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【drunkdeer A75】ルブのやり方

drunkdeerのスプリング交換をし、アルミケースを購入したので(1月中にアルミケース換装の記事も作成予定)、次はルブかなと思い人生で初めてのルブに挑戦してみたところ、
思いの外費用対効果が大きく感じたので、自分のようにやり方が分からずにためらっている層に向けてルブのやり方を書いていこうと思います。
(費用対効果は大きいけど、時間対効果については、、、人それぞれです…)

キースイッチのルブに加えてスタビライザーのルブのやり方についても書いていこうと思います。ぜひ参考にルブをしてみてください。
質問や間違っているところ等がありましたらXのDMで送っていただけると嬉しいです。
https://twitter.com/moyashi_device





1. キースイッチの分解

kailhのキースイッチ用のキースイッチオープナーを使います。(今回使用したもの→https://amzn.asia/d/0msW3Ep
キースイッチの側面の透明のツメ(水色の枠の部分)にオープナーの突起を差し込んで開けます。

右の画像のように置いたらキースイッチのステム(十字部分)を垂直に押し込みます。かなりの力が必要になるかもしれません。

※この記事でも簡単に画像を載せていますが、ルブ後に組み立てられるように、部品の向き、順番等簡単に把握しておくといいです。
分解ができると、以下のような4つの部品が出てきます。

左から、ステム、スプリング、トップハウジング、ボトムハウジング

2.ルブを塗っていく

今回、ルブはkrytox GPL205 G0を使います。
筆に潤滑油を少量つけて塗っていきます。
潤滑油の量ですが、基本的には筆がかすれてる?という感覚ぐらいがちょうどよいと感じました。多すぎると、キーを底打ちして跳ね返る時にルブでねちゃっとしている感覚がありました。

まずはボトムハウジング
水色で囲った部分はステムのレール部分と擦れますので薄くルブをしていきます。これと向かい合うように反対側にも同じものがありますので、そちらにもルブをします。
黄色で囲った柱状の部分はスプリングをはめます。こちらも柱の側面にルブをしていきます。

スプリングのルブですが、今回ルブをするスイッチの数のスプリングを、 全てまとめてタッパ等に入れ、タッパの内側に米粒ほどの量のルブを塗ってタッパを振っていくと全てのスプリングにルブが馴染んでいきます。

続いてステム

ステムの側面の水色枠部分はトップハウジングとスレる部分です。
↑ここやらんでもいいです
さらにそこについている出っ張り(黄色枠部分)は先程のボトムハウジングのレール部分とスレます。
その裏側にある、緑線で示した円柱のようなものはスプリングをはめる部分です。
この3つの部分も薄くルブしていきます。

トップハウジングに関しては、今回はルブをしなかったので割愛。

以上でキースイッチのルブを塗る作業は終わりです。

3. キースイッチの組み立て

組み立てがうまくいかなくなったら、未分解のキースイッチを分解して順番、向き等確認しながら組み立てるのがわかりやすいかと思います。

オープナーで引っ掛けた透明のツメ部分がボトムハウジングと噛み合ったら完成です。(そこまで力は要らないので、硬い場合は向きを確認してみてください。噛み合うとカチッと音がなります。)

以上がキースイッチのルブのやり方になります。


4. スタビライザーの取り外し方

スタビライザーのルブはキースイッチのルブを終えた方達にとっては楽に思えるはず。
スタビライザーを取り付けるときのために、外す順番、部品の向き等を軽く覚えながらスタビライザーを外していくことをおすすめします。
スペースキーを例に進めていきます。

まずはスペースキーのキーキャップ、キースイッチを外します。

上の写真で見えている2つの黒いもの(スタビライザー)は両方とも鉄の棒で繋がっています。
下の写真の緑のまるで示したツメを、ピンセット等で奥側に押しながら、写真手前側から起こし上げるようにしてツメを取り外します。

ツメを押しながら起こしあげると右写真のように取れます。

ケースとPCBの間に、スタビライザー同士を繋ぐ鉄の棒が緑線で示したように入り込んでいるので、水色で示した隙間から鉄の棒を取り出すことで、ケースからスタビライザーを取り外せます。

取り外したスタビライザー

さらに、鉄の棒を上の写真のように起こすことで、黒い部分のツメが外れて、スタビライザーから鉄の棒を外すことができます。

スタビライザーのパーツ、今回は名称がわからないので、左をステム、右をハウジングと呼ぶことにします。

4. スタビライザーのルブ

ステムの側面(水色で囲んだ面)にルブを塗っていきます。
スタビライザーにはルブを多量に塗っちゃって大丈夫です。
これを反対側の面にも行った後、ハウジングにはめ戻します。

スタビライザー同士を繋いでいる鉄の棒の両端にもこのように多量のルブをつけます。

鉄の棒は、ルブの瓶に直接つっこんでルブをつけてます。

その後、取り外した時を遡るように、
鉄の棒の両端にスタビライザーを取り付ける。

ケースとPCBとの間に鉄の棒を入れ込む。

ケースにスタビライザーを取り付ける。

これで作業は終了です。


分かりづらい表現、間違っている表現等があったかもしれないけど、なんとなくで手順をイメージして、ルブに挑戦してもらえるようにライト向けに書いたつもり。
ここまで読んでもらって申し訳ないけど、Youtubeを開けばこんな動画は山程あると思うので、それを見ながら作業するといいと思います。


次はdarmoshark m3 proか、drunkdeer A75のアルミケース、その他Modに関しての記事か、
また気が向いたら書いていきます。

https://twitter.com/moyashi_device


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