シャンプーとハゲ

シャンプーとハゲの関係性について考えてみようと思う。
シャンプーに関しては、現代の日本に生きる人ならば男女問わず誰もが行なっているであろう行為だと思う。
ハゲに関しては、現代の日本に生きる人(特に男性)ならば少なからず不安に思う分野の一つであろうと思う。
果たして、この2つには関連があるのだろうか?と思ったので。


ハゲについて

そもそも頭髪が生えるのはなぜか?

子供に頃に聞いて覚えている説明がある。
これは親か祖母か忘れたのだが、とにかく大人に聞いた話であるが、
『守らなくてはならない弱い部分には毛が生えるんだよ。』
と言うもの。
これは子供ながらに納得感があったのを覚えている。
今考えてもまあ納得できる。
頭は人間にとって大事な場所であることは間違いなく、
その保護(ヘルメット的な)を目的として頭髪が存在するとしても決しておかしくはない気がする。
また、鼻毛に関しても喫煙者の方が鼻毛が伸びるのは早いと聞いたことがあるのだが、これも有害な物質が鼻から身体に入ることを避けるために鼻毛が伸びると考えれば辻褄は合う。
陰毛についても、頭と同様に大事な器官であるから守ると言うことで同じく理解できそう。

頭髪が抜けてくるのはなぜか?

頭髪に限らず毛全般について言えるのだが、毛には何かしらの役割があるから生えているのだと思う。
そう考えると、抜けるのは役割を終えたからだと考えられる。
だが、頭部がある時期を境に保護対象から外されて、
急に頭髪の必要性が無くなるとは考えにくい。
生きている限り、頭部は常に大事な場所であることに変わりはないはず。
何歳になっても。
なのに、なぜ頭髪は抜けるのか。
ハゲるのか。
わからない。

頭皮環境が不衛生だと頭髪は抜けるのか?

これも良く使われるロジックだと思う。
美容院などにいくと、ヘッドスパなるサービスがある。
私も、ヘッドスパの施術を受けたことがある。
ヘッドスパは、頭部の毛根に入り込んだ汚れをキレイにする的な効果があり、抜け毛予防にも良いとされている。
たしか、そんな説明だった。
マッサージしてもらえて確かに気持ちがいいし、頭皮もキレイになるのだろうとは思う。
だけど、清潔さが抜け毛対策として重要なのか?は甚だ疑問だ。

シャンプーについて

シャンプーの目的は?

ここで一旦シャンプーについて考えたい。
そもそもシャンプーの目的って何だっけ?と聞けば、
ほとんどの人が頭を洗ってキレイにするためと答えるのではないだろうかと思う。
『頭を洗う』とは、頭皮と頭髪、どちらも清潔にするということなのだろう。
頭髪については、外気にさらされている(花粉やら黄砂やらPM2.5やらが付着する)し、人によっては整髪料などもつけるだろうから、シャンプーして洗うというのは理解できる。
しかし、頭皮についてはどうだろう?
そんなに汚れるのか?そんなに洗う必要があるのか?
皮脂みたいなものってそんなに毛穴に詰まったりするのか?
わからない。

そもそも毛には種類があるのか?

そもそも、頭髪やひげや陰毛など、身体にはいくつもの毛があるのだが、
生える場所が違うだけで、全ての毛は同じなのか?それとも違うのか?
見た目や触った感触からして、ひげは堅そうだし、陰毛も堅そうで、明らかに頭髪とは毛質は違うのだろうとは思う(もちろん人によるだろうけれど)。
しかし、毛は毛なのではないのか?
どの毛も分子式?は同じではないのだろうか。
頭髪とその他の毛に根本的な違いがあるのだろうか?
どの毛も一緒な気がしてならない。

なぜシャンプーには頭用しかないのか?

例えば、男性ならひげが生えると思うのだが(もちろん女性も生えるが、、)、
頭の毛に対してシャンプーがあるのなら、
ひげに対してひげ用のシャンプーがあってもいい。はず。
陰毛にたいして陰毛用のシャンプーがあってもいい。はず。
なぜ、シャンプーと言えば、頭用しかないのか?
それは頭髪だけが他の毛と違う毛だからなのだろうか?

