子どもの歯並び・歯列矯正②

前記事で、主に乳歯の特徴をまとめました。
今回は第2弾。
歯列矯正についてです。

何歳くらいから矯正治療をはじめられるの?
歯は抜かないといけないの?
といったところがよくある疑問でしょうか…?

まず、矯正を始める時期に、早い遅いはありません。
私の母は、齢40を過ぎてから歯列矯正を行いました。
でも、大人になってからの矯正は(顎の大きさや歯の大きさ等の個人差がありますが)、歯を抜いて行うというのが多い(一般的)だろうと思われます。
最近は抜かないで行う矯正もあります。
近年は、普通の歯の治療でも、なるべく歯を残す(抜かない)という考え方が主流です(親知らずは別ですが)。
矯正でも歯を抜くかどうかは、レントゲン写真を撮影して、個人の顎の大きさなど、歯やお口の状態を分析して、その上で抜く必要があれば患者さんと話し、相談の上で治療方法が決まる(抜く)といった流れになります。

しかし、比較的ラクに矯正を行うことができる時期があります。
混合歯列期といって、乳歯と永久歯が生え変わる頃の時期です。

この時期に行うお子さんの歯列矯正は、上下の顎の骨のバランスや大きさを整えて、永久歯がきちんと生えるようにする治療です。
治療をはじめるタイミングは歯並びによって違いますが、乳歯が生え揃う3歳頃から10歳くらいまでと様々なので、まずは矯正医に診てもらえば間違いはないでしょう。
ちなみに、6歳頃に乳歯の後ろから永久歯(6歳臼歯)が生えてくることを筆頭に、12.13歳頃までには永久歯が全て生え揃います。
ということで、お子さんの歯並びや顎の成長で気になることがあれば、気軽に、早めに、矯正歯科医院にご相談頂くことをオススメします!

また、お子さんの歯列矯正は、「第一期治療」と「第二期治療」があり、顎の成長や歯並びによって治療法が分かれます。このため、治療計画によって治療期間も変わります。

第一期治療の場合
乳歯・乳歯と永久歯がまざった混合歯列期に、永久歯がきれいに生えるように顎の成長やバランスをコントロールする治療です。歯並びによりますが6~10歳くらいに治療を開始して、治療期間は10ヵ月~1年半が目安です。
第一期治療が終わった後、永久歯が生えそろって第二期治療をはじめるまで、数年待つ場合もあります。

第二期治療の場合
永久歯が生えそろったあと(顎の成長が終わったあと)に行う治療です。中学生以上が目安です。歯にブラケットとワイヤーをつける歯列矯正などがあります。第二期治療は、基本的に成人の矯正治療と同じで、治療期間は1年半~2年半程度です。

ちなみに私も、両親(母)の理解があったため、混合歯列期の矯正経験者です。
乳歯が抜け、その後生えてくる永久歯が正しい位置に並ぶように歯を矯正装置で誘導しました。
歯を抜くこともなく、それなりの歯並びを手に入れましたが、完璧を求めるなら、私の場合は抜歯が必要です。
決して現状大満足ではありませんが、矯正治療は基本的に自費治療です。
経済的事情、そして健康な歯を抜かなければならないという理由から、これでよし!として暮らしています(笑)


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