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アイドルの自己プロデュースについて。

こんにちはおはようございますこんばんは。お休みなさい。desighning plus nine アドベントカレンダー12/10担当の村橋です。

これって本名でいいのか、なんかハンドルネームみたいなの作る方がいいのか。全くもってわかりません。教えてくれると嬉しいです。後の祭り感なんですけどね。ハンドルネームって何がいいんだろう。誰か、決め方虎の巻でも作って欲しいとこです。補足とかで。

ちなみに最初の画像は本編とは何も関係ありません。
僕が最近好きな歌手の認知を上げていきたいだけです。ぷらそにかというグループでよく曲あげてる、にしな、っていう方です。幾多りらも好き。にしな の声はめちゃくちゃ好きだし、あんまいないタイプなのでぜひ聞いてみてほしい。(長いので時間ない人とかは全然飛ばしてください)

そんなこんなで。始めます。僕は他のメンバーと違い、だらだらゆるゆるとしか文章を書けないんでクソのような長文ですがお付き合いください。今回はタイトルの通り

アイドルの自己プロデュースについて

で行こうと思います。ほんとは、共感覚が欲しい話とか、僕は東欧人に生まれたかった話とかもあったんですが、ゆるくなりすぎそうなので、直接聞いてください〜という感じです。適当にサラーっとゆるゆるーと読んでいただけると嬉しいです。あと、アイセックをやめる日に、

僕が一年間続けて、そして、今やめることにしたアイセック について。

を描こうかなって感じです。自分の中で整理したいのもあるし、アイセックが僕は好きでもあり嫌いでもあるので。
なんて感じでそろそろ書きます。

~目次~
0. 始めに
1.アイドルにはデザインが必要だ
2.具体例
 2.1. 西野七瀬(乃木坂46)
    2.2. 秋元真夏 (乃木坂46)
    2.3. 斎藤飛鳥 (乃木坂46)
3. まとめ


0.始めに

読んでるみなさまがどれくらい僕のことを知ってるのか僕はつゆしらずって感じなんですが、僕は坂道アイドルが2016の11月くらい?からかなり好きで、イベントとかには全くいかないものの、ネットにある動画と数冊の写真集をみて、ささやかな応援をしています。

見始めたのは完全に友達の影響ですし、それまでアイドルのことを舐め腐ってましたし、もっともっと古参の方もいらっしゃる中で、新参者にこんな記事を書かせてもらっていいかわかんないのですが、僕なりに書いていこうと思います。
僕はちょっと変態おじさんなので分析とかまでしちゃうのも大好きなのです。それについて書いてこかなって感じです。

1. アイドルにはデザインが必要だ

まず、アイドルを定義していきたいと思います。(諸説あります)
僕は、アイドルを

「容姿、言動、パフォーマンス、身なり、仕草」を時間の経過による「成長」とともに楽しむコンテンツ

とここでは定義します。コンテンツの消費は様々ですし、近年は消費者の多様化(例えば乃木坂お姉さんたちの活躍により、若い女子からの人気がかなり上がったりしている)もあるので一概には言えませんが、特に初期の頃はかなりここにフォーカスするのではないでしょうか。

アイドルにおいて、初期というものはかなり重要です。そして、そこがアイドルの特徴でもあります。だって、デビューもしていない、まだ曲もない、まだ何も成し遂げていないどころか、お互いのメンバーすら知らない、たかだか中学生高校生の少女に冠番組が地上波で放映される、そういうのはあまりないでしょう。しかし、そこで少女たちが
・必死にチームビルディングをして
・必死にパフォーマンスをして
・必死にファンを作ろうとする
そして、まだ目が出るかもわからないけど投資して応援したファンからのおかげで、グループとしての成長が成り立ちます。ちなみに、これは日本の女性アイドル特有かもしれません。韓国のBLACK PINKとかは明らかに"完成品"ですよね。乃木坂が勝てる日は来るのか。

そしてグループとしてのイメージ、メンバーの一人一人のイメージは、ここで形成されていきます。

このイメージ(メンバーなら"キャラ")はかなり重要です。
今のアイドル業界は、坂道グループが好調ですが(僕の偏見かもしれない)アイドルは、この世の中で有り余っています。(どっかのサイトによれば歌があるグループでも500をゆうに超え、アイドルに近しいグループは1000を超えるだとか)その中で勝つには、顔面偏差値もあるでしょうが、かなりのブランディングが必要でしょう。
例えば、乃木坂の"清楚"とか欅坂の"社会への反発"みたいなところはわかりやすいですよね。けやき坂の"ハッピーオーラ"とかは浸透してるのかちょっと怪しいな。(ブランドイメージは僕の印象です。非公式。)

その上、メンバー内では熾烈な"ポジション争い"がうまれます。(ばちばちしてるかは別として)これは、センターだのアンダーだのもありますが、それよりも

" どんなキャラを確立するか"です。

これは非常に大事です。例えばバラエティー番組に呼ばれたとしましょう。しかし、MCは彼らのマネージャーではないので、誰がどうとかまではわかんない、つまり正直区別は"ない"に近しいんです。だから、誰に話を振ればいいかもわかんない。しかし、ここで何かわかりやすい「特徴」ないし「キャラ」があれば、MCも振りやすい。そして認知も上がる。

これだけではありません。アイドルは様々な"キャラ"があるとして、それは真に彼女たちの性格の反映なのでしょうか。非常に疑わしいわけです。だって、「アイドルを志願する」というかなりエッジが効いている共通点を持つ彼女たちの性格が綺麗にガウス分布なりポアソン分布なりを描くとは思えないじゃないですか。
では、彼女たちは「偽って」いるわけです。大なり小なり。だから、限界がきて辞めちゃう子も、キャラクターが転々としちゃう子もいる。
例えば、乃木坂の顔になった白石麻衣の初期の自己紹介なんて、彼女の一種の黒歴史になっています。ちなみに、彼女はこの頃からルックスでずば抜けていた。つまり、悩みも迷いもうまれにくかったはずです。難しさが伝わるでしょうか。


つまり、"どんなキャラを掴むか"は、青春をアイドル活動に捧げる少女たちにとっての生命線と言えるでしょう。

ここでこの章の冒頭を振り返ります。アイドルとは

「容姿、言動、パフォーマンス、身なり、仕草」を時間の経過による「成長」とともに楽しむコンテンツ」

つまり、その中でいかに「キャラをデザインするか」これは、自分の全てのアイドル活動を、過去と現在と未来の流れを考えてデザインするわけです。

例えば、普通のデザインと比べると
・クライアントからの要望→運営の方針、ファンの要望
・費用や物理的な制約→もともとの顔やスタイル、自分の一芸やパフォーマンスに対する才能
って感じです。てな感じで、僕はアイドルは"デザイナー"(かなり広義)だと思います。腕がいいかとかは別問題です。(上手い人は勝ち抜けるよ)

  さてさて。具体編に行こう(ここまで読む人いるのかな)

2.具体例

これは、
1.現在の立ち位置(一言でうまく表せられないことも多い。あくまでこれはぱっと見のイメージであって、実情とは違ったり)
2.彼女の初期能力
3.外部要因(運営の方針がメインかな)
を軸に書きます。

2.1. 西野七瀬(乃木坂46)

彼女は有名ですよね。認知度もありますし、僕の推しでもあるので、長めです。
彼女は、結果的にかなり優秀な"デザイナー"です。

1. 儚い、清楚、おしゃれ(non-noモデル)、透明感、謙虚、気が弱いけど強さも(要するに、いい感じ)、人懐っこさ、爬虫類好き など

2. ギャル風の初期、勉強は苦手、顔の整い具合は乃木坂では中位から上位、スタイルはかなり良い、おしゃれ、気は弱い、芯は強い、泣き虫 など

3. 8枚目のシングル「気づいたら片思い」でセンター、マカオでバンジージャンプ役、ファンからの握手会人気、伸び悩む初期

大事なとこは太字です。

・伸び悩んだ初期
彼女は初期の頃は「人気メンバー」の地位は少なくとも築いていませんでした。泣き虫キャラって感じです。初期はそのキャラに反してギャルっぽさあるし。まあ当時はAKBの時代でそういうのが流行ってはいましたが、ブランディングに統一感がありません。これは良くない。

今とは全然印象違いますよね。

・転機
彼女がその後努力で勝ち取ったのは"おしゃれさん"というキャラクターです。のちにはnon-noモデルになったり。これは、彼女による意図的なブランディングだったと思われます。スタイルいいと服も映えますよね。あとこの辺からだんだん化粧の感じを変えていって、かなり柔らかい雰囲気になります。下の写真は上の写真の時から1年半後。乃木坂の"清楚"っていう方針でだいぶ雰囲気変えてますよね。これは今の立ち位置を築くのにかなり大事だった。

あと、この頃から握手会での人気が膨れ上がります。僕は行ったことがないのでわかんないのですが、彼女なりに努力をして地位を確立するために土俵は固まっていきました。

彼女は今、格別「神対応をするメンバー」という立ち位置ではないとは思いますが、「ファンからの人気」はアイドルのブランディングの成功に不可欠なので(支持者がいないと始まらないよねって話)大切だったわけです。あとは、積極的に変わった好みは披露してました。爬虫類とか太った鳩とか。こういうのあると、後々テレビが呼びやすいですよね。ファンからもイメージがつくし。こういうのが地味に効いてきます。

そんなこんなで8枚目のセンターに選ばれます。のちに本人も話していますが、この曲の曲調そしてPVが彼女の"儚い"イメージを確固たるものにしました。そして、この儚さをまとえる存在って希少です。これで彼女のブランディングが固まったといっても過言ではないと思います。

実はその前から泣き虫キャラではあり、気が弱い印象が付いていたのはうまく働きました。(これが、本人の性格を生かすための運営の策略かはわからない)それに加えて、彼女はそういう雰囲気を作り出すのがものすごく上手いのです。言い換えるならば、佇むだけで、雰囲気だけで「絵になって」しまう。そういう雰囲気を作り出す事ができる。

例えば、、これは当時西野白石と人気を三分していた橋本奈々未の卒業シングルのPVなんですが、冒頭、西野七瀬のカットが5秒程度も続きます。

このカットがこれだけ続くって、普通に考えてすごいですよね。その場の雰囲気を自然にいるだけで表現できるっていう。

先ほど、"泣き虫キャラ"でうまく行ったと書きましたが、ただの"泣き虫キャラ"を卒業したのが今の西野七瀬を作っているのも確かです。

これは、彼女のブランディングというより、運でした。

この曲のヒット祈願として彼女が世界で最も高いバンジージャンプを、泣きながらも幸か不幸か行うのが西野七瀬になったのです。そして彼女は泣きながらも実行。これはファンの中には"芯の強さがある"という印象を、そして本人には"自信"を与えたと考えていいと思います。そう本人も言ってますし。

そのあとは、彼女は今では乃木坂で最も多くセンターを務めた大エースに成長しました。もちろんここでも色々あったけど今回は初期にフォーカスしたい。(自己プロデュースにフォーカスしてますから)

まあかなり端折ってるんですけど、長いし、この辺で。ということで

西野七瀬は"儚い中の芯の強さ"というキャラクターを、運営による方針と、運と、そこに答える西野七瀬の実力と、それまで本人が築いてきた下地、によって完成させた、って感じです。

ということで。次に。

2.2  秋元真夏(乃木坂46)

彼女はなるべくして今のポジションになった、実力派の"デザイナー"です。

1. あざとい、バラエティー枠、いじられ役、ドジっ子、秀才、ぶりっ子、頭がでかい、料理上手。などなど。多いね。

2. 途中参加ながら、いきなりの福神メンバー抜擢(いいポジションをもらったって事です)

3. 容姿でのディスアドバンテージ、高い社交性、気の強さ、性格の良さ

彼女は、いきなり休業し(学業関連)4枚目で復帰します。そしていきなり福神メンバーに入るなど、かなり急に注目を浴びるようになった存在です。その点、唯一と言っていいアドバンテージがありました。プロデュースにおいて、純粋に露出回数はもろに効いてくるので、これはかなり重要です。

しかしながら、重要なのは彼女は完全に自分の今のキャラクターを確立しに行ったことです。バラエティー受けするような行動を研究し、自分のキャラは自分がどんな行動をとったら確立できるかというところを確実に行いました。

これは、彼女が頭が良いからできたことでしょう。しかし、それだけではないかな、と僕は思います。

それは彼女のメンタルと、人柄の良さと、自己分析力が可能にしました。
というのもそんなこと露骨にしたら、他のメンバーから反感を買うのは当然です。いきなりきて、いきなり抜擢されて、あからさまなことしまくったら当然です。コミュニティーもできたあとですし。しかし、それでもやり続けたのは彼女のプロ根性とメンタルの強さですし、今メンバー誰からも愛に溢れたのは、彼女が人間として立派だったから、と聞いた事があります。

そして、彼女はキャラ設定も巧みです。自分がいじられキャラになるように、あえてスタイルの悪さが目立つようなことをしたり。作戦をしっかり立てて、実行する力があったんですよね。しかし、それだけではなく、"そこなら勝てる"ことがわかっていたのだと思います。

例えば、綺麗なモデルのおしゃれさんキャラはたとえなりたかったとして、果たしてなれたでしょうか。多分無理でした。彼女はそれを避けました。

でも、彼女は本当に頭が良くて。あえてそのキャラをしようとするんです。で、メンバーから突っ込まれる。注目は浴びるし、ドジっ子キャラもつく。つまり、普通の一つ上の方法でキャラクターを確立していきました。

今はメンバーのなかで最もバラエティーに呼ばれる一人であり、冠番組の中でも圧巻の存在感を見せています。キャラがわかりやすいと、アイドルはいい事たくさんです。

彼女のことを計算高いとも言えますが、しかし、彼女はあくまでプロとして、自分の強さや弱さをわかった上で、その場の条件をうまく生かして成り上がった本物のデザイナーだと思います。本当秋元真夏先生すごい!全然推しではないですけど尊敬です。

2.3. 齋藤飛鳥(乃木坂46)

書こうと思ったのですが、力尽きたので気になった方がいたら質問か直接で対応します。


3. まとめ

僕がそもそも伝えたかったメッセージは、"アイドルはデザインをしている"ということです。具体例については反対意見もあるとはおもいますが、あくまで「諸説ある」ってことでゆる〜く楽しめたら嬉しいです。

僕も自分自身をブランディングしようかとか思った事あるんですが、僕はあまりに実行能力がないのでやめちゃいました。アイドルってすごいよね!