こんにちは、mowaです。
今回は実技面接対策でお勧めの本についてのお話です。

FP1級は他の資格試験に比べてテキストや問題集の選択肢が少ないですが、金財実技面接の問題集は「FP技能検定1級実技(資産相談業務)対策問題集」一択です！

もれなく受験生の皆さんはこちらの問題集を買うことになります。
各分野15問全30問が掲載されており、設例ごとに同じ提案内容になる場合は個々の解説が省略されているのでインデックスを付けておくことをお勧めします。

まずこちらの問題集から始める方がほとんどだと思いますが、皆さんどうお感じになったのでしょうか？

私が最初に読んだときは自分がこんな提案するなんて絶対無理だと絶望しました。
とても合格率85％だなんて信じられない！
設例を読んでも問題点や解決策・提案内容なんて全く浮かんでこないし、自分の口で説明するなんて無理！！

不安に駆られた私は先輩方がお勧めされていた関連本を読むことにしました。
さすが皆さんがお勧めされるだけあって絶望していた私でも少しずつ理解できるようになりましたので、私の感想を含めて3冊ご紹介します。

①「失敗事例から学ぶ 事業承継対策・相続対策」

尊敬するラスパーさんおすすめのこちらは、ぜひ1番最初（問題集をやる前）に読んでみてください。
失敗例と予防策が簡単なケーススタディとして紹介されており、詳しすぎない分とても読みやすく、脳が拒絶しません！←ココ大事
簡単な解説ではありますが、試験の頻出論点はほぼ網羅されていますから試験直前の復習にも効果的でした。

私の場合、問題集と平行して読んでいましたが、問題集よりスーッと頭に入ってきて問題点や提案内容がだんだん思い浮かぶようになりました。

②「【改訂版】相続・事業承継ビジネスに携わる方のための営業トーク集100+α」

こちらは2番目に読んでみてください。
たくさんのケーススタディが銀行員と顧客の会話の中で紹介されています。
私はこちらを一番初めに読んだのですが「失敗事例から学ぶ 事業承継対策・相続対策」よりも少し解説が細かいので、全部を理解しようとすると時間がかかってしまいました。
なので、ふわっと理解した後の2冊目の本として読むのがお勧めです。
また融資などの営業に繋げるためのトーク術が書かれている本なので「FPってこういう感じで提案するんだな」「これ以上は税理士の先生をご紹介していくんだな」というFP業務の範囲を理解するのにも役立つと思います。

③「FPの強化書 」

私の時は最新版が出版されていなかったので2022年版でした。
FPの全分野について記載されていますが、実技面接対策としては相続・事業承継、不動産分野のみで大丈夫です。
他の2冊は不動産関連の内容が記載されていないので、PartⅡ（不動産分野）対策として貴重な1冊です。
詳しく解説されていますので、ある程度勉強を進めてから細かい論点などについて確認したり、資格取得後の辞書代わりとしてもいいと思います。
また学科試験や協会実技の方にも非常にお勧めです。
重くて分厚い見た目は拒否反応起こしそうですが、2分野だけならそれほど多くないですし、意外と読みやすく理解しやすい本でした。

以上、お勧めの3冊でした。

実技面接では口頭で説明する必要がありますので、あいまいな知識では太刀打ちできません。
頻出論点はしっかりと理解しておきましょう。

またあらゆる角度からの質問にも対応できるよう自分の引き出しを増やしておくことも必要です。
新聞やニュース等で最新のテーマや税制改正についての情報を得ておくこともお勧めします。

というわけで実技面接対策で購入した問題集と関連書籍についてのお話でした。
次に受験される皆さんのご参考になれば嬉しいです。
ありがとうございました。