名称未設定

エフさんインタビュー

副業としてのYouTube

――Fさんがこのような動画投稿を始めたきっかけというものは、何ですか?

もともとボランティアで就職支援をやってました。その延長でニコニコ動画に動画投稿をしてみたら、なんか初月から結構伸びたので。ただそれだけです。

――就職支援の延長として動画にしてみたら、思ったよりニコニコ(動画)で伸びたと。

意外と伸びた。で、クリエイター推奨プログラムをやってるんですけど、初月からそこそこの金額になりました。ウェブサイトの運営をしていた経験もあるのですが、ウェブサイトなどが軌道に乗るのは非常に時間がかかる。数ヶ月から年単位で続けないと、なかなか収益にはならない。
それに比べて、ニコ動は初月からまぁまぁ稼げたので、「これはイケてますなぁ」ということで。
正直なところ、最初は就職支援2割、副業8割くらいの気持ちで始めました。
就職支援を強く意識し始めたのは、もっと後からです。動画で質問受付をしたら、思った以上に真剣な内容が来たもので。

――それがきっかけで今のYouTubeのチャンネルとかニコニコ(動画)の投稿を始められたと。

そうですね。だいたい1年ぐらい(ニコニコ動画への投稿を)続けた後 、YouTubeにもチャンネル持ってみようかな、という感じだったかな。

YouTube投稿の目的とその狙い

――そのような動画制作の中で一番嬉しかったことや、辛かったことなどはありますか?

それは無いですね。動画制作そのもので嬉しいとか、辛いとかは無いです。インターネットって非対面でしょ?非対面の相手のリアクションに対して、何か思うことなんて無いです。

――ただ文字のやりとりをしているだけにすぎないと。

なんかリアルじゃないんですよ。だから何を言われても正直何も思わない。ただ、動画制作活動を通じてTwitterをやり始めたんですけど、そのTwitterを通じて就職相談を受けに来る学生さんがいて、けっこう(面倒を)見てるんですね。その子達の就職活動がうまくいった時は、やっぱり嬉しいです。

――そういう“対面”することが大切だと

はい。嬉しいですね。逆にあまり良い結果にならない子は連絡が来なくなっちゃうんです。連絡がつかなくなっちゃったりすると、なんかあったのかなって思うから、それは辛いですね。

――Fさんは就活や就職についての情報を伝えるために主に“動画”を用いていますが、読み手側が時間を操作できる“文章”でのほうが、メリットが大きいようにも思えます。Fさんはどのようにお考えでしょうか。

おっしゃる通りだと思います。僕もやっぱりこういう情報を伝えるとすれば文章で伝えるのが一番いいと思っています。ただそれは、あくまで就職意識の高い人向けの話なんですね。例えば就職に限らず、社会的な活動されている方って世の中に五万といると思うんですよ。
文章ベースで、経済や経営、あと政治に関する情報発信をしている方々は沢山いますよね。じゃ、見ますかって話なんです。意識高くない人たちが。動画は見ますよね。
もうね、就職意識の高い人に対して僕はどうこう言うつもりないんです。だって、そういう人って自分でちゃんと情報集めて、必要とあらば人間に会って情報得て、就職活動も勝手にやって、勝手に成功するんですよ。だけど僕が見てきた「就職活動に失敗してきた大学生」っていうのは、共通して意識の低い人たちなんですね。だから動き出すの遅いし、自分で情報を取りにいかないし…結果として上手くいかないことが多くて。そういう人向けにやっていくにはどうしたらいいのかなって考えた時に、やっぱりそれはブログやウェブサイトじゃないんですよね。
だから取っ付きやすい動画を選んで、しかも動画自体もエンタメを強くして、就職情報っていう実用の部分と、エンタメの部分どっちも僕は考えている。常にこの間でバランスを取って、意識のあまり高くない人向けに発信をしています。

――エンタメと就活情報のハイブリットで動画を作っているとのことですが、啓発というのは攻撃性を含んでしまうことも考えられます。そのような点はどのようにお考えですか?

悩ましいところですね、そこは。いやでもこれはね、そんな僕も聖人じゃないから、やっぱりねえ、(大学生に対して)しょーもねーなって思うこともありますね。だから、そういう怒りも含んでいますよ、多分に。
だから攻撃性を含むのは、それは僕の正直なところだと思います。それについて他の人達に反論されることもあるんですけど、それは僕から言っているのだから、(他の人達に)言われるのは当然だなと思って見てます。

ダラダラと続けない動画投稿とは?

――就活をテーマに多くの作品を作られてきましたが、ネタが尽きてしまうことについて考えたことはありますか?

ネタが尽きたときはシリーズ切ってますね。

――???????

ダラダラやりたくないんで。ネタが尽きたりとか、あるいはあまり支持されない、皆さんの関心が無いと思われる動画シリーズはガンガン切ってます。だからシリーズをある程度念頭に置いて動画を出して、皆さんの反応を見て有益そうだったらシリーズ化して続ける。あんまり意味なさそうだなって思ったら切る。
最初はずっと「ゆっくり F ランシリーズ」でやってたんですけど、64話まで続いたじゃないですか。僕も正直、よくあそこまで続けてきたなと思う。あそこまでやるもんじゃない、うん。もっとネタを凝縮して40話くらいでよかったな。40話以降が全て惰性とは言いませんけど、ちょっと惰性でやっちゃってるなあっていう回があったんで、そういうのはガンガン切ろうかなと思ったのは、「ゆっくりFラン」以降ですね。
だって見苦しいでしょ?視聴者からすれば。違う?

――YouTube投稿者の中にも、1種類の動画しか見てもらえない人もいますね。ダラダラ続けてしまっている状態で…

それは確かに僕も起こり得るんでしょうね。だから「ゆっくりFラン」だけで限界を感じた部分っていうのはあって、「ゆっくりFラン」の次にシリーズ化を念頭に置いて作った作品が、「現役ブラック企業社長”シリーズ」、確かそれと結構近いタイミングで「合コン女子シリーズ」だったんですね。
で、その二つはもうなんか一発目から結構うまくいっちゃったから(続けていると)。あんまり僕、(動画シリーズとしての)メインとかサブとかはないので、今のところその悩みはないんです。確かに、今後色んなシリーズを出していってどれも鳴かず飛ばずってなっちゃったら、分からないですね。今のところそれがないから、僕もそういう悩みを持ってないだけなんだと思います。

有料と無料

――現状 YouTubeでは完全無料で投稿されているじゃないですか。これからYouTubeはYouTube Premiereといった有料コンテンツを増やそうとしています。エフさんはその機能を利用してYouTubeにて有料で公開すること等を考えていますか?

この続きをみるには

この続き:2,067文字/画像1枚

エフさんインタビュー

エイジュ

200円

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

1
映像系クリエイターインタビュー雑誌 代表 森 たかし
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。