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アニメログ:天元突破グレンラガン

 X(@Mottsu_orHibana)に書き溜めていたログです。

 ただいま劇場公開15周年を迎えて盛り上がっている『天元突破グレンラガン』。

 2007年放映当時、リアルタイムで観ていました。つまり朝8時半から家族とな!!!笑
 前情報なしで観ていたので、ラガンとグレンの合体に大喜びしたし、カミナの死に愕然としたし、ニアの消滅に呆然としました。トラウマとは言わないけれど、いろんな傷跡を残していった作品でした。劇場版も公開当時に観て、好きだけど続けては観られないと強く思ったものです。またしょこたんの主題歌が泣かせるんだ……。
 カミナ目当てで観はじめたものの、「穴掘りシモン」という呼び名を含めたシモンの在り方がとても好きです。見た目は少年のほうが好きだけど。笑
 ニアはいつでも好きです。救いだと思うし。最後の消滅が、哀しいけれど美しいし、だからこそもっと哀しい。ヨーコは後半の美しい強さが好きです。
 セルフ再放送をして、ギミダリ双子も好きだなって思いました。中の人の影響も多分にあります。ええ。

 プライムビデオに追加されたなと思って観はじめたら、劇場公開15周年という発信を目にして、なるほどねと思ったしだいです。


▼ 配信でセルフ再放送(2023/10/09-12/12)

1話「お前のドリルで天を突け!!」
どうしてもカミナが先陣を切ってシモンがサポートするという印象が抜けなくて、今回も観はじめてから、俺に乗らせろムーブがないことに勝手に驚きました。自分を「アニキ」と呼ばせる一方で、シモンを対等に扱っていると言うか。それとも、これも兄貴ムーブ?
2023年10月9日

2話「俺が乗るって言ってんだ!!」
カミナがガンメンを奪う爽快さより、最後に「隣村」で朽ち果てていたカミナの父が発見されるという衝撃のほうが何回観ても強い。地上を見てくると言った父が、それを殆ど果たせずに果てていたという現実。追いかけた背中にすぐ追いついてしまったという現実。
2023年10月11日

3話「顔が2つたあ生意気なッ!!」
ヴィラル初登場からの、合体グレンラガン! ラガンがグレンに介入して、力技で合体するのはとても好き。神経のように螺旋力が広がるから生物的だなと感覚的に思っては、いやこんな生物は居ないと打ち消す私。
2023年10月13日

4話「顔が多けりゃ偉いのか!?」
黒の兄妹のハイテンションさがいま観ても強烈……!
とはいえ、いきなり4人新キャラはちょっと過多かな……!!笑
2023年10月16日

5話「俺にはさっぱりわからねえ!」
アダイ村を知ると、ジーハ村はスタンダードで、むしろリットナー村が特殊だったのだと思い知る。あとどうでもいいんですけどようやくミギー→右でダリー→左だと気付きました遅いねぇ!!!
2023年10月18日

6話「てめえら全員湯あたりしやがれ!!」
本当によくこの温泉回を朝8:30から放映したよね!!!??? しかも螺旋王という概念がぶち込まれるという。あとロシウの「9割方食べ終えてる」がすんごい好きです。
2023年10月20日

7話「それはお前がやるんだよ!!」
割と急にカミナ死亡フラグ。次回予告の不穏さ。仲間が集まって大グレン団になるのは頼もしいけれど。温泉回からの温度差に湯冷めしちゃうよ。
2023年10月23日

8話「あばよ、ダチ公」
カミナの死という大きな転機において、ヨーコに振られた役割があまりに酷だと思う。直接的にはシモンが気持ちを保てなかったからだと描かれるけれど、それは兄弟間で乗り越えられている。遠因であるヨーコの存在は、シモンと視聴者しか知らない。批判もくるよ。
2023年10月25日

9話「ヒトっていったい何ですか?」
いま観てもニアは圧倒的美少女ォォォ!!!笑
それはさておき。私はニアを〈救い〉の象徴だと思っているので、カミナとニアが交わらない物語が本当にしんどいです。ダイガンザン攻略前に、ニアが大グレン団に加わっていてくれれば。甘っちょろい夢想だとしても
2023年11月1日

10話「アニキっていったい誰ですか?」
ニアの正論はなかなかにエグい。居ない人に頼ってはいけないことは、シモンもヨーコも判っているけれど。ただ哀しくて、けれど哀しむ暇もないことを、ニアは知らない。その隔たりが、いまはとてもしんどい。
2023年11月2日

11話「シモン、手をどけて。」
シモンがカミナとは別の形で立つ覚悟を決めて、ニアが捨てられた姫だとしても自分の意志を貫く覚悟を決めて、晴れた空の下でグレンラガンが無双するカタルシス!!! ロシウのバックアップも含めて、この回はとても好きです。
2023年11月6日

12話「ヨーコさん、お願いがあります。」
男どもの馬鹿さ加減もだけど、ヨーコとニアの描かれ方の落差もひどい。シモンすら信じきれていなかったヨーコを、ニアはストレートに信じているところは好き。あとアディーネとヴィラルの2ショは絵的に好き笑。
2023年11月8日

13話「みなさん、たーんと召しあがれ。」
ヴィラルはカミナが死んだと知らなかった、という事実にひどく打ちのめされる。たしかにあの戦闘でカミナは死んだのに、その要因を作ったヴィラルは知らないまま追いかけていたという構図が、この戦いの虚しさを象徴しているようにも思う。
2023年11月10日

14話「皆さん、ごきげんよう。」
味方大集結!にどこか恐さを感じてしまう。そりゃあ先の展開を知っているからなのだけれど、表面的にシモンたちに同調して自滅する姿を見るのはやっぱりきつい。投影ニアは救いの女神か否か。
2023年11月15日

15話「私は明日へ向かいます。」
王道のようで、じつは全然王道じゃないんだなと明確に理解したのは、螺旋王が素手で殴りにきたときです。あと、仲間からの呼び掛けでナチュラルにグレンに乗ったロシウがスルーされがちなのも気になる。ヴィラルと同じく、彼は語り部に近い位置付けだとしても
2023年11月16日

16話「総集片」
総集片、予告がヴィラルだったので「オオッ語り部だからか!」とワクワクしてしまっただけに、ノーナレだったことが予想外のダメージ苦笑。いや、テッペリン陥落の日からの語り部だから、その前の事象は語れないのは当然なんだけども……ッ!
2023年11月17日

17話「あなたは何もわかっていない」
後半戦の7年後。大人になったシモンもニアも、成長したギミーもダリーもたいへん好きなのですが。私はみんなに煙たがられながらも厳しく在り続けるロシウがいちばん好きです。ちゃんと慕っている面々も居るのがいいよね。
2023年11月20日

18話「聞かせてもらうぞ この世界の謎を」
こういう「政治の中枢に居る真実を知る者」対「騒ぎ立てる大衆」の構図が苦手。でも、シモンもロシウも本質は変わっていなくて、ただそれぞれに背負うものの背負い方が違うだけなのはよく判る。だから、本質を書き換えられてしまったように観えるニアが哀しい。
2023年11月22日

19話「生き残るんだ どんな手段を使っても」
ロシウはいつから仲間との対話を止めてしまったのかな、と思う。いや、元々それほど話していなかったのかもしれない、とも思う。とはいえ、リーロンやダヤッカくらいになら話せていても良かったのに。その結果が、クーデターのような総司令着任なのが哀しい。
2023年11月25日

20話「神はどこまで僕らを試す」
旧友であるシモンを切り捨てても守ろうとした市民を、全員は救えないというロシウの地獄。キノンの押し殺した泣き声がまたつらい。ガンメンを手入れして持ってきてくれたマッケン・レイテ夫妻好きなんだけどこの後を覚えているからもう泣ける。弱い。
2023年11月27日

21話「あなたは生き残るべき人だ」
ヨマコ先生としての日常はあまりに温くて、けれどそれを守るために再び前線に立つ決意をしたヨーコは強くて美しくて、その姿にただただ泣けてしまう。
2023年11月29日

22話「それが僕の最後の義務だ」
シモンがロシウをぶん殴って連れ帰るのを観て、ああ世界は世代交代したんだと強く感じました。グレン団の本質は変わらないとしても、カミナやヨーコ、キタンに引っ張られていた頃とは違うのだと。それにしてもアダイ村の話を観て泣くようになるとはね!!!
ニアが、本来のニアの顔を見せるところが本当に好きで泣ける。表情のない彼女も美しいけれど、やっぱりいつものふにゃっとした笑顔がいちばんいい。いちばんいいよ。
2023年12月4日

23話「行くぞ 最後の戦いだ」
アンチスパイラルに支配されても、ニアが手放さなかった指輪がワープの座標となるのは好き、なんだけど。そこで語られる愛は異性愛で、その先には繁殖があるところが、いまはしんどい。種の存続のためには必要なのは判るけれども。
2023年12月8日

24話「忘れるものか この一分一秒を」
放映時はマッケンの死とレイテの「お父ちゃん……」がいちばん抉られたのだけれど、今回はギミダリ双子を助けるためにジョーバリ双子が笑いながら逝くところに打ちのめされてしまった。戦う者の意地以上に、自分たちより若い世代を生かそうとする意志が。
2023年12月8日

25話「お前の遺志は受け取った!」
人間でも獣人でもないブータに螺旋力が生まれた、という展開は大好き。それをヴィラルが受け入れているところも含めて。でもキタンが逝くのは、やっぱり泣く。最期があまりに格好良いからこそ、余計に胸に迫る。
キタンが出撃前にヨーコにキスする展開、個人的には好きだし、カミナの時とは全然違うと思うけれど、一方で必要だったのかなとも思う。ヨーコに、漢二人の死を背負わせないでほしい。
2023年12月8日

26話「行くぜダチ公」
放映時は仮想カミナの薄っぺら具合にけっこうショックを受けたし、その後の「いまのシモンは当時のカミナの背を追い抜いている」ことにはいまでも泣けてしまう。散ったからこそ多次元を超えて仲間たちに会いに来れることの頼もしさと切なさにも泣くよ!!!
2023年12月11日

27話「天の光は全て星」
敵は倒したし、人類は生き残った。けれど、それを大団円と言えないのは、失ったひとの存在が大き過ぎるからなのだと、私は思っています。結婚式のその場で消えていくニアは、あまりに美しくて哀しかった。最期の瞬間まで、彼女の意志で立っていたとしても。
今回、最終決戦の顔ぶれを観てようやく気付いたのは、それこそ旧時代を象徴するような漢たちが皆消えて、〈女子ども〉が多数を占めていたこと。これは定番への抵抗なのか、それともむしろ戦いの中で果てるという王道なのか。私は前者と取りたいけれど。
2023年12月12日

ということで、懐かしの #グレンラガン セルフ再放送を終えました。
最期のニアはあまりに美しくて哀しくて、やりきれないのにとても好きな結末です。永遠の幸せではなかったけれど、刹那の幸せは確かにあったと思えるからかもしれません。「穴掘りシモン」という呼び方も好きでした。



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