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警察官採用試験で「この人を採用したい!」と思わせる志望動機

警察官を約10年務めて退職した元警察官のケイです

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警察官の採用試験の面接や選考書類で必ず問われるのが志望動機です

面接試験の目玉であり、合否判定に大きく影響します。

私はこれまで100人を超える方の志望動機の添削の相談を受けてきました。

その中で思ったのが、この超重要な志望動機で、まったく的外れな回答をかんがえてしまう人が本当に多いということです。

そこでこのnoteでは、

(1)多くの受験生が的外れな志望動機を考えてしまう理由はなぜか

(2)どんな志望動機なら「採用したい」と思わせることができるのか

(3)志望動機を考える手順と方法

をお伝えします。


志望動機で悩んでいるあなたは、この記事を読めば、採用をもらえる志望動機とそうでない志望動機のちがいがわかります。


「あなたが警察官を志望するのはなぜですか?」

この質問に対して、あなたは第一声まず何て答えますか?

まさか「公務員は安定しているので」
などと言う人はいないと思いますが、真剣に警察官になりたいと思っている人でも的外れな回答をしてしまう人がたくさんいます

例えば以下の①〜③ような志望動機を述べようと思ってる人はいませんか?

①「私は小さいころから柔道をやっていて体力に自信があり、それを生かせるのは警察官の仕事だと考え・・・うんたらかんたら・・・」

②「人の役に立つ仕事がしたいと思い警察官になろうと思いました」

③「困っている人を助けたいから」

どうですか? 
自分が述べようと思っていた志望動機と似ている、と思った人いませんか?

残念ながら、こういった志望動機では面接官から高評価はもらえないでしょう

「またこのパターンか」と思われてしまいます


なぜか。どこが悪いのか。理由は二つです

1、志望動機で述べることは「過去の自分」だけではなく「未来の自分」だから

①の志望動機で述べていることは過去の自分ですよね。柔道をやっていたことは確かに警察官になって生かせるでしょう。でも、面接官が志望動機で本当に聞きたいのは、過去のあなたについてではないのです

2, 警察官の志望動機になっていないから

①~③の志望動機は、警察官の志望動機ではありませんね。

体力を生かせる仕事?そんなの警察以外にもたくさんありますね

②の人の役に立つ仕事?
逆に聞きたいのですが、人の役に立たない仕事ってあるのでしょうか
 公務員に限らず、製造業だろうがサービス業だろうが農業だろうが、すべての仕事は人の役に立つものです。人の役に立たないことは仕事ではありません。

③の「困っている人を助けたい」も同じです
 鉄道やバスの仕事は、遠くまで行きたくて困っている人を助ける仕事です
 コンビニは今すぐ必要な物を購入したくて困っている人を助ける仕事です

つまり、どれも警察官を志望する理由になってないんです。

困っている人を助けたいなら、運転手でもコンビニの店員でも、他の職業でいいんです

どうしても警察官でなければならない理由になってないんです。


これが多くの受験者がやってしまう間違いです。


なぜ多くの受検者がこのような間違った志望動機を考えてしまうのか

それは、質問する側の意図をよく理解していないからです

「志望動機って何を答えればいいのかわからない」、と悩んでしまう人の原因も同じです

それは質問の趣旨を理解していないからです

志望動機は何ですか?という質問で、採用側が知りたいことは何でしょう?

試験に合格したいのであれば、相手(採用側)が知りたいことを答えることが必要です
あなたが言いたいことを言うことが面接の目的ではないのです

では、志望動機は何ですか?と聞いてくる相手側の意図は何でしょう?

この質問で相手が聞きたいこと、知りたいことは3つです

この3つについて、「この人の警察官への気持ちのは本物だ」と思ってもらえれば、志望動機については高評価が付けられるでしょう

まずは、質問する側は何を知りたいのかを正確に理解しましょう。

そうすれば何を答えなければいけないかがわかります

それがわかったら、次はどうやって考えればいいか、その方法です。
これも、手順に沿って考えれば誰でもできるようになります

その手順もこのnoteにすべて書いてあります

志望動機は何と言っても面接の目玉です
合否判定にもっとも大きく影響するものです
もっとも入念な準備が必要です

何をどう考えて準備すればいいのか

その答えがこのnoteです。


以下本文の項目です

まず5分間で未来の自分をイメージしてみる

1 「志望動機を教えて下さい」の質問で、相手が知りたいことを3つに分類せよ

2 誰でも志望動機を完成させることができる手順と方法

(1)志望動機では「過去の自分」ではなく「未来の自分」を述べよ

   「目的」と「手段」を別々に考える

(2)未来の自分を述べるには過去の自分を根拠にせよ


(3)白バイを目指す人の例文をもとに、実際の面接を想定したの問答


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ではまず、5分間で自分が警察官として生き生き働いている姿を具体的にイメージして、メモ書きでいいので書き出してください
具体的にとは以下の項目についてです。

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