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仕事思考

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仕事を通して、または仕事そのものに関わることをお伝えしたいと思います。
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2019年4月の記事一覧

デザイン業界28年目を迎えるに当たって総括をしてみた

2019年4月13日本日46歳になりました。 誕生日が4月なので同時に新しいくキャリアの年度が始まります。 広告業界、デザーナーとして28年目がスタートします。 事前になんとなく呼びかけたTweetで、私のキャリアと仕事に対する思いや心構えなど乗り越えた壁や今後の展望を交えて簡潔に書いてみようと思います。 まず私は高校卒業と同時に地元のデザイン事務所で新卒採用として働き始めます。 当時はまだ[ #紙版下 ]の時代で、ケント紙に製図ペンとロットリングで枠線書きや図案や書き文字

デザイナー27年で乗り越えた3つの大きな壁

デザイン業界で過ごす中で見えた壁 その乗り越え方と将来への展望 私がデザイナーをやってきて、コレは大きな壁だと感じたポイントは3つあります。 1つ目は調子に乗って勘違いした独立直後 2つ目は仕事が安定的に成った上京直前 3つ目はスタートアップに役員入社した直後 1つ目は単純に自信過剰で実績と実力に見合っていない自尊心が勝手に壁のある環境を作り出したわけですが、それでもそのことに自力で気が付くのって意外と難しいものでした、なんせ自信満々でフリーランスに成ったけど何で仕事が

クリエイターの待遇や社会的地位向上について考える

クリエイターの待遇や地位の向上って最近やたら眼にするように成ったのは、自分がその方向に動いてるから目にとまるように成っただけなのか? それともTwitter等SNSのおかげで本当に広がってきてるのか? 海外ではたしかにイラストレーターやデザイナーという仕事はそれなりの地位を確立しているし、デスクワーカーの中では待遇も悪い方ではないと聞きます。このへんは私の友人や仕事仲間の欧米デザイナー複数人共通の意見だったので概ね的外れではないと思います。ではなぜこの情報化社会における近代

目標達成の条件:夢を叶えるための最低限の準備

目標を叶えるために絶対必要なこと 体力と老いと情熱と欲求について考えた よく昔から年をとると無欲に成ると言うけれどアレは何故なのか? 知見を得て悟りに近い状態なのか? もしくは人生の時間が短くなるにつけて諦め始めるのか? 悟りを開くほど勤勉に学んでいる人なんてそうそういないし、そもそも大部分の人間は終わりが近づくほどもがいて見る生き物ではないのだろうか? 少なくとも私はそう思っていて、そう考えると先程の理由がいまいち当てはまらない気がする。何か腑に落ちない。 では逆に

根本的なブランド戦略と企業のブランド化について

企業は独自性やその品質の担保であったりイメージによる印象付けなど様々な方法で生き残りを画策しなければならない時代と成りました。 そんな中、近年よく耳にするように成ってきた「企業のブランド化」と言う言葉 ■そもそもブランドってなんだ?ではブランドとは何だろうか?と言う辺りを掘り下げてみたい。 ブランドにはいくつかの象徴的アイテムが存在していて、名称であったりロゴマークであったり色であったり画像であったりします。 そういったブランドを広く一般的に浸透させて定尺させる工程が「ブラ