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風俗街一帯を貸し切る勢い。爆発寸前の警察学校生たち

前回の記事にも書いたように私は恵まれていました。

入校前から相手がいて、すぐに行ける距離に住んでいて、しかも一人暮らしで、初めての帰宅日に予定を合わせることができて。

この時に関しては彼女に本当に感謝です。

この先のことを少し明かしておくと、残念ながらこの彼女とは卒業前に別れてしまいました。

この後も続く警察学校での収容生活の間に、彼女は仕事先で別の男とくっついてしまいました。

今思えば、別れないためにもっとできることがあったと思います。

私に限らず、同期生の中には入校中に恋人と別れてしまった人はたくさんいました。


しかし、警察学校の同期生みんなが恵まれているわけではありません。


そもそも彼女がいなかったり、彼女がいても遠方だったり、その日に会えなかったり。
そういうかわいそうな爆発寸前君たちはどうするか。

週末が終わって警察学校に戻って、彼らから話を聞きました。

「週末どうだった?」

「やっぱ最高だよ。もう警察学校に戻ってくるのが嫌で嫌で仕方なかったよ」

「おれ帰宅先は実家で報告してたけど、実家には一瞬も行ってない。ずっと彼女のアパートでやりまくってた」

「いいなぁ彼女が近くにいるやつは」

「彼女いないんだっけ?どうしてた?この週末に発散しないのは耐えられなくない?」

「うん、さすがにあれだけ我慢の限界超えて何も発散しないのは無理。それで行っちゃったよ。〇〇街。(全国でも名をはせる風俗街)。」

「行ってきたんだ?どうだった?」

「うん、これだけ我慢して女がハズレだったら絶対イヤだから、ちょっと奮発して高い店行ったんだ。そしたらマジかわいい子当たって、一か月分のマグナムを思いっきりぶちかましてきた。マジ最高だった。それよかったんだけどさぁ・・」

「何?何か他のことで問題でも?」

「実は事前にA君(同じクラスの同期の名前)と一緒に行こうって決めてて一緒に行ったんだよ。で二人で店行ったわけ。

で、店の待合室に入ったら一瞬固まったよ。待合室がダサいスポーツ刈りにダサいスーツに大きなバッグを持った連中で埋まってた。ほとんど警察学校生でやんの。一瞬警察学校の教室に戻ってきたのかと思ったよ。

もうお互い苦笑い。うちらはまだ二人で行ったからよかったけど、一人で来てたやつは恥ずかしそうだったな。」

大笑いです。しかし、気持ちは痛いほどよくわかる。耐えに耐えた男たちの行きつく先は同じなわけです。

しかし彼らの勢いは店を占拠するだけでは収まりません。彼の話はまだ続きます。

「しかもその店の中だけじゃないから。店から出て風俗街歩いてたら、すれ違うのはダサいスーツ姿のやつらばかりだった。」

この一晩で警察学校生だけで、一体何十万風俗店に貢献したのでしょう。

警察学校は風俗界に大いに貢献しています。ここまで来ると癒着といってもいいかもしれません。

でも私もたまたま恵まれた環境だったからよかったものの、もしそうでなかったら行ってたかもしれません。

彼女とは決して体目的で付き合っていたわけではありません。

でもしてくれる相手がいて本当によかったと実感しました。

厳しい環境にいたことによって、日常の当たり前がどれだけありがたいことで感謝すべきかを再認識できました。

男にとって、セックスしてくれる女性がいないというのは本当につらいことです。

警察学校での禁欲生活との闘いシリーズは今回で終わりです。

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