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音楽修辞学勉強会のご案内

音楽修辞学勉強会とは

英文テキストを毎回数ページずつ読み進めるという勉強会です。2011年9月から開催されています。きっかけは、古楽ファンの集いである「古楽かふぇ」の打ち上げでした。バロック音楽などに興味を持っている人たちから「音楽修辞学」を詳しく知りたい、という声を聞いたためでした。私は修士論文を音楽修辞学に関連するテーマで書いて以来、この分野に関心を持ち続けていましたので、これは良い機会だと思い勉強会を立ち上げたわけです。それ以来、月に1回 (水曜 リアル14時 Zoom19時・同一内容で90分ほど)
自宅を会場にして、毎回、数名の方の参加をいただきながら継続開催しています。

なお、初めて参加希望される方は説明会の参加が必須です。参加料は1回1000円、初回参加の方は説明会込みで2000円です。(初回の方はテキスト不要ですが、継続して参加される方は下記の英文テキストを各自で購入していただきます)

テキスト

D.バルテル「ムジカ・ポエティカ−ドイツ・バロック音楽における音楽修辞学フィグーラ」

Dietrich Bartel Musica Poetica: Musical-Rhetorical Figures in German Baroque Music.Univ. of Nebraska Press (1997)

amazonリンク→ http://amzn.to/1YieQR2

* 2018年から第3部の個別フィグーラの検討に入っています。機能別に整理されているp.444の分類に従って進めます。

バルテル「ムジカ・ポエティカ」の構成

第1部 音楽におけるルター/ドイツ・バロック音楽のための神学的基礎 

第2部 ドイツ人音楽理論家の論文と典拠  
1.Burmeiser 2.Nucius 3.Thurings 4.Kircher 5.Elias Walther 6.Bernhard 7.Caspar Prinz 8.Ahle 9.Janovka 10.Vogt 11. J.G.Walther 12. Matteson 13.Scheibe 14.Forkel

第3部 音楽修辞学フィグーラの定義と翻訳

勉強会について 

*リアルでの勉強会を再開しました。Zoomアプリを使用してのリモート開催も継続

月に1日勉強会を開催しています。水曜日14時からリアル開催です。(会場は豊島区内の我が家です)
同日夜19時からZoom開催しており、どちらも90分ほどとなります。
(1回1000円・事前に銀行かpaypalで振り込み)

なお、初めて参加希望されるの方のために説明会を開催しています。
こちらも1回1000円となります。(初回の方はテキスト不要です)

現在、第3部個別フィグーラの検討を進めています。
機能別に整理されているp.444の分類に従って進めています。

現在のペースですと2024年内にはD.バルテル「ムジカ・ポエティカ」を読了する予定です。


今後の予定
2024年
4月10日(水)14時 リアル 19時 ネット
5月 8日(水)14時 リアル 19時 ネット
6月12日(水)14時 リアル 19時 ネット
7月17日(水)14時 リアル 19時 ネット

8月以降は未定です


主宰・講師 斉藤基史

ツィッターID @Mototch64 メールアドレス saito.moto@gmail.com

Facebookページ  https://www.facebook.com/musica.rhetorica

埼玉県出身。成城大学大学院にて音楽学を戸口幸策氏に師事。専門はルネサンス宗教音楽。「オルランドゥス・ラッススのミサ曲における言葉と音の関係−グロリアとアニュス・デイのMiserereにおけるフィグーラ」(成城大学修士論文1989年)

地方公共団体ホール勤務後、2000年よりヴォーカル・アンサンブル カペラ、コンラポントのコンサート企画・運営などを行うフォンス・フローリス事務局マネージャーを務める。2005年から2008年まで目白バ・ロック音楽祭実行委員。2011年より音楽修辞学勉強会を主宰。

共著「CDで聴くキリスト教音楽の歴史」「ルネサンス・バックのブックガイド」「ドイツ文化事典」共訳「西洋の音楽と社会2−花開く宮廷音楽」CD解説執筆多数。

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