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写真のいろ


表情で引き付ける存在感と、姿の在り方で引き付ける存在感。どちらも力が抜けた時に美しさを感じた。

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A2サイズをプリントできるプリンターを買った。
画像として見るのと印刷して見るのとでは色味の違いが微差でも大きく出る。

印刷して尚更、自分のイロを色として表現する事に抵抗を感じた。
陰影以外の現像時に調整する事以外で、自分の写真を表現できるようになりたい。
それは現像の技術ではなく、撮影時に恥ずかしさや警戒心や強張り、よく撮られようと思考を働かせずに、そのままで在ってもらう技術になり、それより一歩踏み込ませてもらえる技術になる。

プリンターを買った最大の目的は2024年12月開催予定の個展の為なのだけれど、プリンターを買ったのだから、写真を印刷して、ポストカードにして販売するとか…と、少しばかし思っていたけれど、撮影を通して私という人間を通して、自分を知ってもらう事で、喜びや癒し、希望を感じてもらえた上で、アルバムとして贈る、または余分な自意識を削いだ、まっさらな芯の姿(人間の美しさ)を表現する事に、私が価値を吹き込めるスタイルだと思った。

私としては大きな買い物だったけれど、これから拘って出来る事も増えて、曖昧だった色の表現が、私にとって必要の無いものだったと知れて、とっても良かった。
プリンタちゃん、これからもどうぞよろしくお願いします!

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