『古のオタク』というオタクワード

最近割とすきで使っている、『古のオタク』。ヲタクって本当に面白いこと考えるよなぁと感心する。

まず、『古(いにしえ)』という時点でヲタ力(をたりょく)の強さを感じる。好きだよね、ヲタク。いにしえ、とか、しんえん、とか、なんかこ難しそうな感じの言葉。

意味としては多分、古き良きヲタク時代から生きている生粋のヲタクとか、貴腐人レベルのヲタクの皆様を指すんだと思うんだけど、私はこれを特に、ヲタクの服装に多用している。

どういうことかっていうと、ヲタクが集まる系イベントで、ヲタクって感じの服装をしている人を指して、『あれは古のオタクだ』と呼んでいる。disってるっていうか、気分的には柴犬指して『あれは柴犬だ』って言ってる感じ。

最近のヲタクって、擬態が上手くなってきて、女子は特に服装に気を遣うのが増えてる。ヲタ活にしか財布の紐が緩くないヲタクでも、安価で流行りの服が買える時代になったんだなぁ、と思うし、ヲタクの定義に当てはまる人の基準が下がったんだな、とも思う。ヲタクがファッションというかステータスみたいになってるとこ、あるよね。ちょっとアニメ見ただけで『私オタクでぇ~』とかいう人もいるし、きっとイケメン声優さんをたまたま見て、『ライブ申し込んじゃった☆』みたいな人もいるんだと思う(偏見)。

まあとにかく、そんなどうにかイケてる服装で擬態しているヲタクたちの中に、まだいるのが、絶滅危惧種みたいな古のオタク。しつこいけどdisってるつもりはなく、服装とかは好みだから別にすきにすればいいとは思っている。

ヲタクっぽい服装って言っても、種類は色々ある。でも私が古のオタクだなぁ、と情緒を感じるのは、チノパンにサイズが大きい黒シャツ、履きなれた白いスニーカー(ノーブランド)みたいな人。正直こういう人は、ちゃんと安牌な服装で来てんだなって感じがしてるし、無理してなくていいと思う。それを含めて、古のオタクだと呼びたい。ヲタ活に全力を注いでいる感があるよね。

たまに、ピンハ系(死語?)とかゴスロリちゃんを指して『オタクじゃん』ていう人いるけど、それは違います!!!!と言いたい。いや、その人本人がオタクかどうかはわからないけど、ゴスロリ=ヲタクという数式は成り立たないと思っている。だって服は好みでしょ。ビジュアルバンドにもアニメにもまったく興味無いオシャレさんが、ゴスロリにハマって着てることもあるでしょうよ。

古のオタクの服装は、ほぼヲタクだと思う。ほぼ、というのは、たまに自分に似合う服がわからず無難な服を着ている系女子というのが存在するので、ほぼ。女子はおしゃれするもの、とは思っていないけど、でも古のオタクと無難な服系女子は、洗練さが違うのでなんとなくわかる。無難な服系女子は大抵サイズは合ってるんだけど、古のオタクはサイズはやや大きいかつんつるてんでいることが多い。イベントとか行く機会があったら観察して見てほしいよ。

ちなみに、ジャニヲタは服装にはめちゃくちゃ気を遣ってる人が多い。まあライブで本人に会うのがメインだし、ファンサもらうには目立つのも大事だし、アイドルに恋してる子も多いしね。最近の声優イベントでは、ジャニヲタがそのまま声優イベント来たみたいなオシャレさんもいますね。オシャレって難しいんだなぁ。

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