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ROCKIN’ON JAPAN 5月号のLEOくんの記事がまたも衝撃で

ROCKIN'ON JAPAN 2023年5月号を読んだ。
「運命の7人、それぞれの物語──LEOが語る「苦しみ、そして光溢れる日々のすべて」
はーーー……あの、何から言えばいいのかわからないのだが、結論ものすごくいいインタビューだった。それは間違いない。むしろ殿堂入りでこの雑誌は永久保存版です。
連載第1弾のソウタから約半年以上、(もちろんその間のメンバーのインタビューもそれぞれ良かったことも含めて)ひたすら待ち続けてよかった。と同時に、読了から数日考え込んでしまって今に至る。

またも苦悩を。そう今最推しのBE:FIRSTの中でも最推しであるレオくんがデビュー後も苦悩していたという事実を知ったからだ。

過去に Rolling Stone Japan vol.17(2022年2月号/2021年12月発売)でのBE:FIRST記事について、私はこんな感想を書いたことがある(貼ります↓)。この時の衝撃もすごかった。

この時は、主に練習生時代の闇や、大人への不信だらけの中SKY-HIとの初めての出会いの頃について語られていた。ザストでも明かされてこなかった彼の過去の苦悩に、初めて胸が締めつけられて…デビューして間もないあの頃、今となっては懐かしい。

その後、BE:FIRSTは努力を重ね続けてたった1年で急成長&大躍進を遂げる。ステージに立つたびにキラキラと輝く彼らを見せてもらえてとても幸せになれている、現在進行形で。とても充実してそうだな〜、まあ私達の知らないところでは当然悩みや苦労もあるんだろうな〜などとふんわりと思いつつ、基本我々ファンがその本質に触れることはできない。
それが、今回のロッキン5月号では久々にぶちまけられていた。浴びせられた、にも近い。
もっとさあ、こう、アイドルやアーティストならばかっこつけて偶像になりきって、あえてカッコイイ部分しか見せなくてもいいわけじゃん?? 
それをさ、こんなとこまで世間に赤裸々に語らなくても……という部分まで掘り下げてくださったロッキンの記者・小栁大輔氏とBE:FIRSTのLEOさんにまずは感謝。見せてくれて本当にありがとうございます。

さて本題です。
インタビュー前半は、レオくんの言葉全てに反論したくなった。(ごめん)
いい意味で「違うそうじゃない」「レオくんはこんなにも素敵なのに」「あんないいとこもある」と本人に言い返したくて仕方なくて、なんでそんなに自分を卑下してるんだコイツは??? と若干イラつきそうになりながらも(ごめんて)真剣に読んだ。
しかし、この私の感覚こそが「偶像へのイメージの押しつけ」に他ならない。「レオくんはいつも抜きん出て元気で明るくてみんなの太陽!」【であらねばならない】という無意識の感覚……まあ商品イメージってたしかに大切だけれども。いやいや違う、今レオくんは「BE:FIRSTのLEO」の鎧を脱いだ1人の人間、中の人として語ってくれているんだ、と思い直すと背筋が伸びた。

「理想の自分に嫉妬してしまう感覚」って少しわかるような気がする。
アーティストってある種個人技を果てしなく永遠に突き詰めていく要素もある職業だと思うけれど、私の仕事もまさにそれで。

(↓↓ここから自分語りなので興味ない人はスルー推奨)
私の仕事も「道」と呼ばれるものであって、一生を技術1本で成り上がっていく。しかも流行に左右されるから伝統の継承も最新技術も一生ストイックに勉強し続けなければならない。だから、ここで満足したら終わり。もっともっと上がある、世界は広いと常に思って果てしなく上を目指す。
(ゆえにレオくんたちの職業の努力の感覚は少しわかる)
夢を持って始めたけれど、転職組でスタートも遅かったしとにかく最初の1年から3年間位は全く自信が持てなくて。師匠や先輩は「それでいいよ」「できてるよ」って言ってくれるけど、こんなんじゃまだまだ、自分はまだやれる、もっとやんなきゃと「理想の自分」にほど遠い自分に病むばかりで、お客様からの嬉しい気持ちや感謝を素直に受け取れないでいた。むしろ、慢心してはいけないと謙虚になりすぎるあまり卑屈にさえなっていた(レオくんもこれに近い状況があったのでは? と勝手にシンパシー)
でも、今思うとそれは失礼なことだし、プロとしてお金をいただく以上、お客様が信じてくれた自分の技術を自分が信じてあげないと誰にも何も返せないことにやがて気づいた。
3年くらい経ってようやく自分のことを最低限認めることができるようになり、自分なりのスタイルも見つけられたなーと。だから、あれからかなりの年数を経た今、人に教える立場が増えてからは「未熟であることをふまえた上で努力は怠らず、でも今はここまでできると自分で自分を認めてあげることの大切さ」を伝えている。これはレオくんから学んだことです。
(自分語りここまで↑↑)

