルが買える入手しやすさと値段。ストレート、ロック、水割り、ハイボールとどの飲み方でも安定している味。人気もさもありなんです。

同率3位:白州NV(8票)


出典:Amazon

またまた同得票数があるため飛んで3位の発表。森香るウイスキーこと白州がランクイン!入手性のバランスで悩みつつという印象が多かったです。角ハイ人気が出た当時は森香るハイボールとして居酒屋なんかでもよく見かけたのですが・・・
早く、安定供給され気兼ねなくハイボールでゴクゴク飲みたいものです。

同率3位:フロムザバレル(8票)


出典:Amazon

ニッカウヰスキーの人気銘柄フロムザバレルが3位!なるべく加水をしないでカスクストレングスのような骨太な味わいを・・・ということでアルコール度数も51%。明治おいしい牛乳などで有名なデザイナー佐藤卓氏デザインのボトルもお洒落で選ばれた理由にもなっておりました。

同率3位:アードベッグTEN(8票)


出典:Amazon

アードベギャンと言われるほどの愛好家がいるアードベッグの代表銘柄もランクイン。鮮烈なピート香。ピート香の強さの参考となるフェノール値(ppm)は現状、1万円以下のオフィシャルボトルにおいては一番高い55ppm。日本においてもその香り、味わいはファンの心をつかんで離さないようです。

同率3位:タリスカー10年(8票)

出典:Amazon

僕も投票させてもらいましたタリスカー10年も3位に。うれしー。公式が黒胡椒をまぶしたハイボールを勧めるほど、芳ばしく程よい潮気のあるスモーキーフレーバーがたまりません。値段も何とか税抜き5000円しない程度で買えますしそこら辺も票を得た理由なのかなと。


2位:ラフロイグ10年(9票)

出典:Amazon

アイラモルトの王と呼ばれるラフロイグ10年、堂々2位。公式ですら「好きになるか、嫌いになるか。」というキャッチコピーをうたう程、個性的なヨード香。また、そのインパクトの裏にあるスムースな味わいが人気の秘訣でしょうか。


1位:ジョニーウォーカーブラックラベル(10票)


出典:Amazon

さて、「一生ウイスキーが1銘柄しか選べないとしたら」ランキング栄えある第1位はジョニーウォーカーブラックラベルでした!
ジョニ黒の愛称でも呼ばれるブレンデッドスコッチ。ブレンデッドスコッチの中では世界で一番の売上。

スーパー、コンビニなど、どこでも手に入るお手軽さながら、その味わいはまさにウイスキー。ピート香もありつつ、フルーティーさとバニラのような甘さが同居し、かつその個性はどのような飲み方でも崩れない。値段こみの入手性を考えたら納得の1位なのではないでしょうか。

まとめ

いかがでしたでしょうか。みーちゃんさんのツイートから2日で200以上もの意見が集まり、見てるだけで非常に楽しいタイムラインでした。

年数やカスクフィニッシュも分けたので非常に投票は多岐に渡りましたが、その中でも今回10位以内に入ったものの共通項としては、ジャパニーズ、アイラだった気がします。

つまり日本人なので、ジャパニーズウイスキーが舌にあったのではないかということ。
逆にバニラやフルーティーな香りのエッセンスは他の樽熟成酒で飲めても、ピート香はウイスキーならではのため、ピーティーなアイラ系が選ばれたということ、です。

この相反するような二つの味わいがそれぞれ多くランクインしたので非常に面白かったです。

また、「生涯これしかかえない」1本ということで、入手性や所謂コスパと言われるのも重視されていたのもランキングにはっきりと表れていました。

逆に、入手難易度は高くても生涯一つということで、どうせなら思いっきり長期熟成やオールドボトルを挙げるパターンもありました。

いずれにせよ、皆様楽しくウイスキーのある生活を楽しんでいるらっしゃるのが伝わりこちらも楽しかったです。

最後に、素晴らしいツイートと取りまとめの許可をしていただいたみーちゃんさん( @shinemuscat8 )、そしてリプライをされたウイスキーラバーの皆様に感謝を申し上げます。


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