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ライブハウスに通うという事

ボクがライブハウスに通うようになったのは
なぜだろう。もちろん音楽が好きなのは確かだ。
ただ、それまでもメジャーアーティストのライブは今ほどではないけれど行ったりしていた。今ほどの思いはない。

四十路になって、ボクは思う。色々なことをやってみて、どれも大した成果も得られず
数々夢見たことも叶うことはなく、惰性で生きてきた。仕事は楽しいものではない、ただ生活していくために働かざるおえないのだ。本当に好きなことを仕事にできたら楽しいだろうなぁと幾度となく思ったけど叶えることはできなかった。
何者にもなれないままクソみたいな現実を相手に毎日「仕事いきたくねーな」と思いながらの生活だった。
四十路も半ばになり今更夢に向かうなんてバカなことも出来ず、そんな勇気も好きなことを仕事にできるほどの能力もなく。

そんな中、インディーズバンドの人たちは自分の好きなことに全力だった。決して音楽だけで生きていけるわけではない。それでも「何者かになるため」に音楽を楽しみ、続けている。その人たちの音楽を聴きたい。自分にはできないことをしている。眩しかった。その応援をしたい。ライブを見たい。
自分には何もできなかったからこそ。

今年からはさらに九州地下芸人にはまった。
お笑いの番組やショーレースなどテレビで見ることはほぼない。
そんなお笑いに疎いボクが九地下にハマった。それはやはり、福岡で地下芸人として頑張りながら、いつかは売れたいとか、東京に進出するとかショーレースに勝ちたいとか。
まさにインディーズバンドにハマったのと同じだったのだ。「何者かになろう」としている。そんな芸人さんたちを全力で推したいと思った。
ボクにはなにもできない
だからこそ
福岡で頑張っているインディーズバンドや九州地下芸人さんの頑張りを応援したい。
それが、音楽にしても日常的に聴いてる方ではなかったボクがライブにはまったきっかけでもあり、お笑いのTVはもちろん、お笑いのライブに行ったこともなかったボクが九地下芸人のライブにはまったきっかけでもある。
趣味の範囲でつたない絵を描いたりは続けるけど、現実というボクの強敵に立ち向かう力をもらうためにこれからもライブハウスに通い続ける。

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