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自分は○年後、どこにいたい?進路を考える時に仕事をする土地について考えてみてはどう?

たまにはミスターゲイジャパン以外の話もしてみようかなと思います。

自分はもともと教師になりたかったわけではないんですね。自分の設定した目標のために教師になるという道を選びました。

今回は多くの人が悩む「進路」についての話です。

高校1年の時からオーストラリアに単身留学をしていて、高校卒業してから、日本に帰るか、オーストラリアに残るか選択しなければなりませんでした。

オーストラリアの高校生活は死ぬほど大変だったけれども、まだ自分が満足できるほどの英語力を培ったわけでもなく、何か形に残るような成績や資格を取ったわけでもなかったので、もうちょっとオーストラリアで頑張ってみようかなと思い在豪を決めました。

そこで改めて自分の進路に考えてみたら

やりたい事が見つからない・・・。

どの職業も自分にピンと来ない。サラリーマンも、シェフも、ITも何もかも自分がその業種で働いていく想像ができず途方にくれる。

進路相談した先生は「自分の好きなことから職業を考えてみて」などと言ってくるが、好きな事がグータラすることの僕にそこから繋がる職業は見つからない。

そこで考え方をちょっと変えてみて「自分の目標はなんだろう」と漠然と考えてみることに。

自分の目標はオーストラリアに長期滞在すること。

そのためには永住権を手にしなければならない。

と、いうことは永住権を取れる職業になればいいのね!とまぁ、こんな考えでした。

オーストラリアの永住権の取り方は色々あるのですが、その中の一つに技術独立ビザというのがあります。これは日本やオーストラリアで身につけたスキルや経験を活かし永住ビザを取得する方法です。

早速オーストラリア移民局が発表する「技能職業リスト」内の職業を片っ端から目を通してみると

一般開業医、物理学者、看護師、ソフトウェアエンジニア、弁護士、臨床心理士から、鍵師、レンガ職人、パン職人、花屋、サッカー選手までほんっとうに職業の幅が広い!

ここでキーになってくるのが手に職系の技術職はオーストラリアの経済にとても反映されやすく、せっかく勉強しても卒業寸前に職業リストから消される可能性が高いということ。

実際シェフになる勉強をしていた元シェアメイトが専門学校卒業前に職業リストから「シェフ」が消され、永住権取得を断念しました。

折角勉強してたのに直前に永住権のへの夢が砕かれるのだけは流石に勘弁願いたかったので、オーストラリアの経済がどう傾いても必要とされる職業にしようと決めました。

そこで「教師」という職業を考えてみることに。どんな経済だろうと、学校はあるし比較的安定している職業。高校教師は2教科教えられないと教員免許が下りないのだけれども、その内の1つを「日本語」にすれば既に日本人の僕には結構有利なんじゃない!?

と、安易な考えで「教師」という職業を選びました。

ちなみにもう一つの教科は理数系を教えられると就活に便利と先輩に言われたので「数学」にしました。全然数学得意ではないので大学で一から勉強し直したんですけどね。

もちろん自分の好きなことを仕事にできたらそれは嬉しいけれども、みんながみんなそんな上手く生きれるわけではないです。

自分がなりたい職業よりも○年後どこにいたいか、そこにいるためにはどうすればいいのかなと考えることも進路を決める上で大事なのかなと思います。

少なくとも僕は10年後、オーストラリアの地にいたいと考えて教師となって永住権を取りました。

長い人生でキャリアチェンジは多くの人が経験することだし、仕事ができる国の選択肢は多いことに越したことはないと思います。

やりたいことは時代や自分の年齢とともに変わってくるし、深く考えなくても出てこない時は「○年後、自分はどこにいたいか」と考えてみてはいかがでしょうか?

今回はそんな「進路」についてのお話でした。






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