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ヴェネチア、カーニバル(日帰り)

カーニバルといえばヴェネチア。カーニバル最終日のマルディグラ(イタリア語でMartedi Grasso)に、日帰りでヴェネチアに行ってきました。

イタリアのレストランでランチをするとそれだけで時間を取られてしまう為、お弁当持参で出かける事がとても多い我が家(マックなどのファストフードは食べないので)。当日はカーニバル最終日ともあって、レストランもバールも混雑すると見込んで、なんと!コーヒーと水、おやつまで持参。朝の6時にブレーシャの中央駅からTRENORD(トレノルド)という北イタリアを走る国鉄に乗ってヴェネチアへ向かいました。日本から旅行される方も、カーニバル時期はヴェネチアのホテルもいっぱいですし、宿泊費も高くなるので、ヴェネチア近郊の小さな街のホテルに泊まって、早朝のトレノルド(国鉄)でヴェネチアに日帰りするのも良い案かもしれません(早朝でないと、電車が混むので座れません)。

朝9時前にヴェネチアサンタルチア駅に到着。駅の真ん前にある窓口で、ヴァポレエット(水上バス)の一日券を購入したものの、ヴァポレットには乗らず徒歩で朝のヴェネチアを散歩がてらサンマルコ広場へ向かいました。

水の都ベニス。ヴェネチアは風光明媚な景色はもちろん、私にとって車のない街は、まさに夢の街。悪名高きヴェネチアのカモメ(食べ物を盗んだり、カフェのテラス席を急襲したり)も、子供達と戯れて可愛いらしい。朝の運河(カナル・グランデ)沿いの散歩は、とても気持ちがいいです。

朝のヴェネチアは、カーニバルの日にちを間違えてしまったか?と思ってしまうくらい人気が少なかったです。バールも空いていたので、コーヒーまで持参してしまいましたが、バールでゆっくり優雅に朝食をとる事もできたなあと思いました。
途中、リフォーム中の店を通りかかった時、セメントを運ぶミキサー車が、やはり船だったのが、さすがべニスと思いました。船からセメントをリヤカー(一輪車)で運んでいるお兄さんが、おっとっとと、運河に落ちそうになった瞬間も見ちゃいました。



お昼頃になると、町中、観光客で賑わい始めました。



豪華な衣装の人たち、お祭りの開放感にワクワクします。



サンマルコ寺院、ドゥカーレ宮殿は必見です!



まるで中世にタイムスリップしたようです。




仮面だけ買って、仮想に参加するのも楽しいですよ。

私たちは、このお店で、小さなアクセサリーをお土産に買いました。


サンマルコ広場周辺を散歩し、運河沿いでカモメを恐れつつ、持参したサンドイッチを食べ、食後は、カモメと戯れた後、行列のジェラート屋さんに並んでジェラートを食べました。ランチはどこのレストランも混んでいました。

↑ジェラート屋さん

カメラを意識しているカモメ

カーニバルは、イタリアでの大きなお祭りですが、イタリアの学校が休みなのは、北イタリアだけなので、夏のヴェネチアほど観光客が多くありません。ヴェネチア目当ての旅行なら、ヴェネチアに宿泊して美術館や、ムラノ島に行ってベネチアングラス工房を見学に行ったり、観光スポットは盛り沢山ですが、イタリアの他の観光地を周るついでに、安上がりに日帰りでヴェネチアを散歩するのも良いと思います。

散歩が大好きな我が家は、結局ヴァポレットには乗らず、街中を散歩して、帰りは、夕方17時のユーロスターに乗ってブレーシャまで帰りました。日帰りヴェネチアの散歩なら、ヴァポレットのチケットすら必要ないことが分かりました。



帰りの電車で、私たちの近くに座っていた女性2人は、前日に帰る予定が、大雨でサンマルコ広場にも水が上がってしまって、長靴を持って来なかった為、(持ってくる人などいないですよね)帰りを1日延長したそうです。ヴェネチアの散歩は
、お天気をチェックしてから行ったほうが良さそうです。

ヴェネチアのカーニバルはもっと人混みかと思いましたが、朝9時に到着したのもあって、気持ちいい散歩ができました。イタリア旅行でも、このようなお祭りに参加する旅は、また特別な体験です。ぜひ訪れてみてください。

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