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もやブロ#25 土地の維持管理から見るまちづくり

こんばんは、もやです。
ここんところ、もっぱら休日や平日の休憩時間には、新しいオフィスになる予定の廃校・中央保育園(きら星BASE)にてジョソササイズ(草むしり)をしています。

私は草むしりを、まちづくり人必至のスキルだと思っていて、前職・イオンモールのときも後輩に「草むしりをバカにするヤツは、まちづくりをやりたいという資格がない」とよく言っていたものです。

少し昔話を挟ませてください。
イオンには、毎月決まった日の朝にクリーン活動をする文化があります。大抵、これは館の周辺のゴミ拾いをして終わりというケースが散見されるんですが、私は現場にいた時に、夏場に向けては草むしりを指示していました。

草むしりは、まちづくりの中で地味だけど重要な役割を担っているからです。

田畑の近くの店の場合、雑草が伸びているとそのタネが周りに飛散して近隣農地に迷惑をかけます。
住宅地の中の店の場合、見通しが悪くなったり、自転車や歩行者の通行を妨げます。

こういったところを維持管理きちんとできている店が、まちの人に愛され、真に地域社会の一員としてまちに根付くことができるのだと思っています。草むしりによりクレームは減りましたし、近隣との良好な関係を築くことができるのです。

まちづくりをやりたい!と志す人が、特に若い人が多いのは喜ばしいことです。
ですが、まちづくりはやはり泥臭い商売。面倒だし、金にもなりません。草むしりは一例ではありますが、こういった地道なことにもやりがいを見いだし、地域社会への調和をしていくことが大事だと思っています。

「魅力的なまちで溢れかえっている世界を」作り「地方で暮らす人を増やし消滅可能性都市をなくす」ことをミッションに動くまちづくり会社社長。湯沢町で暮らす2児の母でもある。