重要度の違い

当然だが、人と対峙して一番目に付くのは顔まわりだと思う。
よって、どんな頭髪(ヘアスタイル)なのかというのは、人にとってものすごく大事な要素であると言える。
それに対し、陰毛やわき毛はまずもってすぐには目に入らない隠れた部分。
つまり、重要度が違いすぎるのかなと思う。
ひげに関しては、顔の印象に大きく影響を与える重要な要素になりうるのだが、面積が小さい(人によるけれど)上に、そんなに頭髪のように長く伸ばすわけでもない(人によるけれど)ので、そんなに重要度としては高くないのだろうと思う。(ひげのあるなしで人の印象はかなり変わるけど。。)
※NBAのスタープレイヤーであるジェームズ・ハーデン選手のように勇猛なひげをたくわえる人はどのようにひげの手入れをしているのか、興味が出てきた。

売れないから

上述の重要度と関連してくるのだが、重要度が低いから売れない。
売れないから作らない。
というだけなのかもしれない。
もしかしたら、厳密に言えば、ひげ用シャンプー・わき毛用シャンプー・陰毛用シャンプーのように、それぞれの場所のデリケート具合と毛質に合わせてシャンプーを開発した方がベストなのかもしれない。
のだが、そもそも売れない(需要がないから採算が合わない)から、作らないだけなのかもしれない。

まとめていきたい

気づいたこと①

シャンプーは売れるから(需要があるから)存在していて、その他の毛はあまり重要でないから(需要がないから)存在していないのかもしれない。
と考えると、そもそも、もしかしたら頭皮はシャンプーで洗う必要がないのかもしれない。ということ。
【需要があること】と【洗う必要があること】は、別問題だと思う。
つまり、『頭は洗う必要がありますよー。これを使うと良いよ。』という流れを先に作ったことによって、需要を意図的に作り出した可能性はあるんだと思う。※もちろんこれは私の勝手な仮説です。
仮説が続きますが、、
もし本来必要のないものを使うとどうなるか、、弊害が発生しそうです。
本来必要のないはずのシャンプーを使う弊害。
例えば、
・頭皮の皮脂の落としすぎによって頭皮の油脂が大量分泌し、臭いの原因になったり。
・臭いが出ると、余計に洗わなきゃいけないと思うようになり、シャンプーが欠かせなくなるという無限ループに陥る。
・そのうち、洗い過ぎによって頭髪の方にも傷みが発生する。
・頭髪の傷みに良いということで、コンディショナーが生まれる。
・次に、深刻な頭髪の傷み(内部の傷み)には、トリートメントが良いとなる。
このように、シャンプー→コンディショナー→トリートメントという無限ループに入ることになる。
もし、このシャンプーが起点として始まる無限ループが本来必要のないものだったとしたら、驚きだなぁと思います。
でも、マーケティングってこんな感じで需要を産み出している可能性は十分あると思ったりしてます。
これは仮説の域を出ませんので、あまり真に受けずに、こんな可能性もあるよな〜ぐらいで受け止めてもらえたら幸いです。
転じて、何かを改善しよう、改善したいと思っていることがあった場合、追加の策を講じるよりも、シャンプーの立ち位置にあるような、何かをやめてみるほうが根本的に解決したりするかもしれないと思った次第です。

気づいたこと②

もし、ハゲに頭皮環境の清潔さが関係していたとして、
そのためにシャンプーが必要だとするならば、
これは逆方向に進んでいる気がする。
というのも、頭皮環境の清潔さの頂点は、ハゲだと思うからです。
よく考えたら当たり前なんですが、
頭髪がない方が、頭皮環境って清潔に保てそうじゃないですか?
なので、ハゲにならないように頭皮を清潔に、、と思えば思うほど方向性としてはハゲを目指しているように思える。
潜在意識みたいな話になってしまうのですが、シャンプーをして清潔に保とうとすればするほど、潜在意識にはハゲている自分を刷り込むことになるのかなと思うのです。
ひげとか陰毛とかをシャンプーしてトリートメントしてって、、頭髪のようには丁寧に扱ったりしていないにも関わらず、ひげとか陰毛の抜け毛が気になったりはしないですよね。
清潔さで言ったら、陰毛の方が頭皮よりジメジメしてそうだし不衛生そうですが、そんなに抜け毛してなさそうなイメージ。
であれば、頭皮の清潔度ってハゲに影響しないんじゃない?と思ったりします。

まとめのまとめ

本当はシャンプーいらないんじゃないか?説と、
シャンプーするほどにハゲに近づくんじゃないか?説。
でした。

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