社会利益と企業利益を繋げよ
さて今日は、ブランディングにおいても大事な要素だと感じる「社会貢献」という文脈から、忘れちゃいけないポイントについてお話したいと思います。
ついつい社会貢献を重視すると、見落としがちな部分かなと思うので、要チェックです。
▼パーパスの時代
情報が民主化された事で、全体的に商品・サービスの質がグッと上がり、もはや味や機能だけでは圧倒的な差別化が図れない時代になりました。
そこで選ぶ側も、どれも似たり寄ったりなモノから、何を選ぶかという選択肢の中に、
「人」だったり「パーパス(目的)」という基準が入ってきました。
#この時代の流れは超大事。テストに出ます
世界的にもこの「パーパス」が選択基準の上位に来ていて、
自分達が事業を通して成し遂げたい社会利益とは?や、
自分達が社会に発信するメッセージとは?
といった「本質」を問われる、より高度な時代になったなと感じます。
この高度という表現をしたのは、パーパスを掲げる大前提に、
「既に機能や味が一定の合格ラインを通過していること」
が含まれているので、
要するに不味いラーメンや、使い物にならならいサービスなどは先ずスタートラインにすら立てないという事。
#厳しぃーー!
更にここからがもっと重要で、パーパスに重きを置くには、キチンとビジネスモデルを構築しておく必要があるよねという事。
▼論語と算盤
これは以前にもお話しした事に通ずるんですが、
誰しもお腹は空くし、安眠できないと健康は維持できません。これはお相撲さんでも、国の大統領でも一律です。
しかしその欲求を維持する為にはお金が必要です。
特にこことキチンと向き合わなければいけません。
どんなに素敵で尊いパーパスを掲げても、キチンと企業利益が獲得できなければ、ジリ貧になっていずれ活動が止まります。
これでは結局、社会利益が出せない絵空事で終わってしまうのです。
だからこそ社会利益を出して、そこからどうやったら自分達にも企業利益が回ってくるのかという導線を、
キチンと設計する必要があります。
お金儲けは悪だという風潮がありますが、それは道徳が抜け落ちた金儲けが悪なだけであって、
道徳を追い続けられるだけの経済を確保することは、
至極当然の行為だと僕は思います。
道徳と経済は両輪であって、単独では成り立ちません。
なので常にパーパスとビジネスモデル、どちらも確認・調整し続けていく必要があるなーと感じました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?