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バージニア大学の大規模調査で判明した意外すぎる幸せな結婚の条件とは。

二ヶ月程アメリカで過ごしたこの夏休み。義母と過ごす時間も長く。私たちは色々なトピックについて語らう機会が多かった。その中で結婚生活の話題になった際に印象的だった義母の質問「世の中で幸せな結婚だと感じている人ってどの程度いると思う?」と。

そんな事考えたこともなかったので、印象に残り、調べてみました。Dana Adam Shapiroの著書「You Can Be Right (or You Can Be Married)」の研究によると幸せな人はほとんどいません。— 彼は17%と本で定義しています。驚きませんか?17%ですよ。

誰でも結婚したら幸せになりたいと思うはずです。
では、そもそも幸せな結婚の為の条件とは何なのでしょうか。

幸せな結婚の条件は調べた研究があり、条件は4つあるとされています。この4つの条件を満たしていると幸せな結婚になりやすいということが分かっているということです。

幸せな結婚のための4つの条件について、バージニア大学が行った研究で結婚に関する大規模な調査を行っています。18歳から34歳のアメリカ人1000人を対象にして5年間の追跡調査をしたという結構大規模な研究。この5年間の追跡調査を行った結果、418人が結婚してそれぞれのデータを洗い直したところ幸せな結婚のための4つの条件というものが出てきたそうです。

1. 結婚前の経験人数が少ない
結婚前の経験人数が多くなればなるほど結婚生活が不幸せになる確率が高かったということです。データでは結婚前の経験人数は5人が平均でしたが、初めての人と結婚した人は離婚後の生活が他の人に比べてとても幸せでした。経験人数が多くなると必然的に多くの人とそれまで付き合ったわけですからそれぞれの良いところや悪いところが色々思い返されて迷いが生まれてしまいます。全てにおいて完璧な人はいませんから、過去との比較が生まれてしまうと現在の結婚生活への満足度が下がってしまうので結婚生活も破綻しやすいのではないかということです。

2. 結婚式の招待人数が多い
結婚式に呼ぶ招待客が多ければ多いほど結婚生活が幸せになる確率が高かったということです。昔から言われていたことでもありますが証明されたというところが興味深いと思います。ゲストが150人以上の場合は47%が結婚生活は良好と答えていて、ゲストが149人以下の場合は37%、ゲストが50人以下の場合は31%まで低下しました。

結婚式に呼ぶとお互いの親戚同士や友人同士が一堂に会するわけなので、家族や友人のネットワークがしっかりできます。そのネットワークが大きいほど結婚生活に問題が起きた時に自分達だけの問題なら簡単に結論を出すことができても大きなネットワークの中での問題となると別れづらくなるということも起きますし、その中には相談にのってくれるような人も出てきます。

別の研究でも、夫婦関係や幸福度を良くしたいのであれば、自分の友達とパートナーの友達をつないで友達にするのがいいということが分かっています。お互いの友人同士をシェアしあった方が離婚率も下がり結婚の満足度も上がるということが分かっていますので、これと同じ結論が出たと言えます。

3. 同棲の前に結婚を決めておく
データによれば、一緒に住む前に結婚を決めておくのが正解らしい。といっても、同棲がいけないって話ではなく、事前に「これは結婚への第一歩だ」と決めておくならOK。逆に、なんとなく「お試しで一緒に住んでみようか」ぐらいの気持ちだと、結婚生活に悪影響をおよぼす傾向が強いようだ。これは、事前に決意を固めることで、一緒に暮らすことに対してきっちり話し合うようになる可能性が高まるのが原因のようです。

4. 子供は結婚後の方が良い
できちゃった婚をされた人には申し訳ないですが、一応データとしては子供は結婚後につくったカップルの方がその後の生活がうまくいく確率が高かったということです。研究者のコメントによると、子供が結婚生活に与える影響としてはメリットもデメリットももちろんありますが、これが結婚前の場合は結婚生活に大きなストレスを与えてしまいます。結婚するという大きな決意をした先であれば大丈夫ですが、これから先の不安や大きな軋轢を生む可能性が出てくるわけです。具体的には、結婚後に子供をつくった場合の方が、結婚前に子供をつくる場合よりも44%も結婚後の幸福度が上がるということが分かっています。

ちなみに、芸能人ではできちゃった結婚も結構多いですが、実際には事務所が結婚や付き合うこと自体も認めてくれないということも多いそうです。そのために本人たちは結婚の意思は固まっていても子供がおろせないタイミングまで事務所にもあえて黙っているというケースがあるようです。ですから、このような芸能界の人達には当てはまらないかもしれませんが、普通の状況であれば子供は結婚後につくった方が幸せになる可能性は高いということです。

すでに結婚している人はどうすればいいのかというと、例えば、お互いの過去の失敗を明かしてその経験から何を学んでどのように人生が変わったのかという話をしてみたりして、お互いの価値観をシェアすることが仲を深めることにつながります。他人からのアドバイスを求めることもいいと思います。夫婦関係の問題は外から見ると意外と簡単に解決したりもするものです。自分の問題も他人にアドバイスをもらうと結構簡単に解決することが多いです。人間というものは自分のことを客観的に見ることができないものですから、他人の意見をもらうということは煮詰まっている状況に対して新しい視点を設けるということなので良い方法だと思います。

読んでくれてありがとうございます! 頑張っているチームのみんなに夜食をご馳走しようと思います。