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#note植物部 怒りの屋内育成環境構築記

前書き

マッドマックス味のあるタイトルも、それは主に自分自身に対して。

前も書いたが転居して、相変わらずのベランダ栽培を続けていたのだが、それはもうびっくりするくらい植物の調子が悪かった。
陽当たりが悪い、かと思ったら真夏には陽が差して、水枯れや葉焼けを引き起こしてしまった。
それに気づいて対応する頃には陽当たりがまた悪くなって風通しも悪く、水分過多になった挙句、良くて徒長、ものによっては腐れを引き起こしてしまった。

私自身も新しい職場環境になかなか馴染めず、乾き切ったり、腐りかけていたので、「似たもの同士だね」なんて思いつつ、自分のことでいっぱいいっぱいで目をかけてやれなかった。
同時に自分が何もしないことで死んでしまうのもどこかでわかってて、でもベランダに出している手前、そこまで見つめずにいられて、そのままで済ませていたのだ。

季節は巡って冬。

植物の取り込みをして、絶望する。
悉く形を崩し、数年来一緒に生きてきたものも死んでしまった。本当に悲しくて仕方なかった。

何とか自分の職場環境にも少し蹴りが付いたこともあり、ちょっと真面目に植物の育成について考えることにしたのが、去年の暮れのことである。

屋内育成環境を作ろう

考えるまでもなく、うちの植物たちにとってこのベランダ環境は無理だと思った。一年過ごしてよくわかった。

とすると屋内しかない。
幸い家のスペースは確保できたので、「ここをキャンプ地とする!」ならぬ「ここを育成地とする!」と意気込み、Amazonぽちぽち。

ここからは私の散財の記録を並べますので、ご参考までに。

タカショー 園芸ラック パンタグラック L

まずは置き場。
色々あったけど、そこそこ大きくて、組み立ても簡単そうで、収納もしやすそう(収納することはまずない)で、お値段も高すぎないものに。色も黒くて落ち着いているのも◯。
カバーも別売りであるのだけど、空気が籠るかなぁと思って今回は見送り。冬場の温度調整に合っても良いかもしれない。
網目がやや大きいので小物は安定しないのと、あんまり重たい鉢を載せると凹む感じもあるが、同社タカショーのガーデニングトレーが上手く収まる形で販売されているので、こちらを載せるのがオススメ(トレーは少し高いのが難点。商売上手である。)。

ちなみに、前の家でも屋内取り込み用にメタルラックがあり、それも併用。そっちはルミナスでセミオーダーして作ったもの。お部屋の大きさやお好みに合わせて天板の大きさや柱の径の太さなんかも調整できるし、何より拡張性もあるのでオススメです。

ルミナスついでに言うと、転居してベランダ用にも大型のルミナスを導入している。
結局今は一部の植物しか乗ってないが、ベランダメインでいくならこれ一本でよかった。吹付で表面加工があって錆や紫外線に強い。大きさも色々選べて申し分ないからいつか第一線でまた使ってあげたい。

Kaiju Plant 怪獣ドライマット

ルミナスのメタルラックの上にはこれを敷いて水問題をカバー。本当はトレーを置いた方が良いのだけれど、なかなかに素晴らしい吸水力なので、なんとかなってしまっている。怪獣もかわいい。

IKEA TERTIAL

HaruDesign 植物育成LEDライト

ライトその1。
こっちはルミナスの方に設置。
メタルラックにIKEAのライトを噛ませるのに苦労したのと、2台で全面をカバー出来るようにしているけど、これでも少し光量が足りない気もしている。

余談だが、こういう植物系ライトは本当にピンキリで、上のプロ用になると本当に際限がない。貧乏性の私は電球一個で1万オーバーとか見ると羨望と眉唾を行ったり来たりして発狂しかける。「きっと効果はあるんでしょうけど高すぎ…でも人間のエゴで鉢に詰めて、原産国から旅してきた植物のために私はもっとやれることがあるのでは…?」と考え出したら罪悪感が止まらなくなる。
よって貧乏性の精神衛生を保つためには廉価で効果があるものを見つけることが最良の特効薬なのである。つまり何が言いたいかと言うと、もっと安くて良いライトあったら教えて下さいってこと。

話を戻す。

この電球を設置したルミナス側は比較的光量が少なくても良いハオルチアや多肉系、あとは少し背の高い塊根系(背が高い分光源に近づいて、結果的に強目の光量を稼げてる?)を置くように。

で、使ってみた感想だけど悪くない。
実は全然予想しなかったことにビカクシダがモリモリ成長し出した。
あとで写真も付けるけど、ルミナスに前掛けする形でビカク&チランジアウォールを引っ掛け、上から溢れる光で少し育つかなーと淡く考えてたら、誰よりも光に反応してグングン胞子葉を立ち上げていた。こんなに反応するのか?ってくらい反応してくれたので、とても相性が良かったのかもしれない。
もちろん他の多肉も良く、特にビヨビヨに伸び始めていたハオルチアたちはギュっと詰まって良い感じになっている。

BRIM(ブリム) PANEL A 植物育成ライト LED パネル

ライトその2
ネットで評判がよく、値段が安価なものを選んだ。パンダグラックの2〜3段目に取り付け。4段目は保留中。安価とは言え、一段に2枚設置している都合上、枚数が嵩むとバカにならない。
実は元々『2024年度令和最新版LED〜』等と銘打った某中華製ライトを設置していたのだが、良かったのは安さと防水性があっただけで効果は全く感じられなかったし、何より3ヶ月で見事に壊れてた。安かろう悪かろう、安物買いの銭失いとはまさにこのこと。

そういうことでこれを導入。まぁ明るいのなんのって。植物もとても調子が良い気がする。
これまた意外なことに脇に引っ掛けてたチランジアがご機嫌で、見事に紅葉して見頃になっている。(証拠画像はまだ載せない。引っ張る。)

もちろんアガベや塊根たちも調子が良く、今のところ順調に育ってくれている。多分次もこれを使うが、もっと安くて良いものを知ってたら教えてください。

SwitchBot スマートプラグ

これは別に植物に限らないけど買ってよかったもの。
植物ライトを延長コードにまとめて繋いで、コンセント部分にコイツを噛ませてある。これによって消費電力の確認ができるのはもちろん、タイマー設定が可能で、我が家では12hで自動でオンオフにしている。自動化最高。

ということでレイアウト図

じゃーん
サーキュレーターTPS視点
別アングルから
ルミナス側 右下がビカクたち

わりと納得がいく出来ではないだろうか。というか、上を見るとキリがない。ご覧の通り一番下の段はまだ電気を付けていないので空欄になっている。お、まだ置けるじゃん。ここにはもう少ししたら休眠した植物を設置しようかと考えているが、本当はパネルを設置したい。

ちなみにパネル4枚+電球2つで、毎日12hの点灯で大体3000円/月。年間計算はあえてしませんが、サブスク料としましょう…が、電気代上がるらしいし戦々恐々としております。でも生き生きした植物たちの姿が見れるからオッケーです。

今のところは上手くいってるけど、まだちょっと気になる部分もあり、やっぱり下部にもパネル付けたいと熱く所望していたり、今後も手直しを入れるかも。

さて、植物観察を…


と思ったけど、だいぶ長くなったので次回に続きます。(さらに引っ張る)





【あとがき】
怒りの屋内環境構築でしたが、終わればにっこり。毎朝毎晩ニコニコしながら植物棚を覗いております。夜はスマホのライトを点けながら、暗闇に佇む彼らを眺めております。あ、やめて、合法だから通報しないで。
植物記事書かなきゃと思いつつ、本当に自分のことに追い詰められてて余裕がなく…何よりボロボロになる植物を見つめることも苦しくて、の悪循環でした。やっと書けてよかったし、何よりみんな元気そうにしてくれてて嬉しい限り。今年はちょこちょこ書いていきます。

ということで次回は植物紹介です。

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