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愛される会社であり続けるために。人気漫画から見えるヒント

 この記事はFinatextグループ10周年記念アドベントカレンダーの4日目の記事です。昨日は森田さんが「Connect/goでRESTとgRPCに対応したAPIを作ってみる」という記事を公開しています。

はじめに

 Finaにゃちわ~。Finatextホールディングス システムリスクチームのMotohiko(@motohiko_s8888)です。
 Finatextが10周年を迎え、さらに愛される会社、必要とされる会社であり続けるためのヒントとして、『北斗の拳』の魅力を伝えたいと思います。

『北斗の拳』とは

 「あたたたたーぁ!!」「お前はもう死んでいる!」、強烈なインパクトとセンセーショナルを巻き起こした歴史的漫画『北斗の拳』は、1983年に「週刊少年ジャンプ」で連載開始。今年40周年を迎え、全国各所でイベントが行われています。

 時代設定は19××年。北斗神拳伝承者ケンシロウが奪われた恋人ユリアを探して放浪する、というところから始まります。愛する人を求めて世紀末を救うべく、ライバルたちとの戦いを通じて、ケンシロウはさらに強く成長を続けていきます。

 世紀末救世主伝説ということなので、1999年を想定して書かれたものと思われ、核戦争後にモヒカン頭のマッチョがいきなり登場するという時代感、今では荒唐無稽な感じもしますが、たぶん、1983年だったからこそ違和感なく受け入れられたんだと思います。当時は、「経絡秘孔をついて細胞を内部から破裂させる」という、突っ込みどころ満載の北斗神拳に夢中でした。
 「あべし」「ひでぶ」よくわからない擬音を発しながらやられていく雑魚キャラ、「お前はもう死んでいる!」の名台詞、怒りで服が破けるシーンを見て「何着同じ服を持っているんだろう」と思わずにはいられない、ネタには事欠かない漫画です。読んだことない人は是非読んでいただきたいです。私も文庫版漫画を全巻揃えており、何度も読み返しています。原哲夫氏は、今なお、屈指の画力を持つ漫画家だと思います。

 そして、硬派な格闘漫画かと思いきや、テーマは「愛」。そこに描かれる人たちは無骨ながら愛に渇望し愛を求めて彷徨っています。ちなみに、連載当時の私は当時8歳、小学校2年生。原哲夫氏のリアルな筋肉の描写に圧倒されながら、悪を倒すケンシロウのカッコよさと強さにただ魅かれていただけでした。大人になって読み返すと、なるほどそういうことだったのかと改めて納得。

魅力的な登場人物たち

 この漫画には魅力的な人物が多数登場します。ラオウ、トキ、ジャギ、ケンシロウの北斗4兄弟をはじめとして、南斗六星のシン、レイ、ユダ、シュウ、サウザー、最後の将、南斗五車星のヒューイ、シュレン、ジュウザ、フドウ、リハク。天帝編や修羅編を含めると、それ以外にも様々な拳法の使い手がいますし、ユリア、マミヤ、リンといった、無骨者たちを引き立てる魅力的なヒロインも登場します。

 この中で誰が好きかと聞かれれば、私は真っ先にシュウやジュウザを挙げます。やられ役ではあるけれども、その役割を果たしながら、ケンシロウを見事に引き立てているからです。ケンシロウの命を救うために自らの両眼をえぐったシュウ。その子、シバもケンシロウを救うために自らの命を捧げます。また、報われない愛に応えるためその命をラオウの前に投げ出した、雲のジュウザ。

 また、戦いの名場面を挙げるならば、サウザーとケンシロウの戦い、ラオウとケンシロウの戦いは見ごたえ十分。名台詞とともにファンの中に今も残っています。

 サウザー 「退かぬ、媚びぬ、顧みぬ!!」 
 ラオウ  「我が生涯に一片の悔いなし!」
 (著作権の関係で、画像を載せられないのが残念です。)

 本編とは別に新たにサウザーやラオウとの死闘にフォーカスした映画も作られるなど、昨今ありがちな、死んでも蘇るという漫画と違い、彼らはそれぞれに魅力的な死に様を見せてくれます。    

長く愛されるためのヒント

  『北斗の拳』は、なぜ40年もの長きにわたり多くのファンから愛され続けたのでしょうか。40年経って、改めてアラフィフの立場から北斗の拳を振り返ると、今更ながらに感じる魅力は「登場人物が『愛』を求めて見事に散っていく生き様」ではないかと感じます。自分の志を大切にしながら、誰かのために自分を犠牲にしても愛を貫く心意気が今なお多くのファンを揺さぶるのではないでしょうか。
 ビジネスの世界では、昨今、「先義後利」という精神が見直されていますが、この考えに通じる生き様が魅力的な登場人物によって描かれています。 

 『北斗の拳』40周年から学ぶ、Finatext が長く愛されるためのヒントは、 

「誰かのために自分を投げ出せる魅力的な人が周りの人達の心を揺さぶる」

ということです。このような生き様にこそ、ファンやクライアントを魅きつける何かがあると信じています。

  私自身、生き様を大切にしていきたいですし、Finatextが誰からも愛される、必要とされる存在であり続けるためにも、一人一人が協力して共に作り上げる会社でありたいと考えています。これから先も成長を続けて、20周年、30周年、40周年を迎えたいですね。

 明日は翁長さんによる「AWS AuroraとSnowflakeをDynamic Tableを用いてリアルタイム連携したお話」についての記事です。お楽しみに!


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