ノームコアとはなんだったのか
アパレル業界人は良くも悪くも流行に流されやすい人が多いです。
私も間違いなくその一人でした。
確かに、アパレル業界が「流行」を作ることで、服が売れ、自分達の売上が上げることが目的なので、企業として、業界として、間違っているわけではありませんし、必要な部分もあると思っています。
全世界で間違い続けられたまま終わった「ノームコア」
しかし、流行を追いすぎるがために、本来の意味とは違った形で、世に広まってしまうことも多々あります。
その一つが、数年前から流行のキーワードに上がっている「ノームコア」です。
正直私も、本来の「ノームコア」の意味をちゃんと理解していないまま、使っていた部分もありました。
で、つい先日、本来のノームコアをしっかりと的確に分かりやすく説明されていた文章を見つけましたので、ここで引用させて頂きます。
全世界で間違い続けられたまま終わった「ノームコア」の説明
https://togetter.com/li/1163351
少し長いですが、非常に納得のいく内容では無いでしょうか。
そもそも「ノームコア」とは、服装やアイテムのことではなく、「概念」や「哲学」を意味するものだと説明されています。
しかし、世に広まっているノームコアとは、
「スティーブ・ジョブスが着用しているような黒の無地のタートルニットやリーバイス501のデニムなどの無地でシンプルなアイテムを着ること」
と理解されいます。
これに紐づいて、当時に流行していた「上質な暮らし」「サードウェーブ」などといったものとごちゃ混ぜにし、
ミーハーなアパレル業界人は、これに乗っかり発信していった。
という流れです。
私個人的には、シンプルな服装は好きだったので、当時よく
「ノームコアな格好してるね〜」と言われましたが、そんなものは存在しなかったわけですね。
やはりアパレル業界からの発信を全て鵜呑みにしてはいけませんね。
私個人的にも勉強になりました。
やはりファッションは、トレンド云々ではなく、
「その人のパーソナルな部分がにじみ出るファッション」
「その人の生活感が溢れたファッション」
「自分が好きな要素」が感じられるファッションは格好良い。
と、改めて感じました。
最後までお読み頂きありがとうございました!
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