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死体なんてほぼ見ない業務、毎日死体を触るという業務まで。警察官の死体業務の実態についてのノート



こちらのブログ記事⇒警察官になりたい人が抱える不安に答える。三回目は「警察官になったら死体を見るのは避けられないの?」

に書いた通り、「死体を見たことがない警察官」はいないとしても、「死体を取り扱ったことはほとんどない」という警察官も実はけっこういるのです。

警察官といっても、どの業務を担当するかで死体との関りの程度は大きくちがいます

業務のセクションとはどんなものがあるか

警察署の場合、主に以下のような業務に分かれています

地域課 交番やパトカー

交通課 交通事故や違反取締、免許事務など

生活安全課  捜索願、少年事件や特別法犯の捜査、銃所持や風俗営業の許認可、防犯活動など

刑事課  窃盗、強行(殺人、強盗、傷害など)、暴力団、詐欺、などの犯罪捜査

留置管理課  逮捕された被疑者の身柄管理。留置場ですね

警務課  事務。署の行事管理や、職員の福利厚生、装備品や制服の管理など

警備課  外国人組織、テロリスト集団の情報収集など


これら↑の中には、

死体見ることはほとんどないところもあれば、

見るだけならけっこうあるというところと、

毎勤務のように死体を触る

というところがあり、死体との関り程度はまったくちがいます


私は、壮絶な死体をたくさん取り扱う業務をしてきました

列車飛び込み、ウジ虫だらけで腐乱液が滴る腐乱死体、焼死体、水死体


最初はきつかった。毎勤務死体の通報が入らないか怯えていました。

精神的なショックやストレスは相当なものでした

警察官の仕事の中でも、死体の取り扱い業務は疲労や負担は段違いで重いものでした。

担当業務によって、死体との関りの程度は以下の三つに分けられます

①見る機会は少なくないけど、触ることはなく見るだけで済む課はふたつ

②死体を触って徹底的に調べる仕事が避けられない課はふたつ。

③ほぼ見ることはない課

では、具体的に上げていきます


①見る機会は少なくないけど、触ることはなく見るだけで済む課


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