懐かしのトランスフォーマー

こちらの画像をご覧ください。

画像1

相変わらず写真を撮るのはうまくないですが。
東京駅でゲットしてきました。トランスフォーマーのキャラクリアケースです。
「戦え!超ロボット生命体」の字も欲しいところですが。
東京駅でトランスフォーマーの出店のようなのをやっていまして、記念にこれを買ってみました。
トランスフォーマーはガンダムと比べると、周囲では語れる人が少ないのですが、近年、CGを駆使した実写映画が公開されてからは多少なりとも一般に浸透したようで、うれしい限りです。
この写真のキャラクターたちは30年以上前の最初のアニメ、いわゆるG1と呼ばれる時代のものです。当時小学生だったわたしも一生懸命見ていました。
和柄バージョンとのことで、それっぽい小道具とペインティング(入れ墨にも見えますが)があります。
オートボット、いやサイバトロンの面々が描かれています。

※トランスフォーマーは日米合作で、原語版(英語版)と日本語版では名称がいろいろ違ったりします。

中央下段が、我らのリーダー、コンボイ司令官です。実写版公開以降は原語版のオプティマスプライムという名称が広まりましたかね。
トランスフォーム後のトレーラートラックの姿もあります。後ろのほうのコンテナ(トレーラーというのか?)部分は変形しません。前のほうの赤いトラクター部分だけで人型になります。コンテナ部分はトランスフォームするたびにどこからともなく現れ、どこへともなく去っていく。不思議です。
コンボイは劇場版「ザ・ムービー」で戦死しますが、この劇場版がなぜか日本では公開されませんでした。そのために子どもたちは長らく、コンボイがなぜ死んだのかわからないまま、テレビシリーズではいつの間にか死んだことになっているのを見ながら、満たされない思いを抱えて過ごしていました。この、コンボイの死の謎を君の手で解け!というコンセプトで発売されたのが、伝説のクソゲーとされる「コンボイの謎」です。この難しすぎるゲームをクリアした子どもたちの間で、謎はますます深まるのでした。
「ザ・ムービー」のビデオソフトが発売されたのは数年後のことでした。われわれのうち多くは、もうアニメを卒業し、大人への道を歩み始め、コンボイの死の謎など振り返らざる過去の彼方に封印していました。まあ、わたしは少年の心を忘れなかったので、しっかり見ましたけどね。

下段左側がグリムロック。「おれグリムロック」といちいち自己主張するのが印象的でした。昔ながらのティラノザウルスに変形。恐竜モードでいることが多く、人型になるのはレアだったような気がします。
登場した回でいきなり基地内で暴れ出し、コンボイに「もうたくさんだ」「破壊する」と言われて一時的に封印されたのはいい思い出です。
第2シリーズの「2010」では大活躍でした。突然ものすごく頭がよくなったり、宇宙の救世主になったりと、「2010」はグリムロック礼賛シリーズと化していました。

逆に「2010」でモブキャラと化したのが下段右のマイスターでした。日本では副官という設定で、玩具ではやや優遇されていました。
アニメでは、パイロット版ではコンボイと一緒に偉そうにしていたこの人、しだいにめだたなくなり、トランスフォームできなくなった回ではアイアンハイドに蹴られ(「おい副官に何するんだ」と当時の子どもたちは思った)、数少ない主演回も日本では放送されなかったりと、「キン肉マン」のウォーズマンのような不遇な扱い。
それでも「ザ・ムービー」ではどうにか生き延び、第3シリーズの「ザ・ヘッドマスターズ」でも出番があっただけマシでしょう。実写版では悲惨な死に方をしませんでしたかね。やはり不遇か。
原語ではジャズというそうです。マイスターの名は長らく「My Star」の意味だと思っていましたが、本当はドイツ語の「Meister」なんでしょうね。

上段左端がホイルジャックです。けっこうな年長者の設定で、一人称は「吾輩」でした。技術者の設定でしたかね。まあまあメインのキャラクターでしたが、「ザ・ムービー」ではいつの間にか戦死しており、遺体しか画面上に現れませんでした。
ところが第5シリーズ「V(ビクトリー)」で突如復活。かなり若返って登場しました。こりゃ同じ容姿の別人ですな。ザクみたいに量産されていたのかもしれません。

その右隣の黄色いのが屈指の人気キャラ、バンブルです。原語ではバンブルビー。近年、主演映画もありました。
一人称は「おいら」で、年少キャラのようで、地球人のスパイク(少年なのか青年なのか微妙なお年ごろ)と仲がよく、マスコットキャラっぽかったですね。小さいために玩具が500円と安かった。
この写真にあるように、バンブルの人型モードは、どう見ても黄色いロボットです。しかしこの上に白衣を着ただけで「人間に変装」とか言っていたのは若気のいたりか。
そんな彼も第2シリーズ「2010」ではほとんど出番がなくなり、最終回にはゴールドバッグというほぼ別人と化してしまいました。その後の行方を知る者はいません。

その右、タバコを吸っている赤いのがブロードキャストです(ロボットが喫煙とは……)。原語ではブラスターだっけ。ノリのいい若者の設定で、「イカしたサウンド」「ゴッキゲン!」など、今となっては死語に思える言葉を連発していました。
第3シリーズ「ザ・ヘッドマスターズ」の序盤(たしか第2話)で早々に戦死。後にツインキャストとなって復活。全身青いボディになった。なんだこりゃ、という感じ。見ている子どもたちの顔のほうこそ真っ青だ。
画像には、彼だけトランスフォーム後の姿がない。カセットデッキになるんですけどね。
代わりに、黄色いケモノくんがいますが、スチールジョーというライオン(なのかな?)のキャラです。スチールジョーは薄っぺらいボディでカセットテープに変形します。

上段右端がラチェット。見てのとおりの救急車です。ああ、アイアンハイドじゃなくてラチェットなんだね。微妙なチョイスだな。
ラチェットは救急車だから想像つきますが、修理担当です。出番はまあまああったけど、修理担当だからして、そんなにめだたなかったですな。日本では玩具が店頭販売されず、通信販売で購入するしかありませんでした(なぜ通販専用なのかは全くの謎です)。しかも玩具は、カタログでしか見たことないですけど、ちゃんとした人型になりません。無茶だな。元になったダイアクロンの玩具が人型にならなかったのですが、アニメスタッフがむりやり人型の設定にしてしまったようです。玩具とアニメで全然イメージが違うっていうのは、このころはよくあることでした。
ほぼ同型の赤いワゴン車のアイアンハイドのほうは文句なしのメインキャラだったんですけどね。アイアンハイドは店頭でも通販でも買えませんでした。
「ザ・ムービー」ではラチェットもアイアンハイドもやたらあっさりと戦死し、われわれはポカーンとしたものです。

以上、懐かしさのあまり熱く語ってしまいましたが、ビーストウォーズや実写版の商品もあったので、お時間のあるトランスフォーマーファンの方は行ってみるといいと思います。17日までなので、お早めに。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?