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相手の世界に関心を持つ

耳の聞こえない人の世界

実は、私は左耳を小学校の時に手術をして、
聞こえが良くありません。

それが原因で、友達の話が聞き取れないことがあったり、
「もう一回言って」と聞き直すと、
「もういい、もういい」と話が終わってしまうという
寂しい思いをした経験があります。

そうゆうことは慣れてはきましたが、
私自身、生まれた時から
聞こえる世界で生きてきているので、
「聞こえない」時があるというのは、
寂しく感じることがありました。

今聞こえている皆さんは、「もし、聞こえなかったら」
どう感じると思いますか。



聞こえなくても幸せ

ある時、生まれつき聞こえない女性に、
「聞こえないこと」をどう感じているのか。聞いたことがありました。

その時、彼女が答えてくれたことですが、

「私は生まれてから、ずっと聞こえないので
 聞こえないことは私にとって当たり前」

「聞こえるようになりたいと思ったこともない」

「聞こえなくても、私は幸せ。
 私が聞こえないから、今、手話を使ってくれる旦那と出会えたんだ」

と話してくれました。


皆さん、どう感じましたか?


その時、私が感じたことは、
「しあわせの形は、その人が決める」ということや、
「聞こえないことや障がいのあることが、けして不幸ではない」
「当たり前というのは、人によって違う」
ということを、彼女から教えてもらいました。



相手の世界に関心を持つ

相手がどんな価値観をもって、
どんな世界で生き、何を感じ、
何を思っているのか

それは人それぞれ違うんだなと思いますし、
もちろん、聞こえない方々が

ご自身の障害について、どう感じて、どう受け止めているか
ということも、様々だとは思います。


だからこそ、
「相手の世界に関心を持つこと」が大切なんだろうと思います。

コミュニケーションがうまく行っていない時、
自分の考えだけが正しいと思って、
自分の考えを相手に押し付けてしまっている
ことがありませんか?


「相手の世界に関心を持つ」ということ、
日常の中で少し意識してみるとよいかもしれません。

何か、皆さんの参考になれば幸いです。

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