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行きつけのカフェのよく笑う店員さんに恋をした

こんにちは

俺の名前は八玉〇〇と申します。

しがないサラリーマンです。

でも最近俺には楽しみがあります。

それは...

チリンチリン...

??:いらっしゃいませー

〇〇:マスターやってる?

マスター:やってますよ

〇〇:よかったー

マスター:それにしても〇〇さんはよくもまあ飽きずにうちのコーヒー飲みにきますよね?

〇〇:マスター自分でそれ言っちゃうの?(笑)

??:そうですよマスター

〇〇:あっ!玲ちゃんこんにちは

玲:こんにちは〇〇さん

マスター:もはや〇〇さんは玲ちゃんの淹れるコーヒーを飲みにきてますよね?(笑)

〇〇:否定はできないよね、実際玲ちゃんの淹れるコーヒーすごい美味しいし

玲:えへへ...褒めても何も出ないですよ?

そう...俺はこの笑顔が大好きなのだ

そして...俺はそんな玲ちゃんが好きだ...

次の日...

〇〇:はぁー、今日も疲れたー

上司:〇〇いつもありがとうね

〇〇:いえいえ

上司:今日もあそこのカフェ行くのか?

〇〇:はい(笑)

上司:ほんと〇〇はあそこのカフェ好きだよな

〇〇:はい!あそこのコーヒー美味しいんです!

上司:そうなのか、今度俺も行ってみるかな?

〇〇:是非行ってみてください!

上司:引き止めて悪かったな

〇〇:いえいえ

上司:お疲れ様、気をつけて帰れよ

〇〇:はい、お疲れ様です!

〇〇は上司に挨拶をして会社を出た

〇〇:今日も玲ちゃんいるかな〜

チリンチリン...

〇〇:マスターまだやってる?

マスター:やってますよ

〇〇:よかった〜

マスター:でも〇〇さん残念でしたね。

〇〇:へっ?

マスター:玲ちゃん、〇〇さんと入れ違いでお使いに行きましたよ。

〇〇:え〜、玲ちゃんのコーヒー飲みたかったな〜

マスター:待ちます?

〇〇:いや久しぶりにマスターのコーヒー飲ませてよ

マスター:よし!〇〇さんの為に全力で淹れます!

〇〇:お願いします

なんやかんやでマスターのコーヒーを飲みながら世間話をしていたら30分以上経っていた

〇〇:マスターそろそろ帰るよ...

マスター:そうですか、それにしても玲ちゃん遅いなぁ

〇〇:確かに遅いね

マスター:まあもうちょっと経ったら探しに行ってきます

〇〇:じゃあ玲ちゃんによろしく言っといて

マスター:わかりました

〇〇はカフェを後にした...

少し歩くと見慣れた姿が目に入った

〇〇:あれ?玲ちゃん?


玲:やめてください、離してください

??:いいだろ?俺と楽しいことしようぜ?

玲:いやです...(誰か助けて!)

〇〇:おい!俺の彼女に何してんだお前?

玲:〇〇さん!

??:くそっ、彼氏持ちかよ

そう言いながら男は去っていった

〇〇:大丈夫か玲ちゃん?

玲:怖かったです...グスン

〇〇:もう俺が来たから大丈夫だよ?

玲:ありがとうございますぅ〜😭

〇〇:一回マスターの所に戻ろっか!

玲:はい...

〇〇は玲ちゃんを連れてカフェに戻り

マスターにさっきあった事を話した

マスター:そんなことが...〇〇さんうちの従業員を助けていただきありがとうございます!

〇〇:頭あげてよマスター...いつもおいしいコーヒー淹れてくれるでしょ?そのお礼だよ

マスター:ほんと〇〇さんは優しいですよね

〇〇:いえいえ

マスター:ごめんね玲ちゃん、僕がおつかいを頼んだばっかりに

玲:いえいえ、私も注意不足でした

マスター:玲ちゃん今日はもう上がっていいよ

玲:私なら大丈夫ですよ

〇〇:ここはマスターに甘えたら?

玲:・・・じゃあ今日は上がらせていただきます

マスター:それでよし!

〇〇:俺も帰る途中だったから、もし嫌じゃなかったらお家まで送るよ?

玲:いいんですか?

〇〇:もちろん!

玲:じゃあお願いします

マスター:〇〇さん、何から何まで本当にありがとうございます。

〇〇:いえいえ

マスター:じゃあ玲ちゃんをよろしくお願いします。

〇〇:まかせてください、じゃあ行こっか

玲:はい

〇〇は玲の家に向かいながら世間話をしていた

〇〇:でもあの男の気持ちもわからんでもないんだよな〜

玲:なんでですか?

〇〇:だって玲ちゃんめっちゃ可愛いもん

玲:えっ///...

〇〇:俺ね会社で嫌なことがあってもね、玲ちゃんの笑顔見たら元気出るんだよね!

玲:そ、そうなんですか///...

2人の間に少し沈黙が続いた...

〇〇:ごめんね、気持ち悪かったよね(笑)

玲:むしろ、そう言ってもらえるとありがたいです...

〇〇:よかった〜

玲:いきなりなんですけど〇〇さんって...彼女いるんですか?///

〇〇:い、いないけど?

玲:な、なんでさっき守ってくれた時私を彼女って言ってくれたんですか?

〇〇:好きだから(ボソッ)

玲:え?今なんて言いました?

〇〇:一目見た時からずっと好きでした!!

玲:えっ?///...

〇〇:もし俺でよければ付き合ってください!

玲:彼女って言ったんですから、ちゃんと責任取ってくださいよ?

〇〇:てことは...

玲:よろしくお願いします!

〇〇:やったー!

玲:これからは毎朝モーニングコーヒー淹れますね!

〇〇:玲さんもう同居生活ですか?!

玲:えへへ...早すぎましたかね?

俺はやっぱりこの笑顔が好きだ...

fin...

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