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#054 隙あらばガパオライス

 こんばんはでございます。割と夜分の投稿も久しぶり、かな。

 さて、今回は料理の話。お前、最近の話題妙に偏ってないか? と自分でも思いますが、とにかく今回は料理の話。大事なことなので二回言いました。


 私、最近観ているアニメで飯テロを喰らいまして。未視聴者の配慮(?)としてタイトル名は伏せておきますが、第5話の某焼肉シーンと言えばピンと来る人はいるんじゃないんでしょうか。
 あーくそ…リアルタイムで観るんじゃなかったわ。食欲が猛烈なスピードで腹パンしてきた。焼肉なんて全然食べてないしなぁ…地元に美味しい焼肉屋さんがあるのだけれど、今いる拠点からはめっちゃ離れているので食べに行けないのが惜しい。早くても年末年始まで行けない。

 ということが分かっている以上、普段の食事は豪勢とまではいかなくてもそれなりに良いものにしようと考えてはいるのだが、料理というのはなかなかにエネルギーを使うものである。手際が良くない私の場合、一品料理を作り上げるのにも一苦労。それでも材料を買ってしまえば、「なにがなんでも使い切んないとなー」と、自然と料理する向きにはなるのである。

 問題になるのは、やっぱり買い物段階だろうか。
 いつもごひいきにしているスーパーはそこまで独り暮らしに優しくない。袋・パック売りしている野菜はどうも私一人が食べるには多く、仕方ないので他の料理にも使うか、ということになりがちである。以前ピザを焼いたときに、残ったアンチョビをどう処理してやろうかと迷ったこともあったっけ。あれっきり自分で作ってないなぁ。今度作ろうかな。
 あと車で買い物をしないため、長ネギを買った日にはどのようにして持って帰ろうか、地味~に扱いに困ったりする。

 で、中でも一番なのは買い物しに行ったはいいけれど、「何を作るか」を大して考えない所為で、結局何を買えばいいのか悩むという事態にたびたび陥るということである。…馬鹿じゃねぇの

 気を抜くとワンパターンな献立になる、というのはやはり食生活の観点からよろしくないし、口の中としても変化をつけたくなる。
 とはいえ出来ばえのものを買うとなるとちょっと値段が張るため、なるべく自分で作れるものを作りたいというところまでは考えているものの「じゃあ具体的に何が食べたいんだ」となると、そこで思考が止まってしまう。

 思えば「今日夕飯何を食べたい?」と親に訊かれてもまともに具体案を出せなかったのは昔から変わらない。せいぜい「昨日の献立とは違うもので」という、訊いた方からすれば一番対応に困る解答を返すのでやっとである。まぁ、両親が作ってくれたご飯は皆美味しかったから。おまかせでも特に問題はなかったのだ。


 こういう場合、最終的にはジャンルがかなり絞られる。それは中華かイタリアンかエスニック。

 こういう料理は調味料類を自分で買いそろえるのが大変なため、大抵そこだけ市販品を使うことになる。大体箱あるいは袋の裏面に材料が載っているため、これをもとにして買う物を決められるというわけだ。
 指定された材料を買って、指定されたレシピ通りに作れば失敗することはそうそうないだろう。先述した長ネギは回鍋肉で使うことが多いのだが、自分の持っている買い物バッグだと、どう頑張っても外にはみ出る。自転車のカゴに乗せると、カゴから地面に転げ落ちるんじゃないかと心配になるんだよね。背中のリュックにも入らないし、第一ネギ臭くなるのも嫌だし…。


 そんな感じでこないだ作ったのが、今回のタイトルでもあるガパオライスなわけでございます。

 久しぶりに作ったせいか、材料配分を間違えるという大やらかし。
 まぁ、野菜成分が多いに越したことないし? 餃子の餡とて肉が多ければいいっていうもんでもないし? …すみません、そういうことにしてください。

 今回乗っけた目玉焼きは蒸し焼きにしてやや半熟めに。目玉を突いてトロットした君をガパオに絡ませつつ、ご飯も一緒に投入。私、目玉焼きは固い方が好みなのですが、これに関しては半熟系の方が良いかなと。まろやかさがたまりません。

 ところで、「目玉焼きに水を入れるのは邪道」という文が書かれている書籍があるんだよね。単純に調理時間が長くなるから無駄なだけ、という理由で「邪道」と言い切っているのだが。本当にそうなのかな、教えてどっかの料理研究家。まぁ邪道でも美味しくできればそれでいいんだけれどね。


 これが1年前、「孤高のグルメ」で載せた写真。大して変わっていないどころか、少なくともガパオ部分に関してはこちらの方が完成度が高く見えるという。差し引きしてトントンという出来に。


 見映えの程はともかく味は美味しかったし、結果はヨシとしましょう。もっと撮影技術を磨かないといけないね。改善できそうな部分なんて、この2枚からだけでも結構見つかるものだが。撮る場所とか光の当て方とか、盛り付ける器と盛り付け方とか。特に一番後者がぶきっちょ過ぎてもう。


 以前はそれなりに訪れていたクックパッド先生のページも、最近は頼ることが少なくなってきた。料理のレパートリーも2,3年前に比べれば大分増えてきたかなとは自負しているのだが、それでも持ち前の物ぐさっぷりが献立のワンパターンを引き起こしているとしたら、忙しくても時折開拓するクセは付けないといけないかな、と思う。

 そういうことで、今日も作った。11月に入って、旬の野菜と言えばカブ。今回はこれで何か一つ料理でも作ろうか、と決めた。
 カブと言えば、私の中では大体メニューは決まっている。で、出来上がったのがこちら。

 「野菜たっぷりポトフ」。カブと馬鈴薯と人参と玉ねぎとキャベツとウインナーと炒めベーコンの7種スープ。例によって見映えは気にしない方向でお願いします。

 鍋に入りきるだろうかとちょっと心配ではあったが、煮込んでいるうちに野菜の体積が減ったこともあってギリギリセーフ。でもウチの鍋、パスタ200g茹でようとするとめっちゃ湯がこぼれ出るぐらいのサイズだからな…。も少し大きめのサイズ買っちゃおうかしら。

 たくさん入れた甲斐もあってか、炒めベーコンと野菜のいいお出汁が出ていて我ながらなかなかに美味しい出来。肝心のカブも甘くてバッチシだったけれど、6切れしか入れられなかったのが心残り。別のを減らす代わりに、もうちょっと増やしてもよかったかもしれない。そして「黒こしょうがない」痛恨のミス。ウインナーにつける用のあらびきマスタードはあったのに…。色々と課題も見えてきた一品でした。

 ちなみにあと3,4食分残っている。ワンパターンな献立にならないよう気を付けつつ、しばらくこのポトフで持たせるつもりではある。買った材料もまだ使い切れていないのもあるから、久しぶりにクックパッド先生のお世話にでもなろうかしら。


 こんな感じで夜は更けていく。
 料理は楽しいのよね、基本。いかに自分を奮い立たせるか、それが問題なのであって。

 これにてまったく飯テロにならないご飯の話はおしまい。ご馳走様でした。