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後ろ向きで何が悪い

ここ数日思うこと

「ネガティブ」って、ポジティブな意味では滅多に使われないけど、「ネガティブ」ってそんなに悪いことなのかなぁ。

ネガティブのイメージって暗くて寒い

「ネガティブ」は消極的とか否定的とかの意味。私のなかでは、記号で表すと「マイナス」、色で表すと「群青色」、数字で表すと「4とか6」。

人にすると、「積極的」とか「肯定的」って、なんだかキラキラしてて明るくて、みんなの中心にいて、たくさんの人に囲まれているヒーローみたいな人。
でも、「消極的」とか「否定的」って、暗くて俯き加減で、くよくよしている一人ぼっちな奴です。

インサイドヘッドから

「ネガティブ」と聞いて思い浮かべるのが、映画『インサイドヘッド』の「悲しみ」です。

『インサイド・ヘッド』は人間の脳内の仕組みを説明しながら、少女の成長を描いた物語。

映画では、キャラクター化された5つの感情「喜び」「悲しみ」「怒り」「嫌悪」「恐れ」が、少女の脳内でさまざまなハプニングを起こします。

脳内チームにおいて「喜び」はやはりリーダーポジション。
一方、くよくよ、うじうじ、ぐずぐずしているのが「悲しみ」。

「喜び」から疎んじられる姿は、まるで自分の一部を見ているようで、「悲しみ」をいっそう愛おしくなりました。
反対に、いつでもポジティブ、元気、前向きな「喜び」が、ちょっと無神経でうっとうしく思えてしまう。

途中、「悲しみ」が次のように問いかけます。
「自分は何のために存在しているのか?」
それに対し、物語は
「悲しみがあるから喜びがある」
という答えを示してエンディングを迎えます。

後ろも下も向いたらいい

ネガティブがあるからポジティブがある、とはまったく思いませんが、ネガティブもポジティブも同等に扱いたいなぁ。

前ばっかり向いてても見えるものは限られているし、後ろ向いたり、下向いたらりしたら、意外なお宝が見つかるかもしれないし。

ネガティブは全然悪くなんかないんだよーと、まずは自分に言い聞かせてみよう。

#エッセイ #自己

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