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チューナー難民の話2024

ギターを演奏する上で、チューナーはもの凄く大事である。

最近チューナー選びに悩んだあげく、ようやく許容できるものに出会えたので、情報をまとめておく。

チューナー?

ギターというのは結構な頻度でチューニングが必要な楽器だ。

チューニングというのは、日本語でいうと調律。楽器の音程を正しくする作業だ。で、チューニングのための補助機器がチューナー。

ギターというのは結構チューニングが曖昧な楽器で、ギターの状態がイマイチだと1フレーズでチューニングがずれてしまうこともある。

というのは楽器の状態や演奏者がどれくらい気にするかにもよるのでケースバイケースだが、ライブであれば曲と曲の間のMC中はマスト、イントロや間奏などの長い休みがあればその最中にやる事もある。

チューニングをしないと音程がずれてしまったまま演奏する事になり、音痴なギター演奏になってしまう。どんなに素晴らしい音色でも台無しである。
ギターというのは伴奏楽器でもあるので、他のパートにも迷惑をかけてしまうことになる。


また、普段の練習においても重要である。
ギターの練習というのは手を動かす練習だけでなく、音楽的な耳の使い方を鍛える練習でもある。チューニングがずれた状態で練習しても、音痴な方向で耳を鍛えてしてしまう事になる。

そんな大事なチューニングだが、ほとんどの人は絶対音感などもっていない&時短のためにチューナーを使う事になる。チューナーを使わなくてもチューニングは可能だが難易度が高く、ライブのような余計な音を出せない環境ではできない。

マルチエフェクター内蔵タイプ

いきなり専門機で無いが、最近のデジタルのマルチエフェクターは安くて優秀で、少なくとも1台は持っているという人が多いだろう。
そんなデジタルマルチエフェクターには、ほぼ必ずチューナーが内蔵されている。チューニングする時に線を繋ぎ変えたりしなくて良いし、設定によってはミュートして他の人にわからないようにチューニングも可能で便利なものだ。

自分もマルチエフェクターをメインとして使っている期間がとても長かった。

が、最近はマルチエフェクターをあまり使わなくってしまったため、チューナー難民になってしまったのだ。

ちなみに、代表的なマルチエフェクターのチューナーの精度を調べようと思ったが、マニュアルでは見つけられなかった。
ピンキリだとは思うが、高機能なマルチエフェクターには高機能なチューナーが内蔵されていると思われる。

カード型

マルチエフェクターを使わなくなって、まず買ったのがこちら。
おそらく、一番一般的な形だと思われる。

↑のKORG / GA Custom は、±0.1セントの超高精度チューニングが可能 という事で高性能をうたっている。実際、チューニングの精度はすごく良いと思う。
あと光り方がかっこよい。

問題なのは、その性能を引き出すためにはギターとシールド(ケーブル)でつながないといけない事だ。内蔵されているマイクでも一応チューニングはできるのだが、私の環境では精度がイマイチだった。

そのため、チューニングする度に線を抜き差しする必要があり、普段遣いとしては不便であった。

コンパクトエフェクター型

続いて使ってみたのが(以前購入して放置してた)tc electronic ポリフォニック チューナー POLYTUNE 3

これは足元に置いて、他のエフェクターの前につないだりしておくタイプ。

これはとんでもなく高機能で、

  • +/-0.02セントの超高精度チューニングを実現したストロボ・チューニング・モード

    • なんと GA Customの5倍の精度。

  • 全6弦のチューニング情報を一気に表示するポリフォニック・チューニング・モード

    • じゃーんとまとめて弾いてもチューニングがずれてるか検出してくれる謎技術

というなんだかすごそうな性能である。

実際、チューニングの性能には全く問題が無いというか素晴らしかったのだが、

  • つなぎっぱなしにすると、音に影響がある気がする、、、

    • ブライドテストでわかるかと言うと微妙だが、精神安定上良くない

  • 電源アダプターが必要なので邪魔

という欠点があった。


クリップ式

つづいて使い始めたのがクリップ式と呼ばれる、ギターのヘッドにくっつけるタイプのもの。

MW-2058

セールかなんかで買って、1000円しなかった。先程のPOLYTUNE 3と比べたら1/10以下である。

とにかく安いので、たくさん買って家のあちこちに置いておけば、いつでも気軽にチューニングできる。「チューナーどこだったかな・・」と探さなくて良い。何だったら、持っているギターのすべてに1つずつつけておいても良い。

だが、こいつも弱点があって、電池がすぐなくなるのだ。電池は一般的なボタン電池。

使い方にもよるのだが、絶対に一ヶ月は持たない。数週間で使えなくなってしまい、今度はボタン電池がなくならないように管理が必要となる。
ボタン電池は小さいので、交換も面倒なのだ、、、


BOSS /TU-05

そこで目をつけたのが、電池式ではなくてUSBで充電できるタイプのもの。
USBケーブルなら家のそこら中に転がっているので、電池を管理しなくて良い。もうダイソーに行ってボタン電池をまとめ買いする必要無いのだ。

あと、表示がカラフルなのも見やすくて良い。ステージで使うとちょっと目立ちすぎる気もするが、普段使いには最適だ。

が、これにしばらく使っていると、チューニングの精度がイマイチと感じるようになってしまった。なんかペグをちょっと触ってもメータが変わらないのだ。

調べてみたらこいつの精度は ±1セント。なんとPOLYTUNE 3の1/50しかない。

アロマ(AROMA) / A0-C8

全く聞いたことがない中国のメーカーでスルーしてたのだが、お世話になっているギターのリペアショップにおいてあった。

これはUSB充電式で、±0.5 セント 。POLYTUNE 3は遠く及ばないが、普段使いであれば十分だ。±1セント とはかなり違う。

というわけで、いったんはこれで落ち着いた。


もっと、もっと便利なチューナーを、、、、

十分とはいったものの、±0.5 セント で不満を感じる事もあるので、

  • 充電式

  • 精度良い

  • クリップチューナー

を各社だしてほしいです。
充電式じゃなければ既にあるんですよ。

Tc Electronicさん、KORGさん、↑の充電できるやつを出してください。出してくれたら買いますから。

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