これがまさに、レオくんが全国ツアーで言ってた「あなた自身のことを愛してあげてください」だよねと。この言葉は昔の私と今の私にひとつの道標となって突き刺さっている。できればもうちょっと早く出会いたかったけれど笑、今回の全国ツアーでは「誰かのたった一言」をレオくんのMCから授けてもらったようでとても嬉しかった。
レオくんがひとりひとりに届けたい、と言っていた。ここにちゃんと届いてるよーーー!(大声)
そして私だけじゃなく、そんなひとりひとりが×何万人といますよーーー!頼むからレオくんはそこらへんちゃんと自覚してほしいな!!!!!(ツアー終わった今なら自覚してるはず)(ありがとう)

「見えない心の血がとめどなく流れていて、傷は癒えてなかった」
これは読んでて痛々しかった。あんなに、あんなにキラキラとBE:FIRSTをやっているように見えたのに、自分がアーティストであることを否定するような感情になってたなんて😭
そこは正直いうと読みながらショックを受けた。
それまでのステージや各種媒体で見る限り、レオくんは感情豊かな方だと勝手に思いこんでいた。でも違っていたらしい。それはもしかしたら、持ち前の表情(表面)の豊かさでほんとうの心や感情(内面)を覆っていたのかもしれないね。BE:FIRSTのLEOとして求められる姿として演じてきた……に近かったのかなあ。そのためにグループ内での自分の役割や立ち回りを考えて、そして考えすぎて……なんか…とてもありがとう、と涙が出た。

そんな感情に鍵がかかった状態が少しずつ少しずつ瓦解していって、ツアー中どこかの公演で何かに気づけてついに解放された瞬間があった、しかもステージ上で。という。
よかったあああああ!😭 このあたりから段々記事が前向き上向きになりはじめる。
りょんりょん先生が寄り添ってくれて本当によかった!!!
記事ではさらっと書かれていたけれど、おそらくりょんりょん先生の前ではめっちゃ想いを吐露して泣いたりしたんじゃないかな。憶測だけどいいよいいよ泣きなはれ。
思い通りの自分になれなくて歯痒さに悩み続けること、でもこれって思い描く理想の自分のビジョンが高く明確にあるってことの裏返しでもあるよね。
きっとレオくんの理想像って、とっても高いんだと思う。
理想が高く志も高くただひたすらストイックに素振り100本、そんなもがき方がレオくんらしいなって思った。デビューしただけじゃダメだ、世界へ行くBE:FIRSTになるには、ってきっとめちゃくちゃ高いところを見てるんだよ。

余談ですが、最近放送のDUNKだったかなあ(後で確認したらHulu特別版#4の未公開シーンだった)(気になる人はHulu入ってね)、憧れのグループは誰?という質問にBIGBANGやBTS等の声が上がるなか「理想のBE:FIRST」とレオくんが堂々と答えてたのがちょっと意外だった。世界的アーティストの名前をすっ飛ばすということは、すでに彼ら以上のところに自分たちの目標を置いているってことで。
そこで、ああこの人は本気で世界を目指す覚悟がもうできているんだなってとても頼もしく思えた。ここでも言っていた「理想に1歩近づくと1歩遠のく」って、昔からほんと一貫してるよね。いろんなところで何度もこの言葉を聞いてきた。
悩み続けてもがき続けても絶対諦めないで努力を続けるのがレオくんのいいところ。この人本当に芯と根性が強い人だと思った。

「全員をひとつの道に、みたいな感覚もないのかな」
「BE:FIRSTはバランスのいい七角形」

この視点、ああ新しく変化したんだと思った。
以前デビューした頃の何かのインタビュー(確認したら日経エンタ 2021年12月号)で、レオくんは「みんなの個性を1本の大通りにするのが自分の役目」みたいなことを言っていた。やっぱり、はじまりの頃って「オレがしっかりしなくちゃ」とめちゃくちゃ責任感を感じてたんじゃないだろうか? 社長から「レオがいるから大丈夫」とか言われちゃったら、そりゃあより慎重にもなるよね。ビーファ結成当時、レオくんは繊細すぎて背負い込みそうだからリーダーを決めないとしたBE:FIRST、本当にそうしてよかったと思う。もしこれで本当にリーダーになってたら、もっとストレス貯めすぎて潰れてたかもしれないし。
でもビーファはその後全員がそれぞれ自由な方向にたくましく成長した。だからこそ「俺が囲わなくてもチームになれる」という気づきを得たレオくん、そんなことまで俯瞰で見て自分のありようを定めてきたんだね。

で、ここで「7つの個性が煌めく集団としてのBE:FIRSTの最大の伸び代はLEOだったんだよ」と言ってくれた小栁記者、マジでありがとうございます! レオくんがまだまだ輝けることでこのグループはさらにもっともっと素敵になれる。もちろん6人の輝きだってまだこれが天井ではないし。ああなんて夢がある✨

代々木のMessageでペンライトの光を見て、夢の実現や努力の肯定をやっと実感ができたという。この一文を読んでまた泣いた。だってもう、そっかそっかあ、本当によかったねえええええって😭 私は代々木は配信で見たけれど、画面からでも充分に7人の気迫と熱量が伝わる最高のステージだった。
もちろん12月の有明で実際に見たステージも最高だったけれど、そんな裏側の気持ちの大きな変化をこうして赤裸々に語ってもらえることは嬉しい。
他の公演ではまだ世界が曇っていたみたいなことを明かすって、ある意味一部のBESTYにとってはセンシティブなことかもしれない。でもそれをわかってて、おそらくつらい気持ちもありつつ嘘のない自分をここまで赤裸々に露呈してくれるのは、とてもリアルでドキュメンタリーだなあ。ステージに立つ人だって生身の人生を生きる人間なんだ。レオくんの人間臭さ、ありがとう。

「やっとアーティストとしての1年が経って、自分がBE:FIRSTになれた感」
「早く俺をBE:FIRSTに戻してくれ」
この表現、めっちゃ刺さった! いやーこの表現いいわー。めちゃくちゃいいチームなんだね。今回のツアーで元々仲が良かった7人の絆がさらに深まったと知って、こちらまでほこほこと幸せな気分になる😊
オフの日にメンバーの写真を見返すのは俺ぐらい(笑)って何、かわいいやーん!
たぶん私達の知らないオフショットとかたくさんあって、もしかしたらレオカメラで撮った特別好きな構図とかもあったりして。気になるけどまあそこは彼だけの秘密にしてもろて、でもそんな風に思える仲間がいるって素敵すぎる。ビジネス上のグループでそんなことあり得るの?? 普通そんなことするのって恋人レベルでは……もうBE:FIRSTと結婚しろレオくん。してる。してたわ。

『こんなに早くLEOがここに行くとは思わなかった』
という、ツアー中のSKY-HIの言葉。レオくんがたまにSKY-HIとの知られざる会話を教えてくれるのがとても好き。りょんりょん先生と同じく、SKY-HIの存在ってレオくんにとってめちゃくちゃ大きい。
ちょうどSKY-HIの著書『マネジメントのはなし。』が発売されたばかりだけど、特典の別冊子のP48〜51でレオくんから見たSKY-HIのことが書いてあって!(気になる人はBMSG版を買ってくれ)
このロッキン5月号を読んで、同時にこちらの小冊子を読んだらたまらなく感動した。
レオくんに社長がついてくれて本当に良かった…!!! なんかね、こういう信頼できる身近な人に「大丈夫だよ、それでいいよ」って分かりやすく褒めてもらうことがレオくんには必要なんだと思う。自分に厳しく他人に優しい、「かっこつけずにかっこよく生きろ」という父の教えを忘れない、そんなレオくんは素敵だけれど。一方で自分に厳しくの度が過ぎて、1人弱音を吐かずに誰にも甘えられずにいたこともあるんじゃないかな。
人に甘えることは悪いことじゃない、その人を信頼してるっていう証でもある。ってこれSKY-HIがザストの時に言ってた気がする。これ、職場でもスタッフ教育で使わせてもらってる名言です。

「面倒くさいやつっていうのは(中略)ある種の照れ隠し(中略)言い換えるならば、とにかく最初に大事なことを言うやつ」
ここも記者さんがレオくんの言葉をそんな風に噛み砕いて話を引き出してくれた、ここも秀逸! ありがとう!
BE:FIRSTの良心というか1番あるべき姿を提唱する号令係は、やっぱりレオくんだしそんな役目がふさわしいと思う。ソウタの心のブレなさとはまた違う方向で、レオくんの奥にある清廉潔白な芯のブレなさは人間としてのモラルであり、相当に厄介で強いものだと感じる。
面倒くさいやつ、すっごいわかる……でもそれは例えばお母さんをめんどくさいと感じる愛情に似ている。
レオくんてしつこく「ご飯行こうよ」「好きだよ」って言っちゃうのか……あの顔で……ひええええBE:FIRST羨ましいーーーーーー! よきです。

「BE:FIRSTですか(中略)なんか新選組っぽい
わ か り ま す !
そしてレオくんがその名を出してくるのもそれっぽい。むしろそこに萌えた。
もっと刀の話とかしていいよ! 太刀と打刀と脇差どれが好きですか!!?
局長がレオくんなのかSKY-HIなのかで解釈が2通りに分かれるところ……
ていうか新選組については後世に脚色されたイメージが現代に語り継がれているのは前提として、ここでは長くなるので割愛。

まとめ
レオくんがデビューしてしばらく経ってGrateful Painの歌詞を書いていた頃、心が落ちていたと何かで語っていた。日々の浮き沈みや大なり小なり抱えるさまざまな悩み、「期限切れに近づく心」も含めて、長いこれまでの約1年間の答え合わせを明かしてくれたような。今回のロッキン5月号はそんな記事だった。
その結果たどり着いた光が、代々木公演でのペンライトの無数の光。アーティストとして本当の自分らしさに気づけた誇らしい瞬間がステージ上であったこと。そう語ってくれたこと。本当に素敵なことで、それがとても嬉しかった。

ホールツアーで同じ公演を何十回と繰り返すことで得られる成長がある、とSKY-HIは考えて、あえて彼らにそれを課した。そして本当に、BE:FIRSTは全員がさらなる成長を遂げてみせた。実際、2023年になってからも彼らを見るたびに毎回過去イチを更新し続けている。全員が素晴らしいなーと見ている裏で、レオくんがこんなことを悩みもがき成長してさらに変われたんだ、という事実があらためて愛おしい。
なんか、シンプルに、人はがんばった分だけ成長するんだな。ザストの頃のような成長ストーリーはまだまだこれからもずっと続いていくんだな、と当たり前のようなことに気づかされた。7人の底なし天井なしの可能性を、レオくんの素敵な成長をずっと応援してます。

本文中に、「自分は6人より個性がないって思っていたので」とあったけれど、私なりに最近思うレオくんのアーティストとしての個性は「演技力」だと声を大にして伝えたい。
それはレオくんが、一見地味ではあるが、自分のパート以外でも楽曲の世界観に合わせていつも表情と立ち振る舞いを完璧に魅せていたからで! これが一見地味なんですよ、あまりにも自然すぎて! もうねBE:1ツアーの全曲がそう。
あと、天から授かった美麗な容姿だって最高の個性であり才能のひとつ。素材のよさを活かして美しい人が美しく人間を演じるのは、本当に美しい以外のなにものでもない。
BBBのMVでの治安の悪さやSoftlyでのステージ上の振る舞い(しぬ)含めて、憑依型とはまた違う役者のような演技力がバチバチに上がってると思うんですよね!!!!!
ひとくちに表現力といっても、例えばリュウヘイの芸術の昇華のような感性や、リョウキの花火のような華やかな感性とも違う、レオくんの場合は人間臭さからくるリアリティ。写真も文章書くのも英語の勉強もどうか楽しんでほしい、そしてまた新しい一面をたくさんご披露してほしい。

ツイッターでも呟いたけど、レオくんは悩み苦しみの分だけ愛も強さも人間力も深い人だと感じた。そんな人だからこそ奏でられる、これからの “アーティスト”LEO の表現の幅がこの先もっと大きく広がっていくことを楽しみに期待して応援してます!
LEOくんに癒されて日々愛をもらって、その愛を返しているBESTYが世の中たくさんいると思う。頼むからレオくんに伝われ。
レオくんこれからもがんばってください!

ここまで長々と主観だらけの感想をお読みくださった方、ありがとうございました。

最後に、こんなに素敵にナチュラルなショットを引き出してくださったカメラマン:藤原江理奈氏にも感謝。ありがとうございました!

美しくかっこいいので記念に載せとこ。

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