バチェラーシーズン3 友永さん、そこは玉砕しなきゃ

すでに本人たちからのネタバレありましたが、当ノートにもバチェラーシーズン3のネタバレあります↓

ラスト4人まではかなり面白かったバチェラー3。岩間1強となりつつも、なんやかんや水田の底力だったり、田尻さんの強かな子供カードの切り方とか。。。

でも、ある一点から急に番組の空気が変わります。友永家との対面で水田のターン時です。

1.決定的な番組側の転換点

恒例のバチェラー両親との面談の回。3番目だった水田を家族に会わせた後、水田のみを外に待たせ、家族会議状態に持ち込むバチェラー。

水田一人外で可愛そうな謎状態のなか、バチェラーからの「それぞれの意見を聞かしてくれ」との要望。

家族1:水田が良いと思う。
家族2:水田が良いと思う。
家族3:水田が良いと思う。
バチェラー:そもそも比較することが違う!
家族:(は?)

自分が求めてる答え(岩間)じゃなかったから、「比較することが違うと思う」って逆にキレるバチェラー。理不尽だろ!と試聴者の誰しもが思った瞬間にバチェラー母のコメントが差し込まれる。

母:そっちが聞いてきたのに笑

ここでやっと、これまでずっとバチェラーの味方をしてきた番組側が、「バチェラー=完璧」の前提にこのタイミングで「?」を投げかけます。これって番組の前提を、番組自身が否定する大きな転換点だったと思いました。ここからは、男が女を選ぶ番組から、ただの友永、岩間、水田の三角関係番組になります。

2.あかんセリフ

上記転換点からは、もうバチェラーは選ぶ人ですらありません。ただの友永さんです。友永さんはもはやバチェラーとして番組から見られてないので、あかんセリフのオンパレードをしてきます

家族から水田を推された友永さんは

友永さん:(おれは)今恵が良いと思ってるのに

これ原文のままです。言ってる!もう、それ言ってる!あかん!

友永さんの第二の故郷パリで、岩間、水田との決勝戦となるはずも、岩間に対して。

友永さん:「運命の人だと思っていた」「ほんまに好きやった」

あかん!言ってる!もう、それ言ってる!もうバチェラーの影もない番組展開。しかも、岩間も恋愛感情じゃないとか言ってる。俺らは何の番組みてんだ?

不朽の名シーンとなるはずだった水田の告白すらも、

水田:「真也はなにも言わなくていい。1回しか言わないから良く聞いて。私は真也が好き。何があっても私は真也の味方」
友永さん:「俺も気持ちが増してきてる」

流すな!大事なセリフを!

とはいえ終始、岩間ワンサイドゲームで、消化試合の要諦。このまま、友永さんに対して恋愛感情のない岩間にローズを渡して、玉砕してゲームセット。史上初最終回で断られるバチェラー、運命の恋はそう簡単に見つからない。そんな結論は、それはそれで面白いのでは、とファイナルローズセレモニーを待っていました。

3.運命の人

ファイナルローズセレモニー。さすがに、岩間に「運命の人」なんて言ってる手前、さすがに変えない、というか、変えられないはずだろ〜。となると、もう岩間にしかあげる選択肢がないよな〜と思っていたら、、

友永さん:水田歩美さん、ローズを受け取って頂けますか?

…ねぇ、それはおかしくないか。運命の人って言った翌々日くらいに、運命の人変わってるの。

友永さん:歩美には、恋とか運命とかそういうのじゃなくて、家族の〜〜

なんか、しどろもどろ。でも大丈夫。水田はこの友永さんのキズや筋の通らなさすらも抱きしめてあげられる包容力が…なんて思ってる間に、

友永さんは即座に岩間の元に行って、

友永さん:ほんまに好きでした。…(中略)…(去り際の後ろ姿に向けて)恵!恵〜!

振り向かない恵。もう、なにこの短周期でくる不穏さ。ハッピーエンド迎えろよ。水田のところへ帰ってきて、旅がなんちゃら、切符がなんちゃらっていいセリフのはずなのに、どことなく上の空の友永さん。

そのままだいぶゆるゆるな指輪を嵌め、キスをして、ひとまず収録は完了。MC陣に返されるも、良かった良かったみたいなコメントで埋め、不穏さに気がついてないかのような、無理やり蓋で押し込むような終わらせ方。

締りが悪い。安牌置きにいって真実の愛に疑問が残る友永さん、そして安牌として扱われる水田、フったはずなのにフラレた形になっている岩間。

この誰もが不完全燃焼の状態は最悪です。ここは友永さんが岩間に玉砕覚悟で行き、下記の構図を目指すのが美しかったのではと個人的に思います。

安牌置かず愛を信じて破れた友永さん、自分を曲げなかった岩間、運命という高い壁を超えられなかった水田。そして、3人は本当の運命の人を、それぞれ別の道で探し始める(fin)

今田:はい。と言うわけで、意外な結末を迎えました。
藤森:エエーっ、ありなんすか?!こんなの!
指原:(分かってたような顔で、2回うなずく)

こんな感じにまとめてほしかった。。

4.まとまりは悪くない。胸糞が悪い。

仕込みなのかどうかは置いておいて、とにかくこのあと番組内にて水田との破局が発覚する。岩間に乗り換えるまでの最低さや、ルール違反を謝罪にきた友永、岩間がスタジオで叩かれるイベントを通して、番組として有る程度「不穏なまま終わった回」から「すげえ人間臭え回」としてまとまったように見えました。

そんなこんなもバチェラーを番組側が切ることで出来たかなりのハードランディング。なんやかんやで面白く見終えることが出来ました。最終2話でこの熱量。まだまだ語りたいこと、整理しておきたいことたくさん出てきました。

田尻がバチェラーに仕掛けたギャンブル。岩間がゲーム支配者になるまでの軌跡。野原の扱いに感じる妙な忖度。シーズン1.2の内容も含めたらかなり厚みのあるテキストが書けそう。若様と小口の関係がミステリー的で面白いとか。森田というシンデレラストーリー。蒼川愛はエピローグ無しには話が破綻していた。タイトルを考えるだけで無限に思いつく。しかも、どのブログにも意外とまとまってない!!

というわけで、バチェラーのこと、今後まとめていきたいと思います。見るだけでなく、整理して、語ることまでがバチェラーの楽しみだと思います。

一人で書いてて楽しみになってきました。ではまた!

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