見出し画像

AIによるリコメンドでは生まれなかった出会い

欲しい本があって本屋に行く。
その本が文庫なのか、単行本なのか、雑誌なのか、それくらいの検討をつけて、そのコーナーを訪れる。
作者名やタイトルで探すのだが、お目当ての本が見つからない。
うーん、この辺にあるはずなんだけど、どこにあるのかなぁ。

こんなとき、あなたはどうしますか?

対処法にはおそらく2パターンがあって、

1. 店員さんに聞く、もしくは検索機を使って探す
2.頑張って自力で見つけだす

でしょう。

私は完全にパターン2です。

目当ての本を求めてぐるぐるぐるぐると店内を回って書棚に並ぶ本のタイトルをみたり、店頭の特集コーナーを探したり。

目当ての本を探すうちに、ジャンルもテーマもまったく違う本に出会えるのが、この探し方の楽しみです。

先日もそれで思いがけない本に出会いました。
社会学関連の本を探していたのですが見つからず、いつものように店内を歩き回っていたところ、一冊の本に目が止まりました。

ガブリエルシャネルの言葉集。

ファッションへの興味が薄いので、デザイナーの人生とかに興味はなかったのですが、
「嫌いなことに忠実に生きる」という表紙に惹かれて購入。

これが、とてもすてきな本でした。
シャネルという人に魅了され、関連本をAmazonでさっそくクリック。

ネットで検索すれば目当てのものはすぐ手に入るのですが、こういう出会いはなかなかなさそう。
社会学の本から、シャネル本はさすがのAIもリコメンドできないと思うから。

やっぱり本屋って楽しいですね。

#コラム #日記 #エッセイ #本

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?