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【旭川⑤】

 人口の推移ってのを眺めていたら、旭川市の人口ってここ30年で4万人ぐらい減ってるんだよね。
 4万人ってすごい数字だ、草野球とW杯ぐらいの差がある。あのB'zでさえもライブ会場からもし4万人いなくなったらウルトラソウルだけ歌って帰ると思うよ。ウルトラソウルだけは歌うよね。
 真面目に例えるなら4万人ってのは富良野、中富良野、上富良野、南富良野、美瑛、全部足した人口と同じかそのぐらいなんだよね、30年でそんだけ減ったって思うと震えるよね。
 なのに隣の東川町は全国でも珍しく人口が微増してるのが面白い。立地に文句言ってる飲食店の気分になるじゃん、でも隣のお店はちょっと流行ってるみたいな。

 今の人口をキープするためにはどうしたら良いだろうか、日本全体で人口が減少しているから増加は現実的ではないとして、減らさないためにどうするか、いや減少するのがあたりまえなんだから消滅しないためにどうするかってのが本当のリアルか。
 若者たちが高校を卒業して都会に向かうと、必然的に地方には高齢者だけが残される。大学があるか、若い人たちの就職先があるかってのが重要になってくる。
 ウィンタースポーツの専門学校とかあれば良いよね、夏はスケボーとかブレイクダンスを習えるようにして。高齢者はオリンピック大好きなんだからそこには税金使えるでしょう。
 それとホスピタリティの専門学校。以前にも書いたかもだけど、これから日本風の『おもてなし』は有料で習うものになる。つまり外国人にホスピタリティを教えてそれで稼げるようになる。
 今までは日本のサービスや接客の質って良いのがあたりまえだったじゃない。それを売るのも良いし、そこまでの過程を売るのがもっと良いと自分は思っている。
 例えば『旭川ホスピタリティ専門学校』の卒業生なら受付でレストランんのホールでもなんでも高いクオリティで出来るからどこのホテルも欲しがる、そんな学校。
 この先、一般のレストランや飲食店に質の高いサービスなんて必要なくなる。逆に富裕層は質の高いサービスを求めるが、そもそも北海道には富裕層を相手にできる人が少ない。じゃあ育てて売り出そうって魂胆さ。
 生徒は日本人である必要もないしね。世界中から集まってくるよ、『日本でサービスの勉強をした』って経験は世界に通用するからね。
 ブラジルからの留学生って聞いたら絶対サッカー上手いとみんなが信じてしまうようにね。

 面白いことを仕掛けようよ。


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