鉄印を集める旅|山形・福島・群馬編(2)
(1)はコチラから↓
米沢牛を食う。
米沢駅で下車した。
お昼を食べるための下車。
米沢でナニ食べる? 牛でしょ。
よくTVで登場する店が駅前に何軒かあったが、行き交う人の姿がない。
店に並ぶのを覚悟で来たので拍子抜けした。
でもそれはそれでありがたい。
駅前の牛鍋屋さんに入ることにした。
お昼の時間を含めた
米沢での滞在時間は1時間34分。
駅周辺に行ってみたい場所がない。
なので、ゆっくりと米沢牛を堪能した。
まだまだ時間はあるけれど、
米沢城跡まで行くのはちょっとリスキーだ。
駅周辺をぐるりと一周してみた。
ほとんど人間とすれ違わなかった。
どんよりとした冬の東北の空。
寒さが視覚的に攻めてくる。
はずなのだが、
満腹になった身体は
ポッポポッポと熱く火照りだした。
12月の山形を
ダウンの前をはだけて歩くことになるとは。
意味もなく連絡通路をわたり、
駅の反対側にも行ってみたが…
観念して売店のそばにあるベンチで列車を待つことにした。
ここからまた新幹線で福島駅まで戻る。
この区間は「特定特急券」(実質の自由席特急券)が適応できる。空いている席に座っていいよ、ただし指定券持ったお客さんが来たらどいてね、というものだ。
指定席特急券と比べて530円もお得。
えきねっとで購入するとき、
なぜかこの「特定特急券」の選択肢がない。
強制的に指定券での購入になってしまう。
手元にある指定席特急券を
乗る前に変更しようか迷った。
結果的には乗客が多かったので、
変更しなくて正解だったけれど、
えきねっとのシステムに関しては少しモヤモヤが残った。
(この旅の後半でもう一度、えきねっとについてボヤくことになる)
福島駅に到着した。
阿武隈急行、福島→仙台2時間の旅
福島駅からは阿武隈急行に乗る。
新幹線改札から遠い東口改札へと向かった。
今回の鉄印旅は2パターン考えていた。
阿武隈急行を下車した時点で
時間的、気持ちに余裕があれば、
一度帰宅して荷物を減らして臨もうと。
阿武隈急行を下車した時点で、
今日はここまでという時間になるなら、
宿泊して明日に備えようと。
それを決めるポイントが
福島駅の乗り継ぎだった。
山形新幹線15:14着で、
15:20発の阿武隈急行に乗るとは無謀だ。
この旅一番の目的である鉄印が買えない。
次の16:08発の列車に乗ることにした。
福島駅での54分待ちが決定した。
終着駅の仙台に宿を取った。
日常と同じような店ばかり並んでおり、
何が欲しいというわけでもなく、
ナニが面白そうだということもなく、
週末の街ナカで、
あてもなく彷徨い時間をつぶす難しさ。
時間があるうちに鉄印をいただいておこう。
福島〜仙台間、2時間の旅だった。
仙台へ着いた頃には、
すっかり暗くなっていた。
さっさとチェックインを済ませ、
ふたたび駅周辺へ。
仙台=牛タン
誰もが想像する凡庸な発想に基づいて、
夕食のお店を物色する。
入れるかよ、土曜日だよ。
並ぶのが嫌いなので、
整理券を取って
SMSで呼び出してもらうことにした。
そのまま駅のスーパーに行って、
地ビールと日本酒とツマミを買い、
「伊達の牛たん本舗」の弁当を仕入れた。
あなた、店で食べる気ないでしょ。
あの行列を見て、
店で食事する気が失せた。
何時に呼び出しの連絡が来るか、
待ち構えて笑っちまおう。
部屋で食事を終え、お酒もほどよく飲み、
浴槽にお湯をため始めた頃、
SMSに連絡が入った。
21:30。
無視せずきちんとキャンセルした。
明日は7:11発の新幹線に乗る。
2日目の旅(3)へつづく↓ よろしくお願いします。
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