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新年のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。

朝、いつものように目がさめて散歩をしたところ、陽光に照らされた桜の木に花の蕾があるのを見つけました。
枯れたように見えるこの木も、春になれば花が咲きます。
そして花は散り、葉の季節になり、葉は落ちて、また花が咲く。花が咲けば人の目を喜ばせることもあるでしょう。でもそれはほんのひと時かもしれない。
しかし、そのことよりも日々を生きることこそ大切なのではないかと思います。
花のために生きているのではなく、生きる中で花が咲いたり葉が落ちたりするということですね。その繰り返しこそがすなわち命というものであると思います。
願わくば、その命が命であるということにおいて、美しくあらんことを願うばかりです。

中村哲さんのインタビューをまとめた書籍『私は「セロ弾きのゴーシュ」』という本があります。その中の一節は、私を支える大切な言葉です。

遭遇するすべての状況が天から人への問いかけである。それに対する応答の連続が、すなわち私達の人生そのものである。

中村哲『私は「セロ弾きのゴーシュ」NHK出版』

3冊目の企業変革の本の草稿を書き終えたことは先日ご報告いたしました。春に向けて準備を重ねているところです。

この先も、書きたい本、考えたいことは本当に沢山ありますし、やりたい仕事もたくさんあります。その全てができるように頑張ろうと思いますが、でも、限界もきっとあるでしょう。もちろん、取り組む中で自分が新たにされるような発見もきっと待っていることでしょう。だから、せめて天からの問いかけには、誠実に応答しつづけられたらと思います。

皆様におかれましては、健やかな日々をお過ごしください。
また様々な機会でお目にかかり、お話できることを願っております。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

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