#028 そうだ 蔵王、行こう。

 行ってきました。週末使って。

 このシーズンの蔵王ですので目的は勿論スキーです。1年ぶりです。蔵王に限れば3,4年ぶりですね。まぁ大体滑れましたが、ずぅっとインドア生活を送ってきた人が1日目の身体が慣れていない状態でクレージートラバース(めっさコブだらけの上級者コース)なんて選ぶもんじゃありませんな…。

 今回は若干趣向を変えまして、蔵王スキーリゾートのゲレンデ内で撮ってきた写真を交えつつ休暇の想い出を振り返っていく感じにします。
 ただし写真技術と画質はお察しです。普通のデジカメですから。あとめっちゃ日差しが強かったせいで殆ど液晶画面見えてない状態で撮影しましたので。

****

 蔵王といえば何といっても樹氷原ですよね。1日目は頂上の天候が良くなく、景色が明るくなるちょーっとのタイミングで撮影したものです。

 こちらは2日目。この日はとても晴れていたので絶好の撮影日和でした。

 やはりずらりと広がる樹氷原は一見の価値がありますね。

 奥にぼんやりと見えるのは鳥海山。肉眼でしか見れないかなぁとダメ押しで撮ってみましたがちゃんと写ってた。よかったよかった。

 銀嶺の王者、トニー・ザイラーの顕彰碑。彼が出演する映画『銀嶺の王者』のロケーションで蔵王が選ばれたのは案外知られていますね。この顕彰碑の近くには彼の名前を冠した「ザイラーコース」が。程よい斜度があるので、肩慣らしにも力試しにも打って付けのコースだと思います。

 ゲレンデから望む山々。


 さて、たくさん滑った一日目、ホテルに宿泊。宿泊先は『蔵王アストリアホテル』ですが、やはりこのホテルがゲレンデに一番近いのでお勧めです。アフタースキーも楽しみたい! という方の間ではちょっと意見が割れるかもしれませんが、温泉もあるし少なくとも私にとっては充分です。

 ていうか多分そんなにやれる体力がない。今回のスキーで何が辛かったって、リフトに乗ってるときが一番大変だった。なんせ来て初めてのリフトでふくらはぎ挟みましたから。
 4年ぶりですっかり忘れていましたが、そーだった、ここはそういう場所だった。接地面とリフトの間が狭いんですよね、だから座ったらすぐに脚を前のほうに向けない(リフトの内側に脚を入れないようにする)と肉が挟まってちょっと痛い思いをするというか。
 そこを乗り切っても、リフトに乗っている間は足に重みが集中します。スキー板とブーツの重み。リフトには衝撃吸収のスポンジやラバーが付いていないことが多かったりするので、重みのおかげで座っている時ももがリフトに押し付けられて辛いのなんの。リフトがけっこうな勢いで背骨に当たったとか、そんなのは些細なもんです。

 とにかくスキーを終えてまず、平昌オリンピックの動向も気になるところではありますが温泉へGO。宿泊者限定、夕方だったこともあって中はがら空きのベストタイミング。温泉に入らずとも硫黄の匂いが外へと漂っています。
 露天風呂が気持ちいい。景色も勿論ですが、心なしか室内のよりも温度が高く非常にリラックスして入れる。効能もあってか帰り道の足が軽い。6時間程滑りに滑りまくったスキーの疲れが一気にふっとんだかのようです。

 ま、気の持ちようなんですがね。すぐに第2の痛みの波が到来することになるとは、この時の私は知る由もなく。

 ひとっ風呂、勝俣州和さんじゃなきゃテレビには出せませんね、終わったら夕食時。何とこの日はすき焼きがメイン。ほほぅ、米沢牛ですか。食べてみると肉が甘いのね、とても美味しい。これでご飯も美味しくいただければ尚良かっただけに惜しかったなー。ツヤとふっくら加減が足りない、古米を使っていたからかなぁ…。 以前は「つや姫」がちょっとしたマイブームだったんですけれどね。マイブームってもう死語?

 そしてこの時期は樹氷まつりの一環として打ち上げ花火が。ホテル間近で上げられていたこともあって、全体図が窓一面には収まり切れないぐらいの迫力に。うーん、なかなかツイてるタイミングで訪れたなぁ、と我ながら。こないだ某パワースポットにお参りした後くじ引いたら大吉だったんで、そのおかげかな?

 1泊2日、蔵王のコースの殆どを滑ってきました。名物の横倉のカベ(斜度38°!)は雪崩が起こる可能性大の為閉鎖。前回来た時も解放してなかったからちょっと残念。ま、国体コース同様転ばずに滑り切れる自信なんかこれーぽっちもないんですがね。やっぱりインドア派に徹すると体が鈍っちゃう。適度に体を動かすのが一番ですな。

 2月末というのは私にとっては大切な時期であり。このタイミングで満足のゆく2日間を過ごせたというのは生涯の想い出になるかなぁ、と。
 さて、これからが大変。3月なんてあっという間に過ぎ去ってあっという間に来年度ですからね。おーい、頼む。3月も私と一緒に筋肉痛になって進行ペース落としてくれ~。