見出し画像

「自分のなりたい自分」になれただろうか?

こんにちは、べっきもえかです。

4年間の自分を自己評価

高校生の時に抱いていた「自分のなりたい自分」になれているだろうか?

半分Yesで半分Noだ。

画像1

学生団体ivoteで出前授業をしている様子

高校生のべっき

私は高校生の時、教科の成績でしか評価されないこと、成績のために努力することだけが求められていたこと、そして自分がリーダーとして評価されないことに不満を抱いていた。

地域の中で進学校だった母校は生徒に国立大学合格者実績を求めていた。
しかし私はバンド活動とか、生徒会活動とか、もっと他に頑張りたいことがあった。
勉強だって、もっと実際今起こっている政治のこと、今困っている人のことについて学びたかった。
しかし自分が意義を感じられない学習を、人よりも良い成績(せめて赤点にならないくらいの成績)となるようにやらなければならない。
私はもっと誰かのために活躍できるはずなのになんなんだこの無駄な時間は、と漠然と考えていた。

とはいえ、私は高校の時リーダーとしてうまく活躍することもなかった。
クラスの運営や文化祭の準備など様々な場面で挫折を味わい、落ち込んだ。
女の先生に「男を上手く転がして活躍させることが賢い女よ」と言われたときはその通りだと思った。

それにしても自分の評価のされ方が気に入らなかった。成績じゃなくて、誰かの役に立っているかとかで評価されたかった。

私は自分のことが大好きなので、自分のことを好きな人も大好きだ。
だから「多くの人に役に立って認められる人間(=自分のなりたい自分)」になりたいと思っている。
自己肯定感と承認欲求は両立するらしい。
そして私は自分のなりたい自分になれる自信もあった。
自分のことが大好きなので、自分にいっぱい期待して、いっぱい頑張ってしまうのだ。

画像2

高校の生徒会室で

大学に入ってからのべっき

大学に進学し上京。
自由の身となり、高校の時ためていた不満が行動力となった。

「これは絶対誰かを笑顔にする」と思った、チアリーディング部に入部。
ダンス経験もなかったが部長になった。

政治に興味があるのに知識がないせいで議論に参加できないこと、「若者は政治に興味がなくてけしからん」「若者はとにかく選挙に行こう!」と一方的に言われることに不満を感じて学生団体ivoteに入会。代表になった。

自分の行動力や発信力が認められる。自分でもリーダーになれる。
大きな自信となった。

「自分のなりたい自分」になれている気がした。

画像3

アメフト部の応援中

「自分のなりたい自分」になれているだろうか?

しかしもう一度自分に問うてみると、自分のなりたい自分になれた!とは言い切れない。
行動力と発信力だけではそろそろ限界を感じていた。

私はこの4年間で様々な人に出会い、目標にしたい大人がたくさんできたのだが、あることに気づいた。

目標にしたい・尊敬している人(政治家、実習でお世話になった先生、サークルのメンバー、ゼミの先輩、その他いろいろ)はみんな男の人なのだ。

自分は女で、目標としたい人はみんな男であること。これは問題か?問題でないか?

問題でないという意見もわかる。
女でも実力があれば目標としている方々のようになれるはずだ、実力がないからだめなのだ、と言われてもしょうがない。その通りなのだから。
私に何が足りないのだろう?答えは簡単だった。

専門的知識だった。

なぜ大学に4年もいたのにまともな卒論が書けないのだろう?
なぜ社会科教師になるための知識がついていないのだろう?

画像4

学生団体ivote主催イベントの様子

実は私は政治の世界で「やる気のあるかわいい(!)女子大学生」という自らの立ち位置に甘んじていた
私は自分が女であることをうれしく思っている。
かわいくなりたいとはいつも思っている。
愛嬌で生きていけたら楽だろう。

しかし自分が女として22年間生きてきたことはコンプレックスでもある。
自分に実力(学力やリーダーシップ能力、論理的思考力)がないのは自分の生まれ持った能力もあるが、努力不足である点が大きい。
そして、努力不足であるのは、私の精神が弱いせいもあると思うが、「男に生まれたらよかったねえ」「賢い男の人と結婚しなさいよ」と言われてしまうような家庭や地域に育てられたことも原因としてあったのではないだろうか。

私の言う「自分のなりたい自分」とは「多くの人に認められる自分」なのだが、「かわいくふるまってかわいがられること」と「リーダーシップをとって役に立つこと」は両立が難しい。両方欲しい。

本当にみっともないことを言うが、賢くなること、リーダーシップをとること、強くなることについて小さいときからもっと期待されたかった。
自分がかわいくふるまえば賢くなくても許されてしまいそうになる、このジェンダー規範に自分が甘えていたことがとても悔しい。

大学卒業後のべっき

目標としたいリーダーがみんな男の人だと自信をなくして嫌になってしまうが、実力がないのに私にもリーダーをやらせてくれとは言えないので(と思ってしまうところにもジェンダー規範の力が働いているのだが)
大学卒業後は岡山大学大学院修士課程に進学し、主権者教育の専門家になる。中学校教師もやりたい。

賢くなって、研究ができて、社会に貢献できるリーダーになりたい。
そしてそのためには社会規範に負けず、自分に強くなる。甘えるな。
なんならその社会規範そのものを変えたい。

【コメントお待ちしております】
noteを読んだ方が思ったことや感じたことなどを投稿いただく場として、【公式LINE】を設けました!アカウント名「@473zvaaf」 を検索いただくか、下記のリンクからも友達追加できます。みなさんのメッセージをお待ちしております。
https://line.me/R/ti/p/%40473zvaaf

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?