勉強

勉強しない大人が多いと・・・

日本の大人は外国に比べて勉強しないという話を聞いたことがある。
私も完全に同意できる。
私が25歳の時(入社3年目)の時に、会社で管理職の打ち上げ旅行があった。バスで移動しゴルフをやって温泉に入り、その後宴会(最後に一本締め)、という全くセンスのかけらも感じることができない旅程から想像される通り、ベタベタな旅行だった。当時若かった私はあまり行く気がしなかったが、業務命令的な圧力もあり参加していた。

その旅行で私は会社に失望することになる。
道中の車内で40〜50代の管理職は、ほとんどがスポーツ新聞か週刊誌を読んでいて、それらを回し読みしていた。経済新聞を読んでいる人はゼロだった。
一応曲がりなりにも金融機関である管理職がこの程度とは、、、。朝礼で話すことがいつも野球とサッカーの話ばかりなるはずだよな。ウチの会社大丈夫かな?と思ってしまった。
これに失望した私は他にも考えるところがあり、会社に退職を申し出た。しかし、上司に執拗に慰留され翻意してしまう。

それから数年後、会社は大丈夫でなくなり結果的に破綻してしまった。
やっぱり・・・。
当時の経済状況等、様々な原因はあるものの「勉強しない → 考えない」人たちが会社に多すぎたのだと思う。
勉強しなければ、適切な判断はできない。直感的な判断が見事にあたる場合もあるが、長続きはしない。
私はこの経験を通して、様々なことに興味を持って勉強するようにしている。

勉強し続けることで気づいたことが3つある。
1.勉強を続けていくと別の機会に勉強した知識が紐付いて、ある瞬間から勉強がとても楽しくなる
2.大抵のことはネットで調べられる
3.ちょと勉強しただけで、周りから「物知り」と思われる(情報の非対称性が成立する)
今は勉強しようと思えば、それなりに深いレベルまで掘り下げて勉強できる環境があるにもかかわらず、多くの人はすぐに「わからない!」と言う。
そんな人と接するとイライラしていたが、そのことで簡単に情報の非対称性が成立して、自分が優位に立てる場面が多い事に最近気づいた。
そう考えると、あまりイライラせずに接することができるよになり、他から頼りにさせる存在になれていると感じている。
勉強しない大人も必要かな(笑)。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?