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【#7】Insta映え”ない”料理の写真

(※追記しました)ペスト・ジェノベーゼ。正しくはジェノベーゼではなくペスト・ジェノベーゼ、もしくは、ペスト。ジェノベーゼだけだと”ケチんぼ”という意味になるんだそう。他にもカッペリーニではなくカペッリーニだったりという余談はやめて、まばゆいInstaの写真たちはつまるところ結果物で、どうやって作られるかを知りたければTastemadeで、ということになる。

大切なプロセスは必ずしもInsta映えしないので世に出でないし、世に出さないから撮らない、ということになる。パスタソースを買のなら関係のない話だけど、おうちでペスト・ジェノベーゼを作るなら、過程は一発ではInstaで探せない。

この写真は、ある日スーパーにて、安いので出張シェフするときのために買ってみたクックパッドのプライベートブランドの手回しチョッパーに具材を入れた図そのもの。写真として美しいとかあまり関係のない製造過程。フレッシュなバジリコと松の実と、ニンニクとパルメザンチーズ。これを回して細かく、まさにペストにすればOK。

プワァーン!と鼻にアタックしてくるバジリコの香りが、市販のパスタソースとは別格、アリアナ・グランデと岸壁の母くらい違う。あえて言おう、市販のパスタソースは旨い。企業努力の塊が美味しくない訳がないと手放しで言おう。だけど香りの立ち方に関しては”ついさっきまで枝にくっついてたバジリコ”に戦いを挑むほうがおかしい。もし市販品の方が香り立つのであれば、それは香料なのでは?と勘ぐる。

買ったけど結局使ってませんランキング1位がホームベーカリーだという説があるけど、家にチョッパーやフープロが”眠っている”のなら、今夜はすこし太めのリンギーネあたりを使って、ペスト・ジェノベーゼにしてみませんか。

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