stamp宣伝用

LINEクリエイターズスタンプのメイキングとか、もろもろの話

もゆうさちゃんのLINEスタンプ

https://store.line.me/stickershop/detail?packageId=1000378

おかげさまでじわじわ広まっています。

5月が終わったので(というかプライベートで転勤やらなんやらが落ち着いて時間がやっとできたので)

私がどうやってスタンプを作っていったか、ってのを紹介してみます。

あくまで「わたしはどうやってやったか」のお話です。最後に売上の話もちょこっと。


■スタンプをつくった目的

おかねほしい!というよりは、

自分がもゆうさをLINEで使いたい!という目的で作りました。

あわよくばこれきっかけに、もゆうさちゃん広まって・・・

というのは、期待してなかったわけではないですが

特にそんなすごいプロモーションもしてなかったですしね。


■ネタ出し

40個スタンプをつくらなきゃいけない!ってことで

どんなスタンプを自分が使いたいかなっていうのをブレストしていきました。

並行して、友人にどんなスタンプほしいー?ってのを

TwitterやらFacebookやら飲み会やらで聞いてみたりとか。

こんなふうにGoogleドライブに書き出して、ネタ出して、

下絵をどこに描いたか、とか、作り終えたか、とか記録して、管理簿っぽくしていきました

最終的に70くらい案が出て、その中から描きたいもの、ほしいもの、描きやすそうなものを

全体のバランス見ながらその都度ピックアップして描き足していく、という風にやっていました。

途中とか最後の方で出た案も多々あります。


■使うソフト選定

どのソフトで描いていくか、ということで

Illustratorを使うかPhotoshopを使うかでちょっと迷いました。

とりあえずどっちとも使って、軽く試作してみました。

どちらのソフトも学生時代からちょくちょく触ってたので

使い慣れてるっちゃ使い慣れてるんですけど

Illustrator(左)はペンで自由に絵を描くーっていうよりは(それもできるっちゃできるけど)

パス(曲線)を組み合わせて図形を作っていくーという感じで

思うがままにお絵描きしたい&40個作る!って場合は

ちょっとめんどくさいなぁと個人的に思ってたんですが

拡大しても線がキレイに出るのが良いところ。

上の画像でPhotoshopで描いた方の絵(右)は、

ガイドラインのピクセル数(370×320)のキャンバスに描いたもので、イラレで描いたのに比べるとぼやぼや・がたがたですね。

これを見た後輩から「Photoshopの方解像度低くないっすか?」って言われて

「あ、そっかおっきく描いて縮小すれば良いんだー」ってことに気づいたので

結局Photoshop CCを使う事にしました。ありがとう後輩。


■実際のメイキング

□下絵

スタンプ案をもとに下絵を描いていきました

普段使っているGalaxy note3で描いたりとか

紙に描いたりとか、いろいろ。

逆にらくがきがスタンプ案になるってこともありました。


□Photoshopでの作業

(Photoshopの細かい機能の説明とかは省いてます)

1.ファイル作成

>「あ、そっかおっきく描いて縮小すれば良いんだー」ってことに気づいた

ってことで、ガイドラインのサイズから縦横2倍にしたキャンバスに描いていく事にしました

少なくとも40回繰り返すのでプリセットつくっておくと楽です

最終的に透過するので背景は透明。


2.下書き

下絵を描き起こします。スキャンでもいいんですが、大体直に描いてました。


3.主線

線用にレイヤーをつくって、9pxのブラシで線を描きます。

こまかいところは8pxとか7pxとかにして。

ペンタブの筆圧感知は無効にしてました。

下書き・主線の段階でたまに左右反転してバランスを直したりとかもやってた。


4.色塗り

主線レイヤーの下に、うさぎの顔と体のピンク用のレイヤー、耳とほっぺの赤用のレイヤー、服や装飾は色ごとにレイヤーをつくります。

色を塗るところは、主線を利用して範囲を作っていきました。

色を塗りたいところを自動選択ツールで選択→選択範囲を拡張(4px)→塗りつぶしツールでべた塗り→選択を解除して小さな隙間を埋める、という流れ。

べた塗りで色を置いてったら、各レイヤーでブラシツールで影をのせていきます。

このとき、うしろに単色のレイヤー(この画像で言う紫の部分)を用意しておくと

はみ出し、塗り漏れがないかチェックしやすいです。

あと、最初に塗る範囲をべた塗りしておいて

透明ピクセルをロックしておくと、透明な部分に色がのらなくなるので

心置きなくだーっと影を塗る事が出来ます

そんな感じでほかのパーツも描いていきます。

周りにきらきらー!とかのせる場合はまた別のレイヤーを作って描いてました


5.縮小・切り出し

このままだとガイドラインで規定されてるサイズに合わないので

スタンプ用に縮小していきます。

私は絵を描いた元ファイルは残しておいて、

縮小・切り出し用に新しくファイルを作ってやっていました。

(イメージ>複製 で、「レイヤーを統合して複製」にチェックを入れて作成)

イメージ>画像解像度 で、幅・高さを50%に縮小します。

このままだと最大サイズ(370×320)になりますが、

このイラストの場合はこれだと余白が大きすぎるので

余白10px程度になるように、切り抜きツールで切り抜いていきます

このとき、幅・高さのピクセル数が偶数になるように・・・

(ガイドラインが途中で改訂されてましたね・・・)

で、このイラストの場合は270×300としました。

保存するときは、 ファイル>Web用に保存 を選択して

保存形式は、「PNG-24」で、「透明部分」にチェックを入れておけば、透過されます。


6.プレビュー

Photoshop上でLINEのトーク画面のスクリーンショットの上に

つくったスタンプを配置して確認して雰囲気確かめて(にやにやして)いました。


また、プレビューはStampersさん( http://www.stampers.me/ )とか、

Web上のサービスで簡単に確認できるので

そういうのを使って確認するのもよいとおもいます*

以上でメイキングは終了。わかりにくかったらごめんなさいー。


■初日公開になれた理由?

もゆうさちゃんスタンプはクリエイターズマーケットで初日公開になるグループに入れました。

おかげで5月下旬の転勤前に関東の友達に広めてから札幌に来れました。個人的にこれは本当に大きかった。(このへんの話はまた機会があれば)

審査に出したときに付与されるスタンプIDは20XX番台で、

ID1000番くらいから始まってるという噂の中で、

わりと早めに審査が終わったのはなんでかなぁと(うれしいけど)。

登録するときに、作品が確認できるHPを載せても良いよって欄があるんですけど

そこにnoteのページを貼りました。(大して作品のっけれてなかったけど・・・)

その効果もあるのかも。Twitterもみてくれたのかなー。


■リジェクトの心配

ガイドラインには一応適合してる、とはおもっていたものの

唯一心配してたのは、ひらがな付きのスタンプ入れてたけど海外にも販売申請出した事。

これについては、リジェクト対象になりませんでした。


■売り上げのこと

公開するほどのものでもないですけど

売り上げについて、切りがよかったのと、気になる人も多いだろうということで。

販売開始(5/8)~5月末までで、600個くらい売れたようです。感謝。。

クリエイターズスタンプが5月末の時点で500弱出てきているなかで

開始時は140~180位くらい、最近は170~230位くらいをうろついていて、これくらいでした。

趣味の範囲でやってたので、わたしとしては満足です。

私から直接、使ってよ~♪なんて言える友達は600人もいないし

うさぎ自体は10年近くずっと描いてたけど

こういう風に売り物としてリリースするのははじめてで

ずっと私の描いてるうさぎを知っててくれてた人たちが使ってくれたのももちろん嬉しいけど

ほんとに、どこかのだれか、知らない人が、

いいなーとおもってスタンプを買ってくれてるんだと思うと

さらにとっても嬉しい気持ちになりました。


売上は、「作ること」に関係がある事に使いたいです。

ハンドメイドに挑戦してもいいし

新しい場所に来たし、カメラもいいなー とちょっと思っているところ。

良いの買うのにはちょっとたりないけどね・・笑


以上です。

長文おつきあいありがとうございました* ぴょん(●'⊥'●)♪

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