鉄印を集める旅|東京駅構内で最長距離ダッシュからの房総半島ローカル線横断
千葉県房総半島を横断する、
いすみ鉄道と小湊鐵道に乗ってきた。
今回最大のミッションは
言うまでもなく、
いすみ鉄道・大多喜駅で鉄印をもらうことだ。
旅のスタートからつまずいた
東京駅から特急わかしおに乗って
外房線を通り、大原駅まで向かう。
ずっと特急わかしおは
常磐線快速ホームから発車すると思っていた。
地下5階まで降りた。しかし…
発車案内には
成田エクスプレスの発車時刻しか表示されていない。
階を2つ上がって窓口できいてみた。
「わかしおは京葉線ホームからの発車になります」
東京駅に詳しい方はイメージしてくださいね。
思い込みとその間違いがわかったのが
発車6分前、10:54だった…
!!!!!!!!!
駅構内図(上)のルートを猛ダッシュした!
エスカレーターも動く歩道も使わず、
人混みをかき分け、とにかく走った!
2020年代になって一番走った!
(絶対このルートは競技種目にできると思う)
YouTubeで実験している人がいた。
人生を賭けたダッシュの甲斐あってか
発車ギリギリに
特急わかしおに飛び込むことができたっ
ゼーゼー息をしながら
5両編成の列車の端から端まで通路を歩き
最後尾の指定席に腰を下ろした
頑張ったよ、54歳
エアコンの暖房、、、勘弁してくれ
前の席の網に挟んであるチラシを取って、
海浜幕張駅に着くまで扇いで過ごした。
わかしお7号に使われている
E257系の乗り心地が、とにかく良くない。
蘇我駅を過ぎてからは横揺れがヒドくなった。
天下のJR東日本さん、なんとかして!
お昼をまわった頃、大原駅に到着。
房総の海が見える海鮮定食屋さんへ
昼食を取るべく、
駅の改札の反対側へまわり、海をめざした。
15分ほど住宅地をトボトボと歩いて、
漁港にたどり着いた。
漁港の目の前にお店を見つけた。
釜飯の炊き上がりに25分。
火が消えるまで正直に待ちすぎて
おこげが焦げ焦げになってしまったが、
美味しくいただいた。
歩いてきた道を大原駅まで戻った。
ここからはいすみ鉄道に乗って上総中野まで行く。
途中、大多喜で下車して鉄印をもらう予定だ。
鉄道写真家・中井精也さんを発見
いすみ鉄道、
列車の速さが絶妙で、癒やされる。
速くもなく、遅くもなく、
心地イイ〜かんじ。
新田野駅に到着した。
ボーッと窓の外を見ていたら、
突然見たことのある男性が視界に入ってきた。
中井精也さんだ!
とっさのことで、
手を振ってみるとか
気の利いたことを何もできず。
目の前を過ぎ去ったところで後ろを向いて、
ギリギリ1枚画像に収めさせてもらった。
まさにこの列車に乗っていたのだ。
列車は大多喜駅に到着した。
ここで11分停車するので、
鉄印をもらい、駅を散策してみることにした。
ミッションクリア。
気持ち良く終点の上総中野駅へ。
小湊鐵道の代行バスに乗る
上総中野駅に到着した。
小湊鐵道は、
昨年(2023年)9月の台風13号にともなう大雨で被災した。
乗車した日も復旧工事のため、
上総中野〜里見間は代行バスによる輸送が行われていた。
小湊鐵道はリアルな生活路線だった。
途中2駅から高校生たちがたくさん乗ってきた。
鉄道会社の職員さんは
駅に着くたびにホームへ出て、
新しく乗ってくる乗客を確認しては、
列車が動き出すと切符の確認で車内をまわっていた。
常連のお客さんとは、
まるでお友達のように声を掛け合っていた。
五井駅に到着した。
五井駅からはJR内房線に乗って千葉駅へ。
千葉駅からは成田エクスプレスで一気に東京まで戻った。
最後は、この旅の冒頭で間違った
総武線快速用の東京駅地下ホームに戻ってきた。
サンキュー♥ちばフリー乗車券
今回はこのフリーチケットで旅をした。
JR東日本が出している
東京都区内〜千葉県内フリーエリアの
2日間乗り放題チケットだ。
昨年9月〜10月末の秋と、
今年1月〜2月末までの早春の時期に販売されている。
旅をスタートする場所によっては、
とてもオトクになる乗車券だと思う。
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