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「聞く力―心をひらく35のヒント」を読みました

土曜日は仕事場が稼働しているので基本的に出勤日である。
出る支度をしながら横目で見ているんのが「サワコの朝」。毎週色んなゲストが来て様々な話をするのだけど、聞き手の阿川佐和子さんがとても自然にゲストの話を引き出しているのだ。この方もエッセイとか書いておられるのかなと調べてみたら色々出しておられて、その中から選んだのが「聞く力」だった。

私は人と接するのがあまり得意ではない。特に初対面の方との会話となるとつまづきも多くなってしまう。そんな状況を少しでも改善するヒントを得られればと読んでみた。

聞く力
阿川佐和子
文春新書
2012/1/20
※※※※※

読んでいてまず思ったのは、阿川佐和子さんも最初からインタビューに長けていたのではなく、失敗をしながらその中から反省点や改善点を見つけ、今に至っているということ。

この本はインタビューについて語っている本ではあるが、テレビのアナウンサーやリポーターがやるようなインタビューのHow to本ではない。
もちろんそういう分野の職業を目指す人にとっても大事な内容が満載されているだろうが、一般庶民の仕事や日常生活の中の会話においても大事なことが書かれている。むしろそちらの層に向けて書かれているのではないかと感じた。

質疑応答、もっと日常的な言葉を使えば、「会話」ということですからね。
人は生きている限り、誰しもが、「インタビュー」に始まって「インタビュー」に終わると言っても過言ではないのです。

これまで多くの人にインタビューを行ってきたので、様々な有名人とのエピソードも書かれていてそちらもとても面白い。
会話の得意な人もそうでない人も、一度この本を読んでみると、人と接する時にここを気をつけてみようという気づきと出会えるかもしれない。

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