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季節の変わり目はズバリ土用でしょう

近くでツバメが巣作りをし、もう卵からヒナもかえり賑やかになっています

まさに季節の変わり目ですね、と季節が移ろいでいくのを体感している日々ですが、この体感と暦の上での季節の変わり目にはズレがあります

「季節の変わり目が土用です
季節の変わり目は決まっています」
このように、前回書きました

いつからいつまでがその季節に、また季節の変わり目に当てはまるのでしょうか?

それは四立(しりゅう)が関係しています

???四立って何

立春(りっしゅん)
立夏(りっか)
立秋(りっしゅう)
立冬(りっとう)

この四つを合わせて四立と言います

皆さんがよくご存知なのは立春でしょうか

節分で鬼や冬の間の邪気を払って春を迎えると言います
節分は冬の終わりに冬の悪いもの、1年の悪いものを追い払って春を新年を迎える行事です
そして節分の翌日が立春となっています

暦の上では節分で冬が終わり
立春の日から春です
そして立春から新年です

春と言われても2月です
めちゃくちゃ寒いですよね
春なのに1年で1番寒い時期です

けれども暦の上では
春は
立春から立夏まで、という分け方です

夏は
立夏から立秋まで
秋は
立秋から立冬まで
冬は
立冬から立春まで

この考えも今の生活に残っていることがあります

皆さん暑中見舞いを書かれたことはありますか?

私は昔幼稚園の先生をしていました
幼稚園なので夏休みは小学校と同じ長い休みがありました
そこで園児に毎年暑中見舞いはがきを書いていたのですが、はがきには書面のお約束があります
その中で「暑中お見舞い申し上げます」が使えるのは立秋までというのがありました

立秋を過ぎればどんなに暑くてもそれは秋に残った暑さなので「残暑お見舞い申し上げます」に変わります
四立は知らなくても影響を受けていることもあるのですね

この四立は年によって、ずれる場合もあるので必ず何月何日とはいえませんが、だいたい同じです

立春は2月4日
立夏は5月6日
立秋は8月7日
立冬は11月7日 

頃です

なので、上記の日付でお話すると

春は 2月4日~5月5日
夏は 5月6日~8月6日
秋は 8月7日~11月6日
冬は 11月7日~2月3日

やはり私たちが感じている季節とズレを感じます

季節のズレの話はまた別の機会にします

今回のお話は、土用はいつなのでしょうか?です

土用は季節の変わり目です

なので季節が変わるタイミング
四立の前18日間が土用になります

春の土用は4月18日~5月5日の18日間
夏の土用は7月20日~8月6日の18日間
秋の土用は10月20日~11月6日の18日間
冬の土用は1月17日~2月3日の18日間

この18日間×4回=72日間を土用
そしてこの期間が五行の土になります

こんなにはっきりと季節は決まっているんですね。月だけでお話すると

春=2月・3月・4月
夏=5月・6月・7月
秋=8月・9月・10月
冬=11月・12月・1月

やはり私たちの感覚からはズレていますね。季節の先取りみたいです。