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誰でも絶対イラストが上達する方法

絵が上手に描けるように成る方法について

実は一番大事なのは「理解力」

1,基礎画力を付ける
2,写実的な模写や風景画を描けるように成る
3,アレンジとデフォルメによって個性を出す

こういった段階を踏んでくと、ほとんど苦手な題材は無くなると思います。女の子は描けるけどおじさんは描け無いとか、動物は描けるけど機械は苦手・・・などです。もちろん「2」の時点で全く手を出さなかった題材はそうそう描けるようには成りません。とはいえ細分化して有りと有らゆる物を描くという訳にも行かないですし、その必要もありません。
極端なことを言うと「車」と「自転車」の絵がかければ、ある程度資料を見てバイクを描いたりすることも出来たりします。


理解力はどこで発揮するのか?

先程も書いたようにスケッチやデッサンは非常に大事だし有効な手段です。では何も考えずに黙々と手を動かしていれば上手になるのか?

答えは「NO」です!

もちろん進歩はしますが、それだけでは必ず伸び悩むようになります。
何が足りないのかと言うと、それが「理解力」なんです!

例えば人の絵を描こうとします。まず何を考えるでしょうか?
大まかなポーズなどシルエットをつかもうとします。

どっちの手がどのへんに有るか?足はどっちが上に組んであるか?
そしてココからがいよいよ理解力の出番です!とにかくよく見て「なぜ!」と「対比」を「理解」する!
デッサン初心者では非常によくあることですが、描きすすめるうちに全体の辻褄が合わなくてアンバランスに成っていきます。一般的に「よく観察しろ」と言いますが描いている本人はよく見ているつもりなんです。

一体なぜそうなってしまうのでしょう?

答えは簡単

1,基準を作っていない
2,見ている対象を理解していない

からなのです。


解決方法

基準を作って理解する、なんでも良いので一番わかり易いものを見つけてそれを基準にしましょう。その基準を「1」と定めたら、それに沿って2倍、0.5倍というように長さや大きさを図っていきましょう。人を描く場合は主に頭の大きさを基準とすることが多いです。

デッサンの場合は特に鉛筆を目の前に立てて物差し代わりに長さを図ったりすることが多いです。

そして大まかに形が取れるようになったら、物差しをどんどん小さくしていきます。角度や配置の一つ一つを描き足しながら測っていきます。
細かく図っていくことが対象を「理解」していくことに繋がります。
根気強くこの方法を続ければ、辻褄の合わない絵になることは無くなるでしょう。

よく見ているようでアンバランスな絵になるという人の殆どが
「肩幅は顔より大きく」とか「手より足のほうが長い」と言った漠然としたサイズ感で描いているためにアンバランスになっていく訳です。

「肩幅は顔より【2.5倍】大きく」とか「手より足のほうが【1.5倍】長い」と測定していくことで、より「理解」が深まり時間をかけた分覚えていくことが出来ます。


そうした基礎を積み重なることで「ココは細かく書かなくてもそれっぽく見える」など応用力もでてきます。

どうでしょうか?

もしかしたら想像していた、期待していたものとは違う内容だったかもしれません。
しかしこの方法論を実践してみたらわかるはずです。
何も考えずに10枚のデッサンを描くより、この方法で時間をかけて1枚描くほうがはるかに画力は身につくと思います。

是非参考にしていただければと思います。